子育ては母親だけの仕事なの?ママの負担を減らす方法・心構えをご紹介!

近年“男女平等・男女同権”という言葉を耳にするようになりました。
しかし育児の負担について言及するならば「育児は24時間勤務なのに!」や「私だって働いているのに!」といった母親の不満を聞く機会のほうが多いのではないでしょうか。

というのも、核家族化や地域のつながりが弱まっている今、夫婦が協力し合わなければ育児の負担はどちらかに偏ります。そのため、育児分担はもちろんのこと、配慮や思いやりなしでは、母親の不満はたまる一方といえるでしょう。

“母親の笑顔は子どもの笑顔”。母親の笑顔を守る方法はないのでしょうか。

そこで今回は、「母親の笑顔を守る方法・心構え」についてご紹介します。具体的な改善策にもふれていきますので、ぜひ最後までご覧ください。

 

母親が育児に費やす時間は1日のうちどのくらい?一方父親は?

最近は、母親と父親の育児時間に差異がなくなっているというデータを目にします。
しかし、10年以上も現役ママである元保育士の筆者でさえも、母親と父親の育児負担が同等と感じる家庭は数軒しかみたことがありません。そのため、実際はまだまだ珍しいケースであると考えています。

したがって、今もなお母親の計算式は「朝起きた時間から夜眠る時間-仕事の時間=育児時間」となる場合が多いといえるでしょう。そして、父親の計算式も「子どもと一緒にいる時間=育児時間」の可能性が高いままといえるのです。

また、母親は“子ども軸で生活する”ことが多いですが、父親は“自分軸に子どもを加えて生活する”ことが多い様子。そのため、時間の長さだけでなく、心の負担の割合も母親と父親では異なると解釈できるでしょう。

 

母親の負担ばかりが増えるのはなぜ?

ところで、なぜ母親の負担ばかりが大きくなってしまうのでしょうか。要因となる背景を理解すると、モヤモヤが解消されるだけでなく、育児分担の話し合いなどに役立てることもできます。

そこでさっそく、大きな要因といわれている「世間のイメージ」と「父親の育児経験不足」のふたつについて説明をしていきます。

 

「子育ては女性の仕事」という世間のイメージ

  • 会社の理解がない
  • 育児の責任者は父親よりも母親という世間のイメージ
  • 近所づきあい・保護者の付き合いの場は今も女性の割合が高い

子どもの緊急連絡先に父親・母親の携帯番号を記入すると、母親に電話がかかってくることがあります。また、どちらも勤務中である場合、母親の勤務先に連絡が入ることも一般的な話ですよね。

最初に父親に連絡をするようにと記入すれば対応は異なるでしょうが、子育ての責任や負担の割合は最初から父・母では異なると考えられます。世間のイメージは今もなお、“子育ては女性の仕事”のままといえるでしょう。

 

父親の経験不足

  • 母乳育児など、父親にはできない育児がある
  • 父親は愛着形成の構築に時間がかかる
  • 効率重視となり母親主導の子育てになりがち

母親は妊娠期間中も子どもの存在を感じられるので、愛情や責任感を10ヶ月かけて育んでいます。しかし一方、父親は子どもが生まれてから実感がわく様子。そのため、父性の育ちが母親よりも数ヶ月遅れてしまうのは仕方のないことなのです。

しかしその結果、母性が育っている母親ばかりが育児をすることに。その流れ・考えが習慣化すると、母親の負担ばかりが増えてしまうので、注意をしなければいけません。

 

父親の「お手伝い」スタンスが、母親にストレスを与えている

自分よりも頼りになる人・効率よく動ける人がいる場合、「自分はサポート役にまわる方がいい」と判断するのが一般的な考え方です。
そのため、子育てに関しても善意や優しさで“自分はできること(お手伝い)を全力で…”と考えている可能性があります。そのような場合は、夫婦間で話し合いをするだけで育児分担問題が解決できるでしょう。

また、育児分担を決める上でのポイントは、母親も自覚をしていない・父親も理解していない小さな作業をしっかり共有すること。
寝かしつけひとつでも、「何時までに寝せてほしい」や「寝る前には絵本を読んで寝かしつかせてほしい」などと明確化しなければ、“子どもの横でスマホを触りながら父親だけが眠りについた”なんていうことにもなりかねません。
そしていつになっても、“お手伝いさんどまり”“子育て戦力外の父親”になってしまうのです。

 

母親の負担を減らすには、まずは「見える化」から!

「パパに手伝ってほしいことを伝えてもうまくいかないんだもの」と悩む母親は少なくありません。しかし、経験値の高い母親と、経験値の低い父親とでは子育てに関する技術・解釈が異なるのは当然のこと。

例えば、母親が考えている“朝ごはん”という育児には「ごはんの準備・子どもの手洗い・食事・後片付け」が含まれていると想像できます。しかし、育児経験が不足していると、「準備されているごはんを食べさせるだけ」と解釈してしまう可能性が高いのです。

そのため、面倒に感じても、一覧表のようなTODOリスト(やることリスト)を制作するようにしましょう。朝の育児リストならば「子どもを起こす・起こし終えたら布団をたたむ・着替えさせる・パジャマは洗濯かごに入れる」のように、ひとつひとつの作業を“見える化”することが鉄則。そうすることで、指示も出しやすく、理解もされやすくなるのです。

 

完璧なママこそ陥りやすい!母親じゃなくてもいいことは、他人にお願いしてもOK

責任感のあるママや、家族が喜ぶ顔をみるのが好きなママは「自分が完璧にしたほうが周りが喜ぶ」「誰かに任せると失敗するかも」などと考え、全てをひとりで抱え込んでしまうことがあります。このような考え・行動パターンに陥ると母親の負担ばかりが増えるため、注意が必要です。

育児が苦痛に感じた場合は、一時預かりやベビーシッター、家事代行サービスや宅配食サービスなどを生活に取り入れるようにしましょう。

母親の心身や笑顔を守るために、母親の負担を自分以外の人間・サービスに頼ることは正しい判断。家族と自分の平穏を維持する、素晴らしい判断であると頭に入れておくといいでしょう。

 

母親の笑顔は家族の元気!

育児の負担が減ることで、お子さんと向き合える時間が増えることでしょう。また、心に余裕が生まれるとママの笑顔が増えるので、家庭内もぱっと明るくなるのではないでしょうか。

そして、パパの理解や労わりがあれば、頑張れると感じるママも多いことも忘れてはいけません。ぜひこの機会に、子育てについての思い・苦労を共有し、“母親の負担が減る ご家庭に合った方法・対策”について考えてみてはいかがでしょうか。

 

 

子育て世帯に向けてさまざまなサービスが誕生していますが、今のトレンドは「タイパ」。
自分以外に代わってもらえることは積極的に依頼することで、自分にしかできない時間(子どもと遊ぶなど)がより豊かになります。

家事の中でも大きな負担となっている食事の準備、思い切って作り置きの宅配サービスを頼ってみるのも手。

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