食品添加物が少ない外食チェーン店はある?子どもにも安心な添加物の少ないお店を紹介!
多くの食品に使用されている食品添加物。子どもには食べさせたくないと考えるママも多いはず。 特に、外食ではどの程度食品添加物が使われているかわかりにくく、苦労していませんか?
今回は、そんなママの助けになる、食品添加物の使用量が少ない外食チェーンについて紹介していきたいと思います。
<目次>
食品添加物無添加の外食チェーンはある?
基本的に、外食チェーン店で食品添加物無添加のお店は見当たりません。
これは、外食チェーン店として運営していくために添加物を使用する必要があるという背景があります。
しかし、添加物を可能な限り少なくしようと努力しているお店も多数存在します。
どうしてチェーン店に食品添加物が使われているのか
チェーン展開するほどの店舗であれば、無添加でも食品を提供できるように見えますが、なぜどのお店も添加物を使用しているのでしょうか?
その理由は、品質管理と価格の低下につながるからです。
食品添加物には、着色料や香料などのように色、香りをつけるという「美味しさ」に関連する効果を与えるものだけではなく、保存料のように食品の安全性を向上させるものもあります。
添加物を使わない食品は、その分保存期間が短く、細菌の繁殖する可能性も高いなどリスクもあります。
そのため、外食チェーン店では、防腐剤や保存料などの添加物を適量使用することによって大量生産、大量配送などを実現し、その結果安価に提供することができているのです。
それでも子どもには添加物を摂ってほしくない
添加物が外食サービスに必要なものだとわかっていても、やはり極力添加物を避けたいという方も多いはず。
また、毎日家でご飯を作れば無添加で生活することも出来ますが、たまには外食したいという人も多いはずです。
そんなママにむけて、安心できる外食チェーン店の探し方と、実際に食品添加物が少ないチェーン店を紹介します。
安心できる外食チェーン店の探し方
外食チェーン店でどの程度添加物を使っているのかを、正確に調べることはできなくても、事前に「少なそうだな」と予測できるポイントがあるので紹介します。
HPを確認する
添加物を減らす努力をしているお店は、添加物の使用状況等をHPに記載していることがあります。
正確には時期やメニューによって違いがありますが、減らす努力をしているお店は安心して利用することができます。
店内調理にこだわっているか
店内調理にこだわっている店舗は、店舗に食材がそのまま、もしくはある程度調理された状態で配送されることも多いため、添加物が少ない傾向にあります。
逆に、調理はほぼ別の場所で行われ、店舗では温めるだけという場合は防腐剤や保存料などが利用されている可能性があります。
チェーン展開の規模
全国的にチェーン展開されているお店は、配送に時間がかかる可能性があるため、添加物をしっかりと使用している可能性があります。
逆に、1つの県でしか展開されていないお店などは、配送が1日以内で完了するため添加物は少ない可能性があります。
ただし、これに関しては一度に利用する食材の量や工場の距離などによって大きく異なるため、参考程度にするのが良いと思います。
会社に問い合わせる
あまりおすすめではありませんが、どうしても気になる方は直接問い合わせることも考えましょう。
ただし、店舗で従業員に直接問い合わせても把握していないことがほとんどですので、事前にHPの「お問い合わせ」欄からメールするのが良いでしょう。
ただし、アレルギー情報などと違い、正確に全ての情報を教えてくれるとは限らないため注意が必要です。
食品添加物が少ないチェーン店5選
びっくりドンキー
「びっくりドンキー」は、全国45都道府県に展開するハンバーグレストランです。
びっくりドンキーは食材へのこだわりが強く、
- ・牛は牧草、干草、サイレージ(牧草などを発酵させた家畜用飼料)などの植物を中心とした飼料のみで育てる
- ・お米は農薬不使用
- ・野菜は独自の栽培基準を設け、農薬・化学肥料の使用を制限
などの取り組みを行っています。
また、食材も工場から必要な分のみを冷蔵で配送するなど、加工にもこだわっています。
他にも、メニューの栄養素量やアレルゲン情報、産地なども公開されている点も信用できます。
(参考:https://www.bikkuri-donkey.com/approach/)
くら寿司
くら寿司は全国に500店舗以上を展開する、寿司チェーン店です。
「くら寿司」は他の寿司チェーンよりも無添加へのこだわりが強く、すべての食材において、4大添加物と呼ばれる化学調味料・人工甘味料・合成着色料・人工保存料を一切使用していません。
また、原材料・産地・アレルゲン情報も公開されています。
保存料を使わないため徹底した衛生管理がされており、子ども連れでも安心して利用することが出来ます。
(参考:https://www.kurasushi.co.jp/quality/safe.php)
丸亀製麺
「丸亀製麺」は全国に800店舗以上を展開するうどんチェーン店です。
丸亀製麺はうどんの無添加にこだわっており、うどんには国産小麦、水、塩以外のものを使用していません。
しかし、うどんの出汁や天ぷらなどには添加物が含まれています。
とはいえうどんは無添加で、店舗でうどんを打つことにこだわっているからこそできるこだわりです。
(参考:https://jp.marugame.com/concept/udon/)
スープストックトーキョー
「スープストックトーキョー」は、全国に約60店舗展開する、食べるスープのお店です。
メニューにあるスープのほとんどは無添加で、誰でも安心して食べられるよう配慮されています。
特に、小さい子どもでも食べられるように離乳食の提供もしているなど、ママにも優しいお店です。
また、外食チェーン店にしては珍しく、メニューに含まれている原材料が全て公開されているので、添加物が気になる方はそれらを確認してから注文する事が可能です。
当然、産地やアレルゲン情報についても公開されています。
(参考:https://www.soup-stock-tokyo.co.jp/)
リンガーハット
「リンガーハット」は、全国に600店舗以上展開するちゃんぽんのお店です。
リンガーハットは全メニューにおいて保存料が使われていません。また、主力商品の添加物削減にも取り組んでおり、「長崎ちゃんぽん類」、「長崎皿うどん類」、「チャーハン」、「ぎょうざ」には合成着色料も使われていません。
野菜が多く取れることで人気のリンガーハットですが、頼む人の多いメニューの添加物削減に取り組んでいるのは嬉しい点です。
(参考:https://www.ringerhut.co.jp/csr/safety/)
外食するのも大変な子連れママには、無添加の宅食サービス「シェフの無添つくりおき」
大手の外食チェーン店でも、添加物をゼロにすることが難しいため、無添加の宅配食を利用するのもおすすめです。
そんな中でも今回おすすめしたいのは、「シェフの無添つくりおき」というサービスです。
「シェフの無添つくりおき」は、化学調味料を一切使わずに一流シェフが手作りしたお惣菜の宅配サービスです。
他の宅配食サービスのほとんどは食品添加物を使用していますが、「シェフの無添つくりおき」は徹底的に無添加にこだわっており、化学調味料も不使用です。
他にも、
- ・冷蔵のため味が損なわれていない
- ・毎週特定の曜日に届けてもらえるため生活に合わせやすい
- ・スキップも自由
- ・一回の配送分で30〜70品目の豊富な食材を使用
など多くのメリットがあります。
宅配食サービスは様々ありますが、無添加のものはほとんど無いため、添加物が気になるというママにはぜひ利用してほしいサービスです。
まとめ
今回は、外食チェーン店の添加物事情について紹介してきました。
外食チェーン店は、添加物を減らす努力をしているものの完全無添加ではないようです。
添加物が気になる方は、外食の利用頻度や店舗を考慮するだけでなく、宅配食などの便利なサービスを利用してみてください。