モンテッソーリ教育をはじめたいママ・パパ必見!基礎・基本知識と実践方法を徹底解説!
最近よく耳にする「モンテッソーリ教育」という教育方法。しかし、「子どもをのびのび育てる教育」「子どもが自分で自分を育てる力に着目した教育」など、漠然としたイメージしかわかないママ・パパも多いのではないでしょうか。
そこで今回は、モンテッソーリ教育に興味のあるママ・パパに贈る「モンテッソーリ教育の基礎・基本知識」「モンテッソーリ教育のはじめ方」についてまとめていきます。
今すぐにご家庭で実践できる方法もご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてくださいね!
<目次>
モンテッソーリ教育とは?
モンテッソーリ教育とは「子ども自身が自分を教育し、自分を育てる力」に着目した教育方法です。
モンテッソーリ教育の考案者 マリア・モンテッソーリ は、「子どもは生まれながらに“自らを成長させる力”をもっている」とし、援助者は環境を整え、見守ることが大切と唱えました。
例えば、赤ちゃんは聞いた言葉を自然に覚え口にするようになりますが、もし言葉を耳にできない環境で育ったならば、言葉の習得は難しくなります。
つまり、言葉に触れられる環境を整える援助者の働きと、言葉を聞いて習得するといった自己教育力、どちらも必要不可欠と判断できるのです。
このように、2つの関わり合いを適切にとらえられるようになると、モンテッソーリ教育を簡単に理解することができます。
お子様が何気なく行っている言動なども、この2点を意識し、とらえるようにしましょう。
ポイントを押さえた教具・教育環境整備が重要!
「子どもの自己教育力」と「援助者の支援」が、モンテッソーリ教育のポイントになるとわかったところで、モンテッソーリ教育のはじめ方について説明していきます。
今回ご紹介するポイントは下記の2つです。
- 教具の準備
- 5 つの教育分野の理解
モンテッソーリ教育には欠かせない「教具」と「5つの教育分野」。
これら2つを項目ごとに、詳しくみていきましょう!
モンテッソーリ教育における「教具」
モンテッソーリ教育で使用するおもちゃは、教具と呼ばれています。そして、近年“知育玩具”などと呼ばれているおもちゃも、教具にあてはまると考えられています。
教具をわかりやすく説明すると、自分で考え、実践し、学べるおもちゃが教具になります。
例えば、積み木などは「どのように積むか」「なぜ崩れたか」など試行錯誤して楽しむおもちゃなので、教具であることがわかるのではないでしょうか。
しかしスマホゲームなどは、一方的に刺激を受けつづける遊びになる場合が多いため、自己教育力が育まれるかとなると評価は△。生活から排除する必要はありませんが、気分転換程度にとどめるのが理想的です。
モンテッソーリ教育における「5つの教育分野」
モンテッソーリ教育を行う上で、3~6歳前後のお子様に最適な教育分野とされている5つの内容は下記の通りです。
・言語教育
→読み書きや言葉など言語に関する教育
・算数教育
→数や大きさなど算数に関する教育
・文化教育
→国語と算数以外の教育
・感覚教育
→五感の刺激を通して学ぶ教育
・日常生活の練習
→食器洗いや配膳など日常生活の中で行われる教育
5つの教育分野を文字にして説明をすると難しく感じるママ・パパも多いかもしれませんが、実はとても簡単です。言語教育はお子様と楽しく絵本を読むことからはじめればいいですし、感覚教育も季節の移り変わりを感じることからはじめるだけでOK!
できることから、無理なくスタートさせるといいでしょう。
モンテッソーリ教育を取り入れた保育園・幼稚園もおすすめ!
近年の保育園・幼稚園は「運動に力を入れる園」「英語に力を入れる園」「モンテッソーリ教育に力を入れる園」など、各園ごとに特徴が大きく異なります。そのため、入園前に保育園・幼稚園の特徴を確認してから入園を決めるのがおすすめです。
例えば、運動に力を入れている園であれば 粗大運動(全身運動)の活動環境 が整備されていますし、英語に力を入れている園であれば 言語教育の環境 が整っていると考えられます。
また、モンテッソーリ教育に着目している園であれば、子ども達の自己教育力を大切にした環境が整備されていることでしょう。
このように、全ての園に異なる魅力があることを理解したうえで、お子様にはどのような園が合っているか、見学や体験入園などを通して判断するのが理想的です。
今すぐ実践!ご家庭でできるモンテッソーリ教育おすすめ3選!
