育児と仕事が両立できない5つの理由と解決するためにできること

育児と仕事の両立は、少子高齢化が進む日本においては重要なテーマとなっています。
ワーママさんの中には、「育児も仕事もなんだか中途半端な感じがする」「毎日時間に追われていて疲れた」といった悩みを抱えている人も少なくありません。
この記事では、育児と仕事が両立できないと感じる理由について解説し、解決するためにできる具体的なアクションを紹介しています。
育児と仕事の「両立」について考え、優先順位をつけて対策をとることで、時間にゆとりがもてるようになります。ぜひ最後までご覧ください。
育児と仕事が両立できない理由5つ
育児と仕事が両立できない理由には、時間的な制約が多いことと、想定外の事態により急な予定変更があること、などがあげられます。ここでは育児と仕事が両立できない理由をくわしく解説します。
育児に想定外の事態が起きる
育児をしていると、仕事で大事な予定がある日に限って、「子どもの急な体調不良で仕事に行けない!」といった事態が起こりやすいものです。感染症にかかったり大きなケガをしたりすると、1日だけではなく数日休まざるを得ないこともあるでしょう。
育児と仕事の両立には、このような急な事態を想定した「預け先の確保」と、在宅ワークへの切り替えや家族の協力を得ることなどの準備が不可欠です。
勤務時間の変更がしにくい
未就学の子どもがいる世帯では、会社によって短時間勤務や時間差出勤などの申請ができることもあります。小・中規模の会社であれば制度が整っていないことも多く、育児と仕事を両立するのが難しいと感じる場面もあるでしょう。
ただ、育児・介護休業法の改正などで、福祉が充実されてきていることもあり、制度が整えられている会社も増えてきています。働き方の切り替えを希望する場合は早めに職場に相談してみましょう。
パートナーや両親の協力が得られない
パートナーや両親など、身近な家族の協力があるかどうかは、育児と仕事の両立において大切なポイントです。
残業で帰れないときに代わりにお迎えをお願いしたり、学校行事があるときに代わりに参加してもらったりと、様々な場面で協力が必要になります。
育児をしているとヘルプができる相手はできるだけ多い方が安心です。家族間で話し合い、役割分担ができるといいですね。
子どもの預け先が確保できない
子どもの預け先が見つかりにくい地域もあるようです。待機児童の課題がある共働き世帯の多い地域では、子どもを預ける場所の確保ができず「小一の壁」と言われる問題にもぶち当たります。
とくに、夏休みなどの長期休暇期間には、安心して子どもを預けられる「預け先の確保」は重要です。小学校の学童保育では、待機児童の解消に向けた取り組みとして、空いている教室や使われていない保育園などを活用した預け先の提供が行われている地域もあります。
このような地域の情報を得るには、インターネットの情報だけではなく、先生や自治体に直接聞いて情報収集するのがおすすめです。
家事の負担が大きい
家事の負担が大きいことも両立が難しいと感じる理由です。育児に加えて、掃除や洗濯、食事作りなどの家事の負担は、ワーママさんにとっての悩みの種といえるでしょう。
家事の負担を軽減するポイントは、完璧を目指さず時短家電や外部サービスを活用して時間に余裕をつくることです。
時短家電であれば、食洗機や乾燥機能付きの洗濯機、ロボット掃除機、時短ができる調理器具の導入がおすすめです。
ベビーシッターや家事代行、食事宅配サービスなどの利用も検討して、家事の負担を積極的に軽減しましょう。
そもそも育児と仕事の「両立」とはどのような状態?
そもそも育児と仕事が「両立」している状態とは、どのような状態なのでしょうか?
