【災害に備える】子どもが食べやすい非常食を選ぶポイントとは?

災害への備えの一つとして「非常食」の準備があります。小さなお子さんのいるご家庭では、子どもが食べやすい非常食を備えなければなりません。

非常食はふだんの食事とは違い、調理不要のものや簡単に調理ができるものが適しています。ところが、缶詰などの非常食は子どもが日常で食べる機会も少なく、苦手なお子さんも少なくありません。

パパやママの中には「子どもが食べてくれる非常食は?」「非常食ってどんなものがある?」といった疑問がある方もいるでしょう。

この記事では、子どもが食べやすい非常食について紹介します。さらに、非常食を選ぶポイントもお伝えするので、非常食を選ぶ際の参考にしてみてください。

 

非常食はどれぐらいの備蓄が必要?

非常食は、大規模な災害が起きた場合に備えて、最低でも3日~7日分の非常食を備蓄しておきましょう。大規模災害が起きると水道、ガス、電気などのライフラインが停止することが予想されます。そのため、非常食には調理が不要または手軽に調理できるものを準備しましょう。

準備しておきたい非常食の目安は次の表の通りです。(大人1日分)

  1. ◻︎ 水   3L
  2. ◻︎ 米   2kg
  3. ◻︎ 乾麺 (パスタ・うどんなど)  1袋
  4. ◻︎ 肉・魚・豆などの缶詰   5缶
  5. ◻︎ 缶入りパン   1缶
  6. ◻︎ アルファ米(レトルト)   7パック
  7. ◻︎ カップ麺   1個
  8. ◻︎ レトルト(カレー・パスタソース・牛丼の具)   2パック

 

ローリングストックによる備蓄

ローリングストック

ローリングストックとは、災害時の非常食を循環させながら備蓄する方法のことです。ふだん食べている食料品を少し多めに購入しておき、古いものから順番に食べ、食べた分はまた新たに補充して備えます。

 

ローリングストックの利点

・賞味期限切れによる無駄がなくなる

・災害時でも慣れた食べ物が食べられる

地震などの自然災害はいつ起きるかわかりません。そのため賞味期限があるものはローリングストックによる備蓄がおすすめです。ローリングストックによる備蓄では、「いざ食べようと思ったら賞味期限が切れていた」というような思いがけないミスがなくなります。

また、災害時でも慣れている食事が食べられることで、災害による不安やストレスが和らぎます。食料品だけではなく、日用品や常備薬もこの方法でストックしておくといいでしょう。

ローリングストックについては、こちらの記事でもご紹介していますのでご覧ください。

 

非常食を選ぶポイント

非常食を選ぶときのポイントは

  1. ・長期保存できるもの
  2. ・調理が不要または手軽なもの
  3. ・食べ慣れているもの

順番に見ていきましょう。

 

長期保存できるもの

いつ起きるかわからない災害への備蓄は、長期で保存できるものを選ぶことが大切です。前の章で紹介したローリングストックを実践し、定期的に賞味期限を確認しておきましょう。缶パンなどの非常食用の商品は、たいてい5年の賞味期限になっています。

 

調理が不要または手軽なもの

災害時には生活インフラが停止する可能性があります。調理が不要なもの、またはガスコンロや水道・電子レンジなどを使わずに調理ができる食べ物を備えておきましょう。

生活インフラの停止が長期化することを想定し、カセットコンロとガス缶を準備しておくと安心です。簡単な調理ができるだけでも、食事のバリエーションが広がります。

 

食べ慣れているもの

ローリングストックでの備蓄では、ふだんから食べ慣れているものを非常食として準備することになります。ふだん食べ慣れている食事を用意することで、災害時のストレスが緩和されます。

また、食べ慣れた食品をストックしておくことで、家族のアレルギーや食事制限にも配慮した食べ物が準備しやすくなるでしょう

 

子どもでも食べられる非常食

非常食の中には、缶詰類のように子どもにとっては食べにくい物もあります。ここでは、子どもでも食べられる非常食を紹介します。

 

アルファ米

アルファ米は炊いたご飯を急速冷凍した保存食です。長期保存が可能なことやお湯または水を加えるだけで食べられるといった特徴があり、災害時の非常食として利用されています。

アルファ米は白飯だけではなく、わかめごはん、ドライカレー、おかゆなどバリエーションが豊富にあるため、子どもも飽きずに食べられます。

 

缶パン

缶に入った長期保存ができるパンも、様々な種類があるので飽きません。5年間保存ができる缶パンは、開封後すぐに食べられ、手軽に栄養を補給できるため非常食として置いておくのにおすすめです。~~~は子どもにも人気です。

 

カレー

レトルトのカレーの中には、温めが不要なものもあります。非常食には、温めずに開けてすぐ食べられるカレーがいいでしょう。カレーはたいていの子どもが好きなメニューで、日常生活での消費もしやすくローリングストックでの備蓄が可能です。

 

パスタ

パスタはあえるだけで調理ができるパスタソースを準備しておくと便利です。カセットコンロがあればパスタを茹でられるので、ソースに缶詰の具をうまく組み合わせて作ってみましょう。

子どもがふだん食べたことのある、お気に入りのパスタソースがあれば準備しておくといいですね。

 

おやつ

長期保存ができるおやつには次のようなものがあります。

◼︎江崎グリコ「ビスコ」保存缶

保存期間が5年の缶に入った定番人気のビスコ

◼︎ギンビス「たべっ子どうぶつ」

こちらも子どもが喜ぶおやつです

 

◼︎井村屋 えいようかん

5年保存可能です。ようかんは栄養価が高くでエネルギー補給に最適。

 

 

災害に備えて子どもも食べられる非常食を準備しよう

災害時に備えておきたい非常食を紹介しました。災害時の食事は、子どもにとって非日常の食事です。慣れない環境にストレスを抱える子どももいるでしょう。なるべく普段食べ慣れている食事を準備してあげることがポイントです。

そのほか、非常食を選ぶときのポイントには、

・長期保存

・調理不要または手軽

これらのポイントを意識して選ぶといいでしょう。

備蓄の方法はローリングストックがおすすめです。

大規模な災害が起きたときを想定して、3日~7日分の備蓄をしておきましょう。

赤ちゃんがいるご家庭は、こちらの記事も参考にしてみてください。

 

 

 

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