小学生の読書感想文にはどの本がいいの?学年別におすすめを紹介!

「何を読ませてあげたらいいんだろう…。」

 

小学生の夏休みに必ずと言っていいほど出る宿題、読書感想文。 

「どうせなら面白い本を読ませてあげたいけど、どんな本がいいのか分からない!
といった悩みを抱えている親御さんも多いのではないでしょうか? 

確かに、子どもが興味を持ちそうな本を見つけるのは、なかなか難しいですよね…。 

でも、安心してください。 

ここでは、小学生の読書感想文におすすめの本を、学年別に紹介しています。 

少しでも、皆さんのお悩みを解決することができたら幸いです。 

 

【低学年向け】読書感想文におすすめの本 「おちびさんじゃないよ」 

「おちびさんじゃないよ」 

マヤ・マイヤーズ ぶん へウォン・ユン え まえざわあきえ やく 

2024年度青少年読書感想文全国コンクールの課題図書に選ばれた本作は、文章を読むことに抵抗感を感じているお子さんにおすすめの作品です。 

主人公のテンちゃんは、学校に通う小さな女の子。 

ある日、新しく転校してきた小さな男の子マル君に、体の大きないじめっ子がいじわるをしました。それを見たテンちゃんは、居てもたってもいられず、マル君を助けるために、勇気を振り絞っていじめっ子に立ち向かいます。 

 

見どころは、テンちゃんがいじめっ子に向かって大声で「わたしはちびじゃない!」と言うシーン。身体が小さいからといって、それがその人の全てではありません。 

身体の大きないじめっ子に立ち向かう主人公の勇気と行動力は、お子さんの実体験と重ね合わせて読むことができるはずです。 

 

 

【低学年向け】読書感想文におすすめの本② 「はだかのおうじさま」 

「はだかのおうじさま(ウトピアおうこくのおはなし)」 

くすのきしげのり 作 澤野秋文 絵 

(引用:Amazon

世界の著名な童話を、少し違った視点から描きだすシリーズ「ウトピアおうこくのおはなし」の第2弾となる本作。 

ある日、お城にやってきた二人の仕立て屋が「おうさま、ごらんください! このすばらしい布を!」と、どこかで聞いたことのあるような嘘を言い出しました。しかし、本作では王様もお妃様も家来も、誰一人として騙されません。 

しかし、王子ただ一人だけは「ほんとうだ。なんて美しい布なんだ!」と、仕立て屋のことを信じている様子。 

このまま、王子は恥ずかしい格好をしまうのでしょうか…? 

 

いつもとは違う、少し変わった本を読みたいお子さんにおすすめの作品です。 

 

 

【中学年向け】読書感想文におすすめの本③ 「耳の聞こえないメジャーリーガー ウィリアム・ホイ」

「耳の聞こえないメジャーリーガー ウィリアム・ホイ」 

文 ナンシー・チャーニン 絵 ジェズ・ツヤ 訳 斉藤 博 

(引用:Amazon

中学年になると、運動能力の発達に伴ってスポーツや部活をする子どもが多くなります。そんなスポーツをはじめたばかりのお子さんにおすすめしたいのが、 2017年度の読書感想文全国コンクール中学年向け課題図書にも選ばれた本作。 

 

時代は1890年代のアメリカ、メジャーリーグ。 

今では当たり前のように行われている「アウト」「セーフ」といった審判のポーズ、チームで作戦を伝え合う「サイン」が発明されたのはこの時期なのですが、その成立に大きく関わった選手がいます。 

名前は、ウィリアム・ホイ。彼は聴覚障害を抱えていましたが、周りの助けを借りて、他の選手と同様、あるいはそれ以上に良い活躍を見せていくのです。

 

身体の大きさや障害といったハンデを、周りが取り除くことができれば、その選手は諦めないでプレーすることができることを教えてくれる作品です。 

 

 

