添加物のトレハロースとは?使われている食べ物や危険といわれる理由について解説

お菓子やパンに含まれている添加物のトレハロースは安全なの?と気になっていませんか。

トレハロースは市販のお菓子によく含まれているため、安全なのか、子どもが接種することでの危険性はないのかといった点が気になるかと思います。

この記事では、添加物のトレハロースとはどんなものかを解説します。トレハロースが危険といわれる理由と、注意すべき添加物の種類について紹介するので、添加物に疑問を持っている方はぜひ参考にしてください。

 

トレハロースとは

トレハロースという言葉をよく耳にするものの、どんな添加物なのか知らない方も多いでしょう。ここでは、トレハロースはどんな添加物なのか、砂糖と何が違うのかを紹介します。

 

天然糖質の一種

トレハロースは天然に存在する糖の一種です。甘味料として使われることが多いものの、甘さが控えめなので、お菓子・パン・惣菜・レトルト食品など、幅広い食材に採用されています。

トレハロースは、今ではよく見かける存在になったものの、その歴史はさほど長くありません。昔から自然界に存在していましたが、効率的に抽出できず、希少価値の高い存在だったからです。

そんななか、日本企業の林原がトレハロース生成酵素を産生する微生物を発見し、トレハロースの抽出が簡単にできるようになりました。微生物の発見をきっかけに、トレハロースは幅広く普及し、幅広い分野で活用されています。

 

トレハロースと砂糖の違い

トレハロースと砂糖には、原材料と甘さに違いがあります。砂糖はサトウキビやてん菜が原材料、トレハロースはじゃがいもやとうもろこしのでんぷんが原材料です。また、トレハロースは砂糖の4割ほどの甘味しかないので、甘みを抑えたお菓子やパンなどに用いられます。

 

トレハロースはどんなお菓子に使われている?

トレハロースは洋菓子や和菓子など、さまざまなお菓子に使われています。市販のお菓子に使われていることも多いため、成分表示で確認したことがある方もいるでしょう。使われているお菓子についてまとめたのでご覧ください。

 

  • 団子
  • 大福
  • 焼き菓子
  • パン
  • ゼリー
  • クッキー

 

洋菓子にも和菓子にもトレハロースは含まれているため、添加物が気になる方は購入時にチェックすることが大切です。さまざまなお菓子にトレハロースが使われる理由は以下の通りです。

 

  • 食品の柔らかさをキープする
  • 食感を軽くする
  • パサつきを抑える
  • みずみずしさをキープする

 

トレハロースを入れることで上記のような効果が期待できます。お菓子のおいしさを支える目的で入れられているものの、添加物に懸念を抱いている人からすれば、やはり不安でしょう。不安な方は、購入前にトレハロースの有無をチェックしてから買うようにしてくださいね。

 

トレハロースを食べてはいけないといわれる理由

トレハロースを食べてはいけないと耳にしたことがある方も多いでしょう。トレハロースに限らず、添加物は発がん性や有害性が指摘されるものもあるため、子どもに摂取させてもいいのか迷うものです。また、トレハロースは腸炎を引き起こすとの声もあるので、その点に不安を覚える方もいます。

結論から言って、トレハロースには発がん性や有害性が認められていません。平成30年度に実施された「既存添加物の安全性評価に対する研究」において、急性毒性試験・反復投与毒性試験・変異原性試験がおこなわれましたが、いずれも危険性はないとの結果が出ています。

海外においても同様です。合同食品添加物専門家会議で安全性評価が実施されていますが、危険性はなく、安全性の高い添加物と評価されています。

トレハロースが腸炎を引き起こすといわれているのは、2018年に発表された論文の影響です。トレハロースが腸炎患者の急増に関係しているとされたものの、実際にはトレハロースは何のかかわりもなかったとの結果が報告されています。

添加物によって健康被害が出た例もあるため、危険なものと認識してしまうのも無理はありません。しかし、トレハロースは日本だけでなく、海外からも安全性の高い添加物として評価されていることを覚えておきましょう。

 

種類によってはNG!子どもが注意すべき添加物

お菓子や食品に含まれる添加物は安全性が確立されているものの、なかには注意すべき種類もあります。種類別に懸念されるポイントをまとめたのでご覧ください。

 

添加物 懸念されるポイント
アスパルテーム

アセスファルム K

サッカリン Na

スクラロース

発がん性

脳腫瘍

肝機能障害

免疫への影響

タール系色素

カラメル色素

発がん性
亜硫酸 Na

亜塩素酸 Na

過酸化水素

二酸化硫黄

毒性

胃への刺激

亜硝酸 Na

イマザリル

ジフェニル

OPP

毒性
カラギーナン

アラビアガム

がん促進作用
安息香酸 Na

しらこたん白

ソルビン酸 K

毒性

染色体への影響

 

添加物はお菓子や食品以外だけでなく、医薬品などにも使われています。体への危険性が認められる添加物は使用禁止になるため、ここに記載している添加物も、危険性が認められれば使われなくなるかもしれません。

ただし、容量を守れば使用可となっている添加物もあるため、消費者自身が注意する必要があります。数多くの添加物を覚えることは大変ですが、ここに記載した添加物だけでもチェックしておきましょう。

購入時に成分表示を確認し、いずれかの添加物が含まれている場合は購入を控えることがおすすめです。

 

添加物が不安なら無添加のお菓子や食品を選ぼう

添加物を含むお菓子や食品を子どもに食べさせることが不安なら、無添加のものを選びましょう。添加物が入っていない、または少なければ、子どもが食べても健康上の影響は少なく済みます。ここでは、無添加のお菓子や食品を選ぶときのポイントについて解説します。

 

お菓子や食品の成分表示をチェック

気になるお菓子や食品を見つけたら、まずは原材料を確認しましょう。商品パッケージの裏に、含まれている原材料や成分の一覧が記載されています。量が多いものから順に記載されているので、きちんとチェックすれば添加物の量が多いお菓子を避けられます。

 

生産元がわかるお菓子や食品がおすすめ

生産工程がわかるお菓子や食品は信頼度が高いため、購入時にあわせてチェックしましょう。パッケージには生産している工場しか記載されていないものの、QRコードの読み取りで生産工程を確認できるお菓子や食品もあります。

どこで、どのようにして作られたかが不明なものを口にしていいか迷う方も多いでしょう。調べることで生産行程を確認できる食品なら、安心して食べられます。

 

無添加食品をメインに取り扱う店舗を利用する

買い物のたびに添加物の有無をチェックするのが大変だとお困りの方は、無添加食品をメインに扱う店舗を利用してみてはいかがでしょうか。無添加食品の取り扱いが多ければ、購入するたびに添加物について詳しく確認する必要もありません。

最寄りに無添加食品を取り扱う店がなければ、ネットショップを利用することがおすすめです。ネットショップには無添加食品やお菓子をメインに取り扱うショップが数多く存在するため、お気に入りのショップが見つかるでしょう。

 

まとめ

添加物のトレハロースは、自然界に存在する天然糖質の一種です。砂糖よりも甘味が少なく、和菓子や洋菓子、パンなど、幅広い食品に使われています。安全性が確立されている添加物ではあるものの、子どもに食べさせるのは不安だと感じる方もいるでしょう。その場合は無理をして食べさせず、無添加のお菓子や食品を選ぶことがおすすめです。

 

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