【ダイエット・高たんぱく商品リニューアル!】「お客様の声が挑戦を後押し」栄養と美味しさを追求し続ける、FIT FOOD HOME研究者が語る想いとは

目的や好みにフィットしたお食事を冷凍で届けてくれる宅配食ブランドの『FIT FOOD HOME(フィットフードホーム)』。

このたび、高たんぱく・低脂質な食事を手軽に食べられると人気の「おかずプレート 高たんぱく」と、
昨年ダイエットフードに革命を起こした「ダイエットプレート」が新しく生まれ変わりました。

どんな形に生まれ変わったのか、栄養設計への徹底したこだわりなどを、株式会社AIVICK 栄養R&D責任者兼取締役の谷村 徳二さんにお話を伺いました。

谷村さんは、まさに”栄養博士”であり”栄養オタク”!
一見柔和な表情と人柄からは想像できないほど、栄養や商品に関して厳しい目で日々向き合っている姿に思わずぐっと引き込まれてしまいました。

FIT FOOD HOMEの食事を支える、栄養メソッドへのこだわりとお客様に寄り添う想いに迫りました。

他では決して真似できない、計算し尽くされた鶏ハムの完成度


(写真:株式会社AIVICK 栄養R&D責任者兼取締役 谷村 徳二氏)

━━それでは、谷村さんよろしくお願いいたします。

谷村:よろしくお願いします。いつもは富山にある自社工場で、日々栄養メソッドの開発に取り組んでいます。

━━今回、トレーニングをしている方や妊婦さんなどたんぱく質を積極的に摂りたい方に大変好評の”高たんぱく”シリーズが「鶏ハム」をメイン食材に生まれ変わったとお聞きしました。
FIT FOOD HOMEならではのこだわりなどはあるのでしょうか。

谷村:皆さんご存知の通り、鶏肉は高たんぱく・低脂質の代表格とも言える食材です。
しかし、鶏肉はどうしても加熱しすぎると硬くなってしまう性質があるため、調理には工夫が必要です。特に脂身の少ないムネ肉はパサパサになりやすいですよね。
そこで、FIT FOOD HOMEは調理方法には細心の注意を払い、手間をかけて丁寧に作っています。
まず、鶏肉をしっかりと出汁に漬け込むところから始まります。パサつかないだけでなく出汁の旨みがしみ込むため、鶏肉自体にも味が付くという利点もあります。

━━たしかに、自宅で調理すると鶏肉は硬くなってしまいますね。出汁に漬け込むというのは思いつきませんでした!
他には工夫していることはありますか?

谷村:出汁に漬け込んだ後、スチームコンベクションオーブン(熱風や蒸気を対流させて調理する業務用加熱調理機器)で、食材の中心温度が75℃になるまで低温でじっくり約45分かけて加熱します。
この方法を「芯温調理」というのですが、ゆっくりと低温で熱を加えることで、細胞が急激に収縮することによる水分の流出を防ぐため、パサパサ感や硬さもなく驚くほどしっとり、ふっくらした鶏ハムになります。
また、低温調理は食感を損なわないだけでなく、熱によるビタミン類の失活を軽減したり、水分といっしょに流出する水溶性ビタミンB群、ビタミンCやミネラルの確保にも一役買っており、まさに一石二鳥、いや三鳥以上です!

━━こだわり抜いた調理法で、美味しさと栄養素の両立をここまで実現しているとは驚きです!実は今回試食させていただいたのですが・・・正直完敗です(笑)
自分では作れないこのプロクオリティはさすがFIT FOOD HOMEだと感じました!
こんなにしっとりしているのは驚きですし、旨みが凝縮されているので鶏ハム単体でも美味しく食べられました。

谷村:鶏ハム自体が美味しいこと、これが大前提なのでこだわりました。
また、鶏肉はその淡白な味ゆえにどうしても味付けがワンパターンになってしまいがちなので、上にかけるソースも世界各国の料理から厳選し、鶏ハムとベストマッチな味をFIT FOOD HOME流に作り込んだ自信作です。

━━毎日食べても飽きない豊富なバリエーションは嬉しいです!
トレーニングしている方にとって、栄養だけでなく毎日の食事が楽しみになることは、モチベーション維持に最も大切なことの一つと言えますね。

