赤ちゃんの育児には母乳だけでなく粉ミルクも必要!便利な粉ミルクの成分やタイプを知ろう!

出産を控えているママは、気になることが多いですよね。
一人目の出産ならすべてが初めての経験なので、ワクワクする反面、不安なことが多いと思います。

特に、赤ちゃんの食事である「母乳」や「粉ミルク」は、思った通りにいかず最初の壁になるママも多いはず。

  • 母乳が出るのか心配
  • 粉ミルクは健康に良くないって聞いた
  • 粉ミルクに頼るのはダメ?

過去に粉ミルクが原因で健康被害が出た事件があった為、粉ミルクの使用を拒否する人が多いのも事実です。特に、その時代に子育てをしていたお母さん世代に、粉ミルクの使用を否定された人も多いと思います。

ですが、現在の粉ミルクは安心して使用できる上に、栄養素も豊富で健康被害の報告はありません。よりよく改良されている粉ミルクを知り、産後の参考にしてください。

今回は「赤ちゃんの育児には母乳だけでなく粉ミルクも必要!便利な粉ミルクの成分やタイプ」をご紹介します。

 

粉ミルクは健康に良くない?母乳だけの育児にこだわる必要はありません!

「出産したら母乳で育てる」こんな風潮はもう時代遅れ。
決して母乳を否定するわけでも、粉ミルクが絶対的に正しいとお伝えしている訳ではありません。

母乳が出るかどうかは産後でなければ分かりませんし、母乳が出ないからと言って育児ができない訳ではありません。

粉ミルクを使用する理由はこちらです。

  • 母乳が少なかった
  • 夜間の授乳を夫にしてもらっていたから
  • 仕事復帰が早かったので、保育園に預ける為
  • 衛生的で栄養が多いから

産後は母乳が出たが、量が少なくなったり、出なくなってしまうこともあります。また、乳腺炎など発熱を伴う症状が起きる場合もあります。

粉ミルクは、産後のお母さんをサポートしてくれる便利なアイテムです。楽をしているわけではありませんし、悲観的に思っている方がいたらそれは間違いです。

母乳に含まれている栄養素をカバーしてくれる粉ミルクは、万能アイテムです。母乳だけの育児にこだわらないでくださいね。

 

粉ミルクの成分やタイプをご紹介!便利で安心な粉ミルクを使おう!

粉ミルクの原料は何かご存知でしょうか?意外と知らない成分と粉ミルクのタイプをご紹介します。

 

粉ミルクの原料

粉ミルクは加工した無脂肪の牛乳が原料です。牛乳そのままでは赤ちゃんには合わないからです。例えば、牛乳は母乳に比べミネラルが多いです。大人にとっては必要ですが赤ちゃんの体には多過ぎるので、ミネラルを減らしています。足りないビタミンやオリゴ糖を添加したり、タンパク質・脂質のバランスを調整しています。

その為、赤ちゃんに牛乳を与えるのは危険です。腸が発達してくる、1歳を過ぎてから与えましょう。離乳食に混ぜて使用する場合は、加熱し少量から始めましょう。

(参考文献:一般社団法人 日本乳業協会 乳と乳製品のQ&A

 

粉ミルクのタイプ

タイプとしては、3つあります。缶・スティック・キューブタイプです。

缶タイプ

粉ミルク丸い缶が思い浮かぶ人が多いのではないでしょうか?金額的にはお得な反面、捨てる手間や持ち運びに向かいないデメリットもあります。家庭用の粉ミルクだと、繰り返し使用できる容器にパックに入った粉ミルクをセットして使う「エコな詰め替え粉ミルク」も、販売されています。出るゴミも、、缶と比べ小さく簡単に捨てられるメリットがあります。

スティックタイプ

1回の量が個包装になっているスティックタイプは、持ち運びに便利です。哺乳瓶に入れる際にこぼすことありません。手軽に作れますが、少量だけ作りたい場合には不向きです。しっかり量を飲む時間帯や、月齢が上がった時の使用なら問題ないでしょう。

キューブタイプ

キューブタイプは、固形の粉ミルクです。缶やスティックタイプに比べ少々割高ですが、どちらのデメリットもカバーしている商品です。持ち運びに便利・こぼさない・簡単に手で割れるので、量の調節可能です。

液体ミルク

2018年には液体タイプのミルクの販売が始まりました。調乳の手間がなく、病原菌のリスクがなく安全性が高いです。出先や急にミルクが必要になった時に、液体ミルクがあると助かります。便利な液体ミルクも使ってみてください。

 

赤ちゃんへミルクをあげる際の注意点とは?覚えておきたい3つのポイント

産前指導でミルクのあげ方や作り方を聞いた方も多いと思いますが、実際に赤ちゃんにミルクを上げる際の注意点をご紹介します。

 

哺乳瓶の消毒は忘れずに!