【中学年向け】読書感想文におすすめの本④ 「小さなスプーンおばさん」

「小さなスプーンおばさん」 

作 アルフ・プリョイセン 絵 ビョーン・ベルイ
訳 大塚 勇三 

(引用:Amazon

過去にはNHK総合テレビでアニメが放送されたこともある有名作品です。 

いつもスプーンを首からかけている主人公の「スプーンおばさん」は、ある時、急に小さくなったり、また元の大きさに戻ってしまったりする変わった体質の持ち主。 

しかし、小さくなっても物怖じせず、仲間の動物たちと力を合わせて困難を解決したり、何か困っている人を助けたりと、その活動力と明るさで多くの人を笑顔にしていくのです。 

 

日本ではアニメ版が有名ですが、英語圏では児童文学の名作として、多くの人から愛されている作品でもあります。
168頁と、中学年の子どもにとっては少し長めの作品ではありますが、分かりやすい情景描写とテンポの良さで、どんどん読み進めたくなるはずです。 

 

 

【高学年向け】読書感想文におすすめの本⑤ 「魔女の宅急便」 

「魔女の宅急便(第1巻~)」 

作 角野 英子 画 林 明子 

 

(引用:Amazon

宮崎駿監督によるアニメ映画版も有名な本作ですが、原作もまた、児童文学の名作として評価されています。  

主人公の魔女キキは、「13歳になったら、修行のためよその町に独り立ちしなくてならない」というしきたりに従い、相棒の黒猫ジジと共に新たな生活を始めます。 

しかし、新生活にはトラブルがつきもの。降りかかってくる困難に、時には苦しみ、またある時には疲れ切ってしまうこともあります。 

それでも、新たに暮らし始めた街で出会った仲間と共に、ジジは人間として、一人の女性として大きく成長していくのです。 

 

映画では描かれていない2巻以降のストーリーも含めて、これから思春期を迎える高学年のお子さんにおすすめしたい作品です。 

 

 

【高学年向け】読書感想文におすすめの本⑥ 「二分間の冒険」

「二分間の冒険」 

作 岡田 淳 

(引用:Amazon

高学年にもなると、「自立」を意識されているお子さんも多くおられますよね。 

本作は、ファンタジーの世界を通じて、主人公が「自立」していく過程を描いた作品 です。 

ある時、黒猫に誘われて学校の校庭から「子どもたちだけが住む世界」に迷い込んでしまった悟。そこではなんと、世界全体を巨大な竜が支配しているのでした。 

仲間と共に、異世界の平和のため竜と戦う悟。「一番確かなもの」を求めて、仲間と繰り広げる壮大なドラマには、本当の意味での「自立」が隠されています。 

 

熱中すること間違いなし、特に男の子におすすめしたい作品です。 

 

 

まとめ

おすすめの学年 タイトル おすすめポイント
小学校低学年 おちびさじゃないよ  いじめっ子に立ち向かう主人公の勇気と行動力
はだかのおうじさま  世界の著名な童話をいつもと違う視点で読める
小学校中学年 耳の聞こえないメジャーリーガー ウィリアム・ホイ スポーツをはじめたお子さんに
小さなスプーンおばさん わかりやすい情景描写とテンポの良さで読みやすい
小学校高学年 魔女の宅急便  これから思春期を迎えるお子さんに
二分間の冒険 熱中できるストーリーで、特に男の子におすすめ

いかがでしたか? 

読書感想文を書く中で、最も大事な要素は「その本に対する思い」です。単なる宿題として片付けることもできるかもしれませんが、どうせやるなら、お子さんには何か大切だと感じることを、作品から吸収してほしいものですよね。 

 

この時期だからこそできる一生の学びは、お子さんの成長にとってとても大切なものになるはずです。読書感想文を通して、ぜひ、お子さんの経験をかけがえのないものにしていきましょう。 

 


子どもとしっかりと向き合いながら、どんな感想を持ったのか親子で話をする時間も大切です。
とはいえ、夏休みは親もやることが増えてなかなか時間がとれないのも事実。

そんなときは、少しでもサポートできる体制と時間の余裕を生み出すため、
夏休みの期間中だけでも家事を外注するのも手です!
特に、毎日の食事の準備を手放せると、夕方から夜の時間に子どもと向き合う時間を確保できますよ。

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