【実体験】ワーママが直面した小1の壁のリアル!譲れないものが乗り越え方の指標となる
小1の壁に直面したとき、世の中のワーママがどのように対処してきたのか気になりませんか。
ちなみに、筆者は小学生と保育園児の子ども2人を持つワーママですが、退職して働き方を変えるという道を選びました。
直面した際に感じたことは、そのときに「譲れないもの」が乗り越え方の指標となったことです。
この記事が、少しでも小1の壁に悩む方の解決の糸口になれば嬉しいです。
<目次>
小1の壁を実感した人の割合は働く親の半数?リアルな声を調査
仕事と家庭の両立に苦労し、小1の壁に直面するワーママは少なくありません。2022年のインターネット調査によると、小1の壁を感じたことがある人は半数近くいることが分かりました。
(前略)働きながら子育てをしている親御さんの半数近くが“小1の壁”を感じたことがあると判明しました。(後略)
引用元:「PR TIMES プレスリリース・ニュースリリース配信サービスのPR TIMES」https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000040.000013806.html
どういった声が実際にあるのか調べてみたところ、次のようなものがありました。
- ・保育園と比較してサポートが少ない小学校に苦労した
- ・宿題や翌日の準備など仕事から帰宅してからの対応に負担を感じる
- ・時間ばかりに追われて余裕がなくなりイライラしてしまう
- ・仕事に育児に家事にとにかく過酷
- ・自分の時間が一切ない
- ・睡眠時間の確保が難しく休息できない
これだけでも相当な負担がワーママにあることが伺えますね。
わたしも全て当てはまりました。
睡眠時間は毎日5時間未満で目の下のクマが取れなくて、でも踏ん張るしかないと自分を奮い立たせてとにかく頑張っていました。
毎日これでいいのかと自問自答しながら、挫折しそうになりながらも日々のノルマをこなしていくように仕事に家事に育児に奮闘していたのを覚えています。
ワーママは夏休みどうする?対処法をご紹介
夏休みなどの長期休みはサポート制度をフル活用し対処しているワーママが多いようです。どんな制度が使えるのか、調べてみました。
- ・学童や民間サマースクール等の利用
- ・会社の制度を活用
- ・時短勤務の利用
- ・夫と交代で在宅勤務
- ・時差出勤制度の利用
- ・祖父母に頼る
- ・送迎付きの習い事に通わせる
長期休みは小1の壁の難関の一つです。
働くママは忙しい中、あらゆる方法で活路を見出していることが分かります。
わたしも実際、学童の利用やリモートワークなど使えるものは全て利用していました。学童に至っては入学前から動いて申請する必要もあり、情報収集の大切さも実感した記憶があります。しかし時短勤務や時差出勤、夫と交代といった選択肢は取れず苦労しました。
一方、子どもにも焦点を当てなければいけません。
せっかくの長期休みなのに学童の往復だけでは負い目を感じてしまう人もいるでしょう。わたしもその一人で、子どもがかわいそうだなという思いから本人と相談して、学校から送迎可能な習い事に通うなどもしていました。学童だけよりも楽しいと本人も言っていたので利用してよかったですよ。
民間学童はいろいろなイベントなど用意されているところもありますが、我が子が通っていた学童にはそういったものはありませんでした。人によって状況はさまざまなので、一概にこれがいいというものはありませんが、ご自身に合ったものが見つかるといいですね。
退職に後悔した?実際に働き方を変えたママたちの声
小1の壁に直面したワーママが、正社員を退職してパートなど働き方を変えたという場合もあります。
実際に、正社員を辞めた理由についてあるインターネット調査によると
- ・休みが取り辛い
- ・希望する時間で働けない
- ・自分の体力がもたない
- ・子どもの精神的ケアが不十分
- ・子どもに十分な教育ができない
などの理由があることが分かりました。
”(前略)正社員を辞めた後の状況をみると、小学生以下の子どもを持つ人の47%がアルバイト・パートとして働いている。(後略)”
引用元:「PR TIMES プレスリリース・ニュースリリース配信サービスのPR TIMES」https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000264.000016451.html
ワーママにとって多くの壁があることが数値にも表れています。