優秀食材「ダール」へのこだわりと食べにくさのハードル

━━今回、ダイエットプレートもリニューアルするとのことですが、そもそもご飯の代わりになっている「ダール」とは何でしょうか。

谷村:ダールとは、主にインドで食べられている豆類を使った料理のことです。
日本では”緑豆(りょくとう)”とも呼ばれる「ムング豆」をベースにしているのですが、実はこのムング豆、栄養的に非常に優れた食材なんですよ。
白米に比べてたんぱく質は4倍、食物繊維は30倍、ビタミンB1は9倍、ビタミンB2は11倍、カルシウムは20倍、マグネシウムと鉄は7倍・・・と驚くほど豊富な栄養素があるにもかかわらず、糖質は白米の40%カットで低糖質です。
ダイエット中はどうしても栄養素が偏りがちですが、しっかりと栄養がとれること、さらに植物性たんぱく質で腹持ちもよく、食物繊維で腸活にもよいということで、健康的なダイエットにはこれ以上の食材はないのではないかと思います。
糖質制限ダイエットで白米を控える方もいらっしゃいますが、白米の代わりにダールを食べることで、満足感を保ちつつプラスの効果が大きいのがポイントです。

━━豆ってそんなに優秀だったんですね!正直、豆にダイエットのイメージはありませんでした・・・
そこに目をつけた谷村さんは、”栄養オタク”、いや”栄養博士”っぷりを発揮されていますね! (笑)
ところで、これまでのダイエットプレートでもダールプレートはあったと思うのですが、なぜ今回リニューアルに至ったのでしょうか。

谷村:自信を持って作ったダールプレートだったのですが、日本ではあまり豆をメインに食べ慣れないということもあり「ポロポロとしていて食べにくい」「最初はよいがだんだん飽きてしまう」といった様々なご意見やご感想をいただきました。

━━そうですね。豆を主食にというのは日本では馴染みが薄いかもしれません。白米のもっちりした食感に慣れているとなおさらですよね。

谷村:たしかに、白米に比べて水分も少ないためそのままだと食べづらい。また、豆自体にも味を付けてはいましたがその食感と相まって味が絡みにくいという壁にぶつかりました。
しかし、この優秀なダールをどうにかしてみんなに美味しく食べてもらいたい!無理なダイエットをする人を少しでも減らしたい!その一心で改良を始めたんです。

失敗からの逆転劇 お客様の声を糧に

━━いくら栄養的に優れているといっても、「食べにくい、味に飽きてしまう」というのはダイエットを続ける上でハードルになりますね。
具体的にはどのような点を改良したのでしょうか。

谷村:まず、「食べにくい」という問題を解消するにはどうしたらよいかを考える中で、そもそもの原点に立ち返ったんです。
ダールが食べられているインド南部では、元々ダールにカレーをかけて食べている。それならかけたらいいじゃないか、と。盲点でしたね。
カレーのようなとろみの付いたソースを上からかけることで、パサつきがちなダールとソースがまとまりポロポロせず、格段に食べやすくなりました。
また、味もよく絡むため満足感も大幅にアップしました。むしろいろんな味に馴染むので、白米よりも食べやすいと思うほどですよ。
まさに、主食としてご飯代わりに食べられる形に辿り着きました。
ソースの味のバリエーションも、ダールや食材と最も合う組み合わせを研究し、和洋中・アジアなど世界各国の料理をもとに選び抜きました。今後もどんどんラインナップを増やしていく予定です。
普段地道に研究開発を行っているとどうしても一部分しか見えなくなってしまいますが、今一度商品を見つめ直すきっかけとなりました。お客様のご意見あってこその今回の改良だと思っています!

━━「よいものをお客様にベストな状態でお届けしたい」という谷村さんの想いを、お客様の声がさらに高めてくれたんですね!
他に改良された点はありますか?

谷村:ダイエットしている方は、食事の他にも運動など気をつけることがたくさんありますよね。なので、食事はできるだけ手軽に、でもしっかりととっていただきたい。
ですが、従来のダールプレートだけだとボリュームや満足感にやや欠けるという部分もありました。
そこで今回、ダールにしっかりと食べ応えのある鶏肉をプラスしています。その上からソースをかけているためレンジで加熱した際にも乾燥せず、味とボリューム感の両面で満足感をアップさせました。
また、栄養面でもしっかりとチャージできるよう、低糖質、低カロリーを保ちながらも、たんぱく質も1食あたり30g程度と一日のおよそ3分の1を補える栄養設計にしました。
1食として置き換えても十分に満足できるワンプレートとなっています。

━━健康的なダイエットには欠かせない食事管理を、手軽に美味しくできるというのは非常に嬉しいですね!
食べやすさと味、栄養素のバランスをここまでこだわり抜いて作られたダイエットプレート、ダイエットをしていなくても食べてみたくなりました!

最後に

谷村さんは独自の栄養メソッドを研究をされているということで、もっと厳格なイメージだったのですが(もちろん栄養に関しては厳しい目でチェックされています!)
そのあたたかい語り口から、商品だけでなくそれを食べてくださるお客様にも深い愛情を持って日々研究に取り組まれているのだなと感じました。

「顔は直接見えないけれど、これからもお客様の健康と笑顔のためによりよい商品づくりを行っていきたい」という谷村さんの想いとともに、今後もFIT FOOD HOMEの進化に期待したいです。