子どもの食物アレルギーとは?対応方法や食品の見分け方のポイント 

「子どもの体調がいつもと違う、もしかして食物アレルギー?」
「ある食品を摂取した後はいつも様子が変。食物アレルギーか調べたほうが良い?」 

子どもの食物アレルギーについて適切に対応できているか不安に感じている人は多いのではないでしょうか。 

この記事では食物アレルギーの症状や診断方法、原因や気をつけるポイントなど解説します。子どもの食物アレルギーに関して具体的にアクションを探しているという人はぜひ参考にしてみてください。 

食物アレルギーに関する不安を少しでも減らして、家族で楽しく食卓を囲みましょう! 

 

子どもの食物アレルギーとは?症状と診断方法 


食物アレルギーとは、無害な特定の食べ物に対して身体の免疫機能が過剰に反応し、アレルギーを起こしてしまうことをいいます。
子どもに多い食物アレルギーによる症状は、主に3種類あります。 

即時型症状 

子どもの食物アレルギーのほとんどが即時型症状です。
初めて食べる食材を摂取後、30分〜2時間程度で皮膚、呼吸器、消化器などに症状が現れます。 

発症原因は 

  • 乳児期:卵、牛乳、小麦など 
  • 幼児期以降:魚卵、そば、ピーナッツ、甲殻類など 

と時期により変わります。 

乳児期に発症したものは自然治癒が多く、幼児期以降に発症したものは治りづらいようです。 

 

乳児消化管アレルギー 

新生児や乳幼児に起こりやすく、下痢や嘔吐、血便などの消化器症状が特徴です。
原因のほとんどはミルクといわれ、多くは12歳を目安に治るといわれています。 

 

食物アレルギーによるアトピー性皮膚炎 

顔や身体の湿疹がアトピー性皮膚炎の治療で改善されない場合、食物アレルギーが関係していると考えられます。
発症原因は、卵や牛乳、小麦、大豆がほとんどです。 

 

子供に食物アレルギーがあるかどうかはどうやってわかるの? 

アレルギーの検査は血液検査が一般的です。ただし、食品によっては正確な結果が出ないケースもあります。  

血液検査の他にも有効な診断方法は、食物経口負荷試験といわれる検査方法です。食物経口負荷試験は対象の食べ物を実際に食べて症状が現れるか確認します。 

 

子どもの食物アレルギーはなぜ起こる? 


食物アレルギーは、本来有害な細菌・ウイルスなどの危険な物質から身体を守るために働く免疫機能が、無害である特定の食物に対して過剰に反応することで発症するアレルギーです。
食物アレルギーを発症する要因は遺伝だけでなく、環境や食物の影響もあるといわれています。 

また、湿疹やアトピー性皮膚炎を発症している乳児は食物アレルギーの即時型症状が現れやすいようです。 

 

食物アレルギーを引き起こしやすい食材 

 

子どもが食物アレルギーを起こしやすい食材はさまざまです。 

<食物アレルギーを起こしやすい食材例> 

  • ・卵 
  • ・乳 
  • ・小麦 
  • ・落花生 
  • ・大豆 
  • ・甲殻類 

などが挙げられます。

特に3歳児までの食物アレルギーの原因の6割は、卵・牛乳といわれています。

(引用:厚生労働省 食物アレルギー) 

 

食品表示の確認方法 

加工食品などはパッケージのどこかに原材料や添加物が記載されています。 

食物アレルギーの原因となる特定原材料等を原材料や添加物に使用している場合は、原則として個別表示されているので必ず原材料欄を確認しましょう。 

原材料の表記例

マヨネーズ(卵を含む)、チョコレート(乳成分を含む) など 

 

添加物の表記例

キチン(かに由来)、カゼインナトリウム(乳由来) など 

 

個別表示できない場合は、原材料や添加物表示欄の最後に一括表示されます。  

一括表示例

・・・・(一部に大豆、乳成分、小麦、卵を含む) など 

 

他にも繰り返しになる表記は省略されたりと細かなルールがあるため、表記を見てもわからない場合は製造元に確認するのをおすすめします。  

(参考:消費者庁 食物アレルギー表示)

 

親が気をつけたいこと 

食物アレルギーを発症すると食べられる食材が減ってしまうため、親としては避けたいですよね。
そこでここからは、気を付ける3つのポイントを紹介します。 

 

離乳食は適切なタイミングで 

食物アレルギーを起こさないために離乳食を遅らせたり、アレルギーを起こしやすい食べ物を避ける人もいるかもしれません。 

しかし、離乳食を遅らせたり食べ物を避けても、食物アレルギーは予防できないといわれています。むしろ早めにさまざまな食品に触れたほうが、食物アレルギーを発症しにくいという報告もあるようです。 

親の考えで離乳食を遅らせたり避けるのではなく、離乳食は子どもの様子を見ながら適切なタイミングで始めるようにしましょう。タイミングなど不安という人は小児科に相談しながら離乳食を進めるのも良いでしょう。 

 

むやみに制限しない 

食物アレルギーを発症した場合、対象の食べ物を避けるのが基本的な対策です。ただし、子どもの成長に栄養は必要不可欠です。そのため最低限の制限に留めるようにしましょう。  

まれに食物アレルギーを発症するのが不安で、対象の食べ物以外にも制限してしまうケースがあります。過剰な除去は子どもの成長を妨げる恐れがあるため注意しましょう。 

 

スキンケアはしっかりと 

アトピー性皮膚炎を発症している子どもは食物アレルギーを発症しやすいといわれています。アトピー性皮膚炎などで皮膚に炎症がある場合、食物の成分が皮膚から入り込み過剰に反応してしまうからです。 

皮膚に炎症などが起きていたり肌が乾燥している場合はスキンケアを念入りにするようにしましょう。食事前後で口周りにワセリンなどの保湿剤を塗るのもおすすめです。 

 

少しでも気になったら、病院で確認を 

 

食物アレルギーを発症するとさまざまな症状が現れ、重症の場合は命の危険もあります。 

乳幼児期に発症する食物アレルギーは治療によっては改善するケースもあるため、少しでも気になる人は病院で確認するのをおすすめします。 

 

 

 

また、化学調味料や着色料などの食品添加物に反応する場合も。
小さいうちから極力添加物を避けるようにしてあげるとよいでしょう。

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