わたしの周りでも実際に正社員を辞めた人がいますし、何と言ってもわたし自身辞めた一人です。
理由はそれぞれでも根底にある問題は共通していると感じています。わたしの場合は正社員を辞めてよかったとポジティブに考えていますが、そうではなく泣く泣く辞めざるを得なかった人もいるでしょう。働きやすい環境や周りの理解、意見を述べやすい風通しの良い職場環境も必要ですね。
小1の壁という言葉を耳にしも、当事者でなければ本当の意味での大変さや辛さは分かりません。実際にわたしも、子どもが小学生に上がるまでは想像するばかりで具体的には何も分かりませんでした。
わたしはざっくりと「大変そうだな」と感じていたことが、入学前からだんだんと波が押し寄せてきたのを覚えています。フルタイムでこのままいけるのか不安を抱きつつ過ごしていました。
そしていざ子どもが小学校に上がると、PTA活動や保護者会、地域によっては児童見守りの業務が回ってくるなど保育園に比べて負担が増すことを実感しました。仕事をしているママは周りにも多く「仕事」を理由にやらないという選択肢は通用しないことも知りました。
思っていた以上の大変さに、ただただ呆然としたのを覚えています。体力も限界だったように思います。実際に正社員からパートなどに切り替える人がいるのは自然のことのようにすら感じました。
タイムスケジュールは子どもの意見も取り入れよう
小1の壁を乗り越えるためにはタイムスケジュール管理が必須です。夫と相談するのはもちろん、子どもも交えてそれぞれの意見を取り入れてスケジュールを立てたり見直したりするといいですよ。
実際にわたしがフルタイムで働いていた頃に実践していたタイムスケジュールです。
- 04:30 〇起床
洗濯の取り込み、身支度、朝食作り
↓
- 06:00 〇子どもたち起床
朝食・下の子の保育園準備・後片付け
↓
- 07:30 〇出勤
保育園送迎・電車内で今日の業務の確認
↓
- 09:00 〇出社、業務開始
↓
- 17:00 〇退社
保育園及び学童お迎え
↓
- 18:30 〇帰宅
夕食準備・子どもの宿題や翌日の保育園や小学校の準備物確認
↓
- 19:30 〇夕食
一緒に食卓を囲む
↓
- 20:00 〇お風呂
一緒に入る、洗濯スイッチオン
↓
- 21:00 〇子どもと遊ぶ
読み聞かせなど
↓
- 21:30 〇子ども就寝
寝かし付け
↓
- 21:30 〇食器洗い&洗濯干し
浴室乾燥オン
↓
- 22:30 〇できていないことをする時間
小学校へ提出するものやプリントの確認、保育園の連絡ノートを書く等
↓
- 00:00 〇就寝
夫は単身赴任のため基本的には頼れるのは自分のみ!という気持ちでこなしていました。
22:30~就寝までが唯一の自由時間でもあるので、時間の許す限り読書など自分の好きな時間を当てるように心がけていましたよ。実際には子どものことに負われて自由な時間なんてほとんどありませんでしたが・・。
一番大切にしていたのは、子どもと遊ぶ時間を持つことです。
なかなか難しいことですが子どもと触れ合う時間は自分自身の癒しの時間になっていました。5分でも10分でもいいので、この時間を確保すると子どもにとっても親にとってもメリットが多いのではないでしょうか。
また、スケジュールは立てる前に洗い出しからするのをおすすめします。
何を削って何を増やすなど、見える化するとリスケジュールもしやすくなります。子どもに一緒に見てもらうと、ママの大変さにも気付いてくれますし、子どもの思いや気持ちを聞ける時間にもなります。
また、普段の役割分担も一緒に決めておくといいですよ。
- ・家事の分担決め
- ・子どもの放課後の過ごし方
- ・急な休みの対応について
家族でじっくり話し合う時間を作ってぜひ実践してみてください。
わたしのリアル!転職も視野に正社員からの卒業
わたしは長男の入学後、しばらくしてから小1の壁に直面し、子どもと話し合った結果転職も視野に正社員からの卒業を決めました。当初は子どものためと思っていましたが、後から自分のためでもあったと気付きました。
- ・夫は単身赴任
- ・自身はフルタイム勤務
- ・両親も遠方でもしものとき頼れる人がいない
そんな状況下で長男が小学校へ入学しました。
小学校併設の学童や習い事など、子どもが寂しくないようにとあらゆる制度をフル活用しました。あまりの忙しさに週末はぐったりしていましたが、仕事も楽しく子どもも理解してくれていると思い数カ月が経ちました。
なんとなくこの生活にも慣れてきて小1の壁も乗り越えたかな?
