z世代とα世代の違いや特徴とは?デジタルネイティブ世代を詳しく解説
「z世代」という言葉が世の中に浸透して久しいですが、彼らに次ぐ世代を「α世代」と呼ぶのをご存知でしょうか。
デジタル機器やSNSなどが身近なツールであり、慣れ親しんでいるのが両者の共通点。
z世代が社会に出て活躍し始めた今、α世代の子どもたちはよりデジタル機器やサービスに関しての抵抗がありません。
今回はこれからの日本の未来を担っていく彼らの特徴や違いについてなど、詳しくご紹介します。
z世代とα世代の特徴はデジタルネイティブであること
z世代とα世代の特徴は、どちらもデジタルネイティブである点です。それぞれの世代は次のように分けられます。
世代 | 生まれた年 | 年齢 |
z世代 | 1990年代後半~2010年頃まで | 13歳~27歳頃 |
α世代 | 2010年以降~2024年 | 0歳~12歳頃 |
つづいて、それぞれの特徴について詳しく見ていきましょう。
z世代はトレンドを生み出す時代の先駆者
すでに経済的に自立している人もいて、日本の社会に大きな影響を与えているのがz世代。
スマートフォンやSNSを駆使する彼らは、あらゆるトレンドも生み出しています。
そんなz世代の特徴についてまとめてみました。
- 幼少期よりデジタルネイティブのスキルを習得
- 現実主義
- 多くのトレンドを生み出している
- 個人を尊重し既成概念に縛られない
- 年齢や性別の垣根がなく、フラットなつながりを求める傾向がある
- 自分の価値観を大切にする
- 情報収集は主にSNS
- タイムパフォーマンスを重視
- 自分に見合ったものを選択する
- キャリアは多様な経験を求める傾向がある
- SNSなどで積極的に情報発信をする
z世代は今の時代の先駆者ともいえる存在で、彼らを発端にブームが生まれメディアが後から取り上げるという現象も起きているほどです。
情報の発信力も影響力もとても大きな世代と言えるでしょう。
SNSやインターネットの普及により、情報はしかり世界中の人たちとの交流も以前に比べて容易にできる世の中になりました。
あらゆる情報がすぐ手に入る環境にいるz世代は、さまざまな視点や考えを持ち合わせています。
社会的課題に対しても関心があり、SDGsやエシカル消費にも積極的。
欲しい情報は自ら探しに行き、SNS上での発信も積極的に行います。
一方で受け身の情報にはあまり興味を持たない傾向もあるようです。
α世代は全員が21世紀生まれ
まだ社会に出ているわけではありませんが、全員が21世紀生まれで間接的にも既にインフルエンサーとなっているα世代。
加速するデジタル時代の中で成長していく彼らの特徴について、まとめてみました。
- 生まれたときから多くのデジタルツールが存在している
- デジタルリテラシーが高い
- 義務教育でプログラミングが必修化
- 親もデジタルに対する理解がある
- モノ消費よりコト消費を重視する
- 多様性を受け入れて尊重する
- SDGsなど環境や社会課題への関心が高い
- タイムパフォーマンスを重視する
- 情報収集は文章よりも動画や画像
- コロナの影響を受けニューノーマルを体験
- メタバースなどバーチャルな空間を好む
z世代よりもさらにデジタルに強く、グローバル化にも柔軟な姿勢が見られるのがα世代。
親に当たるミレニアル世代は、デジタルネイティブの第一世代と言われています。
そのためデジタル教育に抵抗がないので、子どもにも進んで取り入れる傾向があります。
ここがz世代とは違う環境にα世代がいる点のひとつとも言えるでしょう。
動画は倍速で見る、ショート動画を見るなど、何事にもタイムパフォーマンスを重視しているのもα世代の特徴です。
z世代とα世代の違いはデジタルツールに触れる年齢にある
z世代もα世代も年齢が近いため共通点が多い一方で、デジタルツールに関わった年代に違いがあります。
両世代の違いについてまとめました。
z世代 | α世代 |
プログラミング教育導入前 | プログラミング教育必修化 |
オンラインもリアル面も重視 | オンラインやバーチャルな空間に抵抗がない |
経済的に自立している人もいる | 社会に出るのは数年先 |
幼少期からデジタル機器に慣れ親しむ | 生まれたときからデジタルツールに囲まれている |
情報収集はSNSを活用 | 情報収集は動画や画像 |
コロナ禍を経てオンラインとオフラインの両方を体験 | オンライン授業など新しい様式の導入に馴染んでいる |
大きな違いはないものの、生まれたときから多くのデジタルサービスやデバイスに囲まれているのがα世代。
学校でのプログラミング教育も必修化し、オンライン授業にも慣れています。
デジタル教科書や遠隔授業、ハイブリッド化などさまざまな学びの手段を経験していることもあり、z世代よりも一層デジタルを身近に感じています。
α世代は2025年には世界でおよそ20億人に達すると予想され、歴史上最大の世代になると言われています。
世界経済を牽引していく彼らは、z世代の更なる上をいくデジタルネイティブとなることは間違いありません。
α世代の親はミレニアル世代
α世代の親にあたるミレニアル世代は、インターネットが急激に世の中に浸透していく過程を経験しています。
アナログからデジタルへと変遷した時期を過ごしているため、使い分けも得意。臨機応変に対応できます。
デジタルに対する理解もあり、子どもに対しては価値ある体験をさせたいと考えている人が多いのも特徴です。
進化するグローバル化にも柔軟に対応できるので、その背中を見て育つα世代は影響を受けながら育つでしょう。
α世代への訴求は短く簡潔にがポイント
α世代の子どもたちは、効率よく情報を得るのがとても得意です。
デジタルデバイスやツールを既に使いこなしているため、自分にとって必要な情報はすぐにリサーチします。
しかし簡潔さや分かり易さを感じれなければ、すぐにスキップしたり離脱したりするのも特徴。
ショート動画やテンポを意識した縦型動画などが急激に増えているのも、こうしたことが理由のひとつかもしれません。
情報は簡潔に、必要なことは短く伝えていくのがいいでしょう。
α世代の教育や働き方は多様化していく
プログラミングの義務教育化にも見られるように、今後も教育面は多様化していくと考えられます。
また、働き方にも同じことが言えそうです。
α世代の彼らが社会人となる頃には、今よりもさらにグローバル化が進みバーチャルを活用した働き方も浸透しているでしょう。
AIの進化によりビジネスシーンも様変わりし、「人」にしか生み出せない仕事内容に価値を見出していくと予想されます。
また日本のみならず世界中で、働く時間や場所にとらわれない働き方が広がりを見せるでしょう。
多様化する教育や働き方に柔軟に対応していく姿勢が、これからの社会に求められることは言うまでもありません。
まとめ
z世代とα世代は、どちらもデジタルネイティブであるという共通点があります。
ともにデジタル機器やSNSが身近なツールとして存在し、彼らを取り巻く環境は今後も変化し続けていくでしょう。
すでに経済的に自立しつつあるz世代は、さまざまなトレンドを生み出しています。
一方でα世代が社会に出てくるまでにはまだ時間がありますが、数年後は今のz世代に次ぐ大きな存在となっていることは間違いありません。
子どもたちが頼もしく羽ばたく未来を想像しながら、わたしたち親世代は彼らを支える土台となり成長を見守っていきたいですね。
子どもを取り巻く社会状況は目まぐるしく変化していきます。
さまざまな事態に対応できるには、日頃から無理をしすぎず心に余裕を持つことも大事。
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