子どものスマホデビューはいつが最適?親が知っておくべきメリットとリスク

スマートフォンが広く普及した現代、子どもにスマホを持たせるタイミングは多くの親が悩む課題です。

子どもが友達とコミュニケーションを取ったり、緊急時の連絡手段として利用できたりと便利な一方で、ネット依存や不適切なコンテンツへのアクセスといったリスクも存在します。

この記事では、スマホを持たせる適切な時期からメリット・デメリット、家庭でのルール作りについて詳しく解説します。

実際の体験談も交えながら、親目線での考慮ポイントをご紹介します。

 

小学生の高学年から急激する子どものスマホ所有率

こども家庭庁の統計調査によると、日本における子どものスマホ所有率は、10歳以上の小学生が70%以上、中学生になると93%に達しています。

一方6歳~9歳の所有率は26%程度にとどまっており、このデータからも10歳頃を目安に急激にスマホを持つ子どもが増える傾向が見て取れます。

参考:こども家庭庁「令和5年度 青少年のインターネット利用環境実態調査 調査結果(速報)」

ちなみにわたしの子どもは小学校の高学年ですが、まだ専用のスマホは持っておらずキッズケータイのみです。

しかし周りの同級生は持っている子のほうが多い印象です。

 

小学生の高学年頃から中学生がひとつの目安

小学校高学年くらいから中学生になると、部活動や友達とのコミュニケーションのため、スマホの必要性が格段に高まります。

スマホを持たせる適切な年齢に決まりはありませんが、統計からも分かるように、ひとつの目安は小学生の高学年に当たる10歳頃~中学生頃ということが分かります。

思春期が始まる頃であり、自己管理能力や判断力も発達していく時期。

子どもたちが「スマホを持ちたい」という気持ちになるも、自然の流れかもしれません。

 

各家庭で持たせる判断は異なる

数字だけを見れば、小学生でも高学年になれば多くの子どもがスマホを持っていることが分かります。

そのため、親は「周りの友達が持っているから我が子にも持たせた方がいいのかな」と気になりますよね。

しかし実際にわたしの周りにも、自身の家庭を含めて小学校高学年になってもスマホを持っていない子もいます。

我が家でも「そろそろスマホ持つ?」という会話を何度かしているのですが、「まだいい」と言って本人はさほどスマホへの興味がないようです。

スマホがなくても家にはパソコンやタブレットなど他の媒体もあり、今は必要性を感じていないのかもしれません。

子どもの性格や各家庭の考えにより、持たせる年齢も異なるという実態もあります。

 

 

子どもにスマホを持たせる3つのメリット

子どもにスマホを持たせるメリットは大きく3つあります。

  • 緊急時の連絡手段
  • コミュニケーションの拡大
  • 教育アプリや学習ツールなどの役割

最大のメリットと言っても良いのが、緊急時に連絡が取れること。

子どもが一人で外出するときにも、GPS機能を活用すればスマホが安心材料のひとつになります。

また、遊びの約束や学校の課題共有などスマホがあれば友達ともタイムリーなコミュニケーションが取れるのもメリットですね。

さらにはスマホを使って楽しく学べる教育アプリや学習ツールなども充実しています。

日常的に学びを深める機会がスマホによって得られる可能性を考えると、スマホを持つことにも多くの良い点があることが分かります。

 

 

子どもにスマホを持たせる3つのデメリット

スマホを持たせることは、メリットばかりではなくデメリットもあります。

  • ネット依存やゲーム中毒
  • 不適切なコンテンツのへのアクセス
  • 対面でのコミュニケーション能力低下

スマホを長時間使っていると、ネット依存やゲーム中毒のリスクは無視できません。

オンラインゲームやSNSの魅力に取りつかれてしまい、勉強や生活リズムに悪影響を及ぼす可能性も。

またインターネットには子どもがアクセスしてはいけないコンテンツも多く存在します。

暴力的な動画や不適切な広告など、親の目が届かないところで子どもがそうした情報に触れる危険性も考えなければいけません。

フィルタリングや設定を使い、有害なコンテンツへのアクセスを防ぐことも親の役目。

また、スマホばかりに依存してしまうと対面でのコミュニケーション能力が低下してしまう懸念もあります。

将来における社会的なスキルの影響も考えて、普段からリアルなやり取りや会話などのコミュニケーションは大切にしておきたいところです。

 