時間は有限で、どんなに頑張っても24時間しかありません。育児と仕事、どちらも満足ができるレベルで両立させようとすると、キャパオーバーになってしまうのは当然です。
育児と仕事を50:50で両立と考えるのか?仕事を優先したいから30:70で両立とするのか?どのような状態になると育児と仕事が両立できていると思えるのか、自分なりの優先順位を考えてみましょう。
そのうえで、優先順位が低く負担が大きいと感じる部分は、家族の協力を得たり外部サービスを利用したりして、時間に余裕をもつためのアクションが取れるといいですね。
解決するためにできる具体的なアクション5つ
育児と仕事を両立させる解決策は、優先順位を決めて、双方が完璧な状態を目指さないことです。そのことを前提としたうえで、育児と仕事の両立のためにできる具体的なアクションを紹介します。
時短勤務やテレワークなどの制度を活用する
育児と仕事を両立させるバランスを考え、フルタイム勤務から時短勤務、テレワークへの移行を考えている人は、会社に時短勤務やテレワーク制度があるか確認し、切り替えを検討しましょう。
最近では、働き方改革によって、制度が整えられている会社も増えています。もし、時短勤務ができない場合は、転職も視野に入れて働き方を変えるのもいいでしょう。
育児休業や看護休暇を取得する
「育児休業」や「看護休暇」といった制度を活用して、必要に応じて休日を申請し取得しましょう。2025年には、育児・介護休業法が改正されます。少子高齢化が進む日本では、共働き世帯の家庭やひとり親家庭などで、男女ともに仕事と育児や介護が両立できる社会を目指しています。
「育児休業」は、子どもが生まれたあと、男女ともに取得できる休業のことです。休業期間中は、育児休業給付を受けながら育児に専念できます。「看護休暇」は対象となる子の養育者が1年間にトータル5日間の休暇を取得できる制度です。
2025年の改正内容としては、対象年齢の拡大や要件の緩和などを中心としており、ワーママ・パパさんが子育てや介護をしやすい環境が整ってきています。
地域の子育て支援やサービスを利用する
地域の子育て支援やサービスの情報を積極的に集めて、必要に応じたサービスを活用しましょう。
地域の子育て支援などのサービスは、インターネットでは見つけられないものもあります。保育所や学校の先生に尋ねて、預け先に関する情報収集をすることも大切です。
両親が遠方であったり、パートナーが忙しい場合はファミリーサポートのような支援サービスを利用するのもおすすめです。
パートナーと話し合う
パートナーや両親など、家族と協力しながら育児にあたることが重要です。自分以外に子どものお世話をする人が多ければ多いほど、安心して仕事ができるようになるでしょう。
子どもの習い事の送り迎えや、週末の晩ごはんなどの役割分担についても、よく話し合っておくことで仕事のスケジュール管理もしやすくなります。
家族の協力が得られにくい場合は、ベビーシッターさんや自治体のサービスを積極的に活用して負担を減らす工夫をしましょう。
家事が時短できる家電やサービスを積極的に活用する
家事の時短ができる家電や、家事代行サービス、食事宅配サービスなどを積極的に活用して、時間にゆとりをつくる工夫をしましょう。
育児と仕事を両立するには、家事をする時間を減らすことがポイントになります。
仕事から帰ってすぐの食事の準備や、洗濯・掃除など、毎日家事に充てる2〜3時間をゆとりのある時間にするだけで余裕をもって過ごすことができます。
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お子様にも安心してお召し上がりいただけます。
ぜひこの機会にお試しください。
まとめ
仕事と育児が両立できない理由と解決するためにできることを紹介しました。
仕事と育児が両立できない理由としては、
・育児に想定外の事態が起きる
・勤務時間の変更がしにくい
・パートナーや両親の協力が得られない
・子どもの預け先が確保できない
・家事の負担が大きい
といった理由があります。
育児と仕事を両立するためにできる具体的なアクションは、
- ・時短勤務やテレワークなどの制度を活用する
・育児休業や看護休暇を取得する
・地域の子育て支援やサービスを利用する
・パートナーと話し合う
・家事が時短できる家電やサービスを積極的に活用する
などの対処ができます。
まずは、育児と仕事が「両立」している状態とはどのような状態か考え、育児と仕事の優先順位をつけてみましょう。そのうえで解決策をとり、両方が完璧な状態を目指すのではなく、優先したいことが満足してできる状態に近づけられるといいですね。