時短勤務は3歳までしかダメ?3歳の壁を越えるための3つのポイント

子どもが産まれ「育休制度(育児休業制度)」を利用するママ・パパが増えています。
しかし、育休制度は子どもが満1歳になるまでの法律なので、1歳以降はどうすべきかと悩んでしまう方も多いようです。

そこで今回は、3歳まで利用できる時短勤務制度について詳しくまとめていきます。

また、家事・育児に余裕がうまれる時短術についてもご紹介していきますので、ぜひ最後までご覧くださいね!

時短勤務って?メリットとデメリット

産まれた子どもが1歳以降3歳までの期間に利用ができる制度といえば、時短勤務制度です。
近年時短勤務制度を取り入れる企業が増えてきたため、耳にしたことがあるというママ・パパも多いのではないでしょうか。

時短勤務制度とは、子どもの養育をサポートするため、所定労働時間を短縮するなどの措置を雇用者が労働者に対して講じるもの。しかし、両者にとってメリット・デメリットがあるため、自分に合った選択をしなければいけません。

時短勤務のメリット・デメリットは下記の通りです。さっそく詳しくみていきましょう!

時短勤務のメリット

【労働者側】

  • 時間にゆとりがうまれる
  • 子どもと関わる時間が増える
  • 無理なく会社復帰ができる

【雇用主側】

  • 子育て期間に無理をさせずに済む
  • 労働者との信頼関係が構築される

「辛いときは支えあう」や「大変な思いをしている人に寄り添う思いやり」など、人間としての当たり前が主軸となっています。
しかし、当たり前のことができない理由もある様子。デメリットについてもみていきましょう。

時短勤務のデメリット

【労働者側】

  • 収入減が避けられない
  • 人員不足の場合、他の社員に負担がかかる
  • キャリアの形成などに影響がでる場合も…

【雇用主側】

  • 期間限定なので、代替となる人員を確保しにくい
  • 他の社員の負担が増える(人員確保をしない場合)
  • 出張や夜勤の指示が難しい

資金や人員数に恵まれていない企業である場合、現実的な問題が多く発生することがわかります。「本当は時短勤務をしたい・させたいけれど…」という両者の葛藤が想像できるでしょう。

時短勤務の条件・制度について

労働者側と雇用主側のメリット・デメリットを簡単に説明したところで、時短勤務の条件や制度についてもご紹介します。

時短勤務は、育児・介護休業法による制度です。昨今のわが国の大きな問題ともいわれている“少子化問題にアプローチした施策”ともいわれ、子育て世代を支えています。

そして利用条件は下記の通り。

  • 3歳未満の養育者であること
  • 日雇い労働者でないこと
  • 勤務時間が6時間以上であること
  • 時短勤務制度期間に育休制度などを利用していないこと

時短勤務制度は労働時間を6時間に短縮するものなので、所定労働時間がもともと6時間以下の場合は利用条件対象外となります。
また、育休制度などの重複にも気を付ける必要があるため、申請前にしっかりと確認するようにしましょう。

時短勤務・フルタイム経験者の経験談

ここで保育士経験のある筆者が目の当たりにした、今でも心に残っている時短勤務・フルタイム経験者の保護者様の話をひとつご紹介します。

素直で一生懸命なお母様Sさんは、育休制度が終わると同時にフルタイムでお仕事に復帰されました。
しかし、家族に優しすぎるSさんは「掃除洗濯は自分でしっかり」「ご飯もしっかり手づくり」など、自分に厳しい条件を与えているようでした。

そのせいで無理がたたったのでしょう。4ヵ月ほどで体調が悪くなり「家のことができないので時短勤務にしたんです」と打ち明けてくれました。しかし、時短勤務によって余裕ができた時間でさえも育児・家事に費やし続けたため、Sさんの心身は疲弊していく一方でした。

そんな中保育士である私たちがSさんにアドバイスした内容は、
「自分を壊してしまうほどの理想は不要であること」
「家事・育児は養育者以外のサービスにも頼るべきこと」
の2点。素直な方だったので、すぐに時短術について知識を増やし・上手に生活に取り入れてくれました。

その後「完璧すぎる理想像に憑りつかれていた気がする」と笑えるまでに回復したSさん。
自分の経験を今後多くのママに伝えてほしいと保育士たちに話し、Sさん自身もママ友に「子どもや家族のためにも無理はしないで」と口にするようになりました。

時短勤務を希望する理由は〇〇!

前述した経験談からもわかるように、時短勤務を希望する理由は、「育児のため」「家事のため」であることが多いようです。しかし、“完璧を求めすぎない”と“養育者の笑顔があってこその子どもの幸せ”という2つのポイントも忘れてはいけません。

育児や家事の負担自体が軽減されれば、育休制度期間・時短勤務制度期間・3歳以降の育児期間すべての時間にゆとりがうまれます。そのため、自分に合った時短術をみつけることは、大切な子育て期間の満足度向上に直結するといえるでしょう。

働くパパママはとにかく時間がない!おすすめ時短術

家事負担を減らすことが大切であるとわかり、おすすめの時短術が知りたいという方も多いのではないでしょうか。そこで、今すぐにはじめられる時短術を、いくつかご紹介します。

  • 掃除機を自動掃除機(ルンバなど)にする
  • 洗濯機を乾燥機付きのタイプにする
  • 子どもの遊びスペースは散らかしOKゾーンと割り切る
  • テイクアウトや総菜を活用する
  • 冷凍総菜や宅配食サービスを活用する

掃除・洗濯・食事の負担が軽減されれば、家事負担がぐっと軽減されるでしょう。

特に食事の準備はかなりの時間と労力を使うもの。近年の宅配食は健康を意識した内容のサービスが増えてきているので、健康志向の方はぜひ宅配食サービスもリサーチしてみてくださいね。

自分にも家族にも優しい快適なワークライフを送ろう!

心にゆとりや余裕がなくなると、ため息が増えたり、家族にあたったりしてしまう方も多いのではないでしょうか。筆者もそのひとりなので「今日は必要以上に子どもを叱ってしまったな…」と就寝前に反省し、落ち込むことがよくあります。

だからこそ、忙しい中 頑張りすぎているママ・パパには“自分にも優しくしてほしい”と願ってしまうのです。

この記事がきっかけとなり、自分にも優しくなれる快適なワークライフを送れるママ・パパが増えることを、心から願っています。

 

 

 

やることが多すぎて頭がいっぱい…!
そんなときは、思い切って作り置きの宅配サービスを頼ってみるのも手。

添加物不使用のお惣菜を週替わりでご自宅にお届けする「シェフの無添つくりおき」です。
定番メニューから普段自分では作らないものまで、新しい食体験のツールとしてもご活用いただけます。

献立作成から調理までの、食事にまつわるストレスをフリーに。
家族のために安心できる添加物不使用の食事を選ぶことで、罪悪感からも解放してくれます。

お子様にも安心してお召し上がりいただけます。
ぜひこの機会にお試しください。

シェフの無添つくりおき公式サイト