ここまではやや専門的な説明をしてきましたが、ここからは“今すぐできるモンテッソーリ教育”をご紹介します。
教育と聞くと身構えてしまうママ・パパも多いかもしれませんが、親子で楽しめる内容を厳選してご紹介しますので、ぜひ下記3つの取り組みを実践してみましょう。
【その1】親子でお散歩(感覚教育)
親子で行うお散歩は、感覚教育に分類することができます。
この時期であれば寒さを感じ、積もっている雪に触れることもあるのではないでしょうか。雪に触れることは触覚の刺激になりますし、雪を踏むと鳴る「ぎゅっぎゅっ」という音を耳にすれば聴覚を刺激することができます。
親子での散歩は素敵な体験であふれています。空の色合いや周りの景色、そして足元にも目を向けながら全身で多くをとらえるように心がけてみましょう。
【その2】絵本の読み聞かせ(言語教育)
絵本の読み聞かせは、お子様が喜ぶ楽しい言語教育です。
絵本は日頃触れることのない言葉にも多く触れることができますし、絵本の世界を想像するので「想像力の育み」も期待できるでしょう。
また、親子で同じ物事に集中できる点も大きな魅力です。いっしょにドキドキしたり笑ったりできる、素敵な時間が過ごせるでしょう。
お子様の教育のためにも愛着形成のためにもおすすめの「絵本の読み聞かせ」。ぜひ日常の中に、絵本の読み聞かせを取り入れてみてはいかがでしょうか。
【その3】おやつタイムの数遊び(算数教育)
おやつの時間は、心がけ次第で算数教育になります。
例えば、10個のビスケットを食べる場合「2個ちょうだい」「残りはいくつある?」などと声掛けをするだけで数を意識することができるでしょう。
この時期は“数に決まりがあることを理解する”だけでも大満足の時期です。無理なく楽しみながら、数に触れる機会を設けるようにしましょう。
食育でできるモンテッソーリ教育とは?
日常生活を通して行えるモンテッソーリ教育の取り組みは「配膳」「食器洗い」「食器拭き」などがおすすめです。これらの取り組みは、5つの教育分野の中の「日常生活の練習」に分類することができます。
配膳などのお手伝いは、お子様にとっては大仕事です。
皿を落とさないように握ったり、中身がこぼれないようにバランスをとったり、脳にも身体にも心地よい刺激があります。
手伝いのあとは達成感や満足感も感じられるため、自己肯定感の育みにも最適です。上手にできないことがあっても、ママ・パパはあたたかくお子様を見守ってあげてくださいね。
モンテッソーリ教育を参考に「自己教育力」を育もう!
最初は「モンテッソーリ教育は難しそう」と考えていたママ・パパも、この記事を通して「今すぐに実践できそう!」と感じていただけたのではないでしょうか。
わが子はとても可愛いので、失敗をしないように“すべてしてあげたくなってしまう”こともありますよね。しかし、子ども達はいずれ大きくなり、自分の力で生きなければいけなくなります。
私達保護者は、子ども達の「自己教育力」「生きる力」を伸ばせるように、お子様の1番の応援団としてサポート・支援をするようにしましょう。
毎食栄養バランスの整った食事を用意したいけれど、献立を考えるのが大変……とお悩みの方は「シェフの無添つくりおき」を利用してみてはいかがでしょうか。
添加物不使用にこだわり栄養バランスを考慮した主菜・副菜が届くので、お皿に盛り付けるだけでご飯が完成します。共働き世帯にもおすすめのサービスなので、ぜひ活用してみてくださいね。
普段親が作らない食材や味付けなど、新たな発見や経験ができるのも特徴。
お料理を電子レンジで温めている間、お野菜は何色に変わるかな?など声かけをしてみてください。
親子で食べ物に関する会話を増やすことができますよ。
ぜひこの機会に「シェフの無添つくりおき」をお試しください。