と感じていたある日、長男が円形脱毛症になったのです。
ショックが大きくて目の前が真っ暗になりましたが、これをきっかけに子どもとじっくり話をする時間を設けました。時間をかけて話していくうちに、優しい性格の長男はわたしに気を使っていたことに気付きました。
口では「大丈夫」と言うけれど、「本当は寂しい。もっとママといたい」と本音を打ち明けてくれたのです。
学校にも楽しく通い学童の友達とも仲良くしているので問題ないと思っていましたが、心の底にある寂しさに気付いた瞬間でした。「家にいてほしい?」と聞いたときに「うん」と即答したのを見て、フルタイムからの卒業をすぐに決めました。小さな体にどれだけのストレスを抱えていたのかと思うと心が痛んだのを覚えています。
長男のために辞めようと思って退職しましたが、生活の変化を得て感じたのは、この道を選んだのは自分のためでもあったということでした。そしてその後在宅ワークという働き方を選び、現在も続いています。
退職して良かったこと6選
退職して良かったことはたくさんありますが、次の6つが主な理由です。
- ・子どもとの時間が増えた
- ・心に余裕が持てるようになった
- ・肌の調子や体調がよくなった
- ・自分の時間も持てるようになった
- ・睡眠時間が増えた
- ・育児が楽しくなった
フルタイム勤務のときは、肌荒れがひどく睡眠時間も毎日5時間未満でへとへとでした。しかし、フルタイムを卒業してからは全てのことに余裕を持てるようになり、充実感で満たされています。
得たものは大きくデメリットは小さい
実際に退職して働き方を変えると、収入が一気に減りました。デメリットはこの一つだけです。
それまでは気軽に外食などにも行っていましたが、そんなことをしている余裕はなくなりました。しかしだからといってフルタイム勤務を辞めたことに後悔はありません。
- ・これまでしてきた仕事に「やりきった」という達成感がある
- ・子どもと過ごす時間が増えて本当に幸せだと実感している
- ・今までできなかったママとしての時間を楽しめている
- ・在宅ワークという仕事を選べた
「いってらっしゃい」と「おかえり」が言える環境になったのも感動ですし、やりたいと思ってもできなかった育児の数々をこなせて、毎日幸せですよ。得たものは大きくデメリットは小さいと感じています。
子どもの喜ぶ顔が全ての答えだった
わたしが退職してから長男は笑顔が増えました。また気持ちを素直に表現するようにもなりました。全てが良い方向に向かっているのを実感して、長男の笑顔が答えだと今では感じています。
譲れないと思った長男の思いが、「小1の壁」に直面したわたしに出してくれた答えとなりました。
まとめ
小1の壁に悩むワーママはあなた一人じゃありません。
家事や育児は見える化し、家族の予定はアプリを使って共有するなど、できることをして一緒に背負ってくれる人を作りましょう。わたしは単身赴任の夫が家に帰ってきた日には思う存分休むようにしています。グチもこぼすので我慢はしません。抱え込まない、がんばりすぎない、適当精神もとても大切です。その上で、感謝の気持ちだけは忘れないように心掛けています。
日々がんばっているママたちが、この記事を読んで少しでも気持ちが楽になってくれれば嬉しいです。
子育て世帯に向けてさまざまなサービスが誕生していますが、今のトレンドは「タイパ」。
自分以外に代わってもらえることは積極的に依頼することで、自分にしかできない時間(子どもと遊ぶなど)がより豊かになります。
小1の壁を乗り越える、あるいは共存するための大きな助けとなるでしょう。
家事の中でも大きな負担となっている食事の準備、思い切って作り置きの宅配サービスを頼ってみるのも手。
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ぜひこの機会にお試しください。