 

子どもがスマホを使うための家庭でのルール作り

いざ子どもにスマホを持たせる際には、最初のルール作りが何よりも肝心です。

使用時間の管理やフィルタリングの設定、親子での話し合いは必須。

親として、子どもを守るために必ずしておきたいルール作りのポイントを紹介します。

 

使用時間の制限を設ける

使用時間について、子どもと話し合い決めておくのはとても大切なことです。

全く時間を決めていない場合、子どもの生活リズムなどが崩れてしまう原因になりかねません。

また寝る前のスマホ利用は、睡眠の質にも影響があると言われています。

夜間にはスマホを使わないなど、具体的に決めておくと親としても安心です。

 

フィルタリング設定をする

子どもが安全にスマホを使えるよう、フィルタリングの設定は必ず行いましょう。

有害なコンテンツや不適切なアプリのダウンロードを防ぐことで、安全なインターネット環境でスマホを利用できます。

また、保護者として定期的に子どもの利用状況を確認し、必要に応じて調整を行うことも大切です。

スマホを与えて終了ではなく、見守り続けることがポイントです。

 

親子でルールを作成する

親が勝手にルールを作るのではなく、子どもと一緒にルール作りをするのもおすすめです。

たとえば、「アプリやゲームなど、お金のかかるときには必ず相談をする」など、子どもが納得しやすいルールを作ってみてください。

一緒に決めたルールであれば、スマホ利用に対する不満やトラブルも減少します。

わたしの知人は、親子で「宿題と翌日の準備が終わるまではスマホを触れない」というルールを作っているそうです。

ルールは定期的に見直し、子どもの成長に応じて変更していきましょう。

 

 

他の家庭でのスマホ利用ルールの実例

スマホの利用に関して、他の家庭の経験や意見は気になるところだと思います。

以下に一例をご紹介します。

  • リビングでのみスマホ利用可
  • SNSでの個人情報の投稿をしない
  • 平日だけ使用時間を制限
  • 特定のSNS以外は利用しない
  • 寝る前1時間はスマホ禁止

具体的にルールを作っている家庭が多いようですが、わたしの友人の中には最初にルール作りをしていなくて後悔しているという人もいました。

ママ友や職場などでご自身の周りの家庭がどのような状況かを聞いてみると想像しやすくなりますよ。

具体的な例は、将来子どもがスマホを持つことになったときの参考になるでしょう。

 

スマホを安心して使うための親の役割

子どもがスマホを持った後も、親の役割は続きます。

  • 定期的にスマホの使用状況を確認
  • 新しいアプリをダウンロードする際は一緒に内容をチェックする
  • フィルタリングの設定を子どもと一緒に行う

こうした行動は、親子でスマホとの向き合い方や理解を深めることにも繋がるでしょう。

また過度な制限をかけず、子どもの自立心を尊重することも忘れないようにしておきたいですね。

締め付けすぎると子どもは不満が溜まります。

自主性を尊重しつつ、問題が発生したときにはいつでも相談できる環境作りを整えましょう。

 

まとめ

スマホは現代の子どもたちにとって欠かせないツールですが、その利用にはメリットとリスクの両方が存在します。

スマホを持たせる際には、家族で話し合いリスクを回避するための対策を講じることが大切です。

子どもの成長に合わせた柔軟な対応を心掛け、親子でスマホと健全な向き合いを見つけていきましょう。

 

 

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