雑菌は新生児にとっては危険です。雑菌の繁殖を防ぐためにも、毎回の哺乳瓶の消毒を忘れずにしましょう。乳首は外し、哺乳瓶の底までしっかり洗浄します。哺乳瓶の底まで届く、持ち手の長いスポンジの使用がおすすめです。哺乳瓶の消毒方法は、3つあります。自分に合った消毒方法を見つけましょう。

 

つけ置きタイプ

哺乳瓶がしっかりつかる容器に、洗浄液を入れ1時間以上つけて除菌・殺菌します。哺乳瓶専用の消毒液を使用しましょう。簡単で手間のかからない消毒方法です。

 

スチーム除菌

電子レンジやスチーム除菌機を使用します。電子レンジの場合は、蒸し器と同じ様に水を少量入れます。哺乳瓶まで熱いので取り出す際は気を付けてください。スチーム除菌機は、乾燥機能まで付いているものもあるので、セットだけすれば除菌と乾燥まで自動でしてくれます。

 

煮沸消毒

鍋にお湯を沸かして、熱湯で消毒する方法です。哺乳瓶によって煮沸時間が変わるので、説明書に従いましょう。他の消毒方法をしている人でも、知っておきたい消毒方法です。消毒しても乳首のミルクが残りがちですが、煮沸消毒であればしっかり溶けて汚れが落ちやすいです。

 

温度に注意!

調乳のお湯の温度に気を付けましょう。

70度以上80度未満のお湯を使います。理由は、感染症のリスクを下げる為です。粉ミルクは乾燥した粉末ですが、細菌が微量含まれている場合があります。

主に、サカザキ菌とサルモネラ菌の2つです。サカザキ菌は、粉ミルクの製造過程で存在する菌ですが、ごく微量です。ヒトや野菜から検出されることもある菌です。

サルモネラ菌は、ヒトや動物の腸管内に存在する菌です。サカザキ菌と違い、調乳の際に混入する菌です。

敗血症や食中毒の様な症状が出る上記の菌ですが、感染リスクを減らせることができます。

  • 調乳前は石鹸を使い手洗い
  • 哺乳瓶の消毒
  • 調乳には70℃以上のお湯       など

 

熱すぎると壊れてしまう栄養素もあるので、沸騰したお湯の場合は少し冷ましてから使用しましょう。

赤ちゃんに与える前に、腕の内側に少しミルクを垂らし熱くないか確認しましょう。目安は30~40度くらいのぬるい温度です。

(参考文献:横浜市 粉ミルクを70℃以上のお湯で溶かすワケを知っていますか?

 

赤ちゃんの目を見て飲むペースを確認

ミルクを飲む顔もとても可愛いいですが、ホッとできる時間でもあります。テレビやスマフォを見がちですが、赤ちゃんの目を見てあげてください。もうミルクいらないよのサインを送っている時もありますし、量が多く吐き出してしまう場合もあります。赤ちゃんの表情に注意しながら行いましょう。

また、ミルクを飲むペースは赤ちゃんによっても、日によっても違います。時間のかかる日もあるので、授乳クッションがあると腕が疲れないので便利グッズのひとつです。

残ったミルクは食中毒のリスクがあるので、2時間を過ぎたら廃棄しましょう。

 

大切なのはママと赤ちゃんの健康!無理せず楽しい育児をしよう!

心配事の多い新生児・乳児期は、お母さんもお父さんも精神的に疲れてしまいます。不安や焦りなど、いろいろな感情に疲れてしまう時もあります。

そんな時は、無理しないことが一番です。ご飯の支度ができなければ、宅配サービスを使うのも選択肢のひとつです。

母乳が少なければ粉ミルクも使えば何の問題もありません。粉ミルクを作るのが面倒なら液体ミルクを使う日があっていいんです。何より、楽しく育児ができることが大切です。

気を張り過ぎないで、いつものママ・パパで過ごせることが、赤ちゃんにとって素敵な環境なのではないでしょうか?

粉ミルクも使いながら楽しく育児しましょう!

 

粉ミルク、母乳にかかわらず、お母さんお父さんがしっかりと栄養をとって健康でいることが大切!
とはいえ、新生児や乳児のお世話をしていると、つい大人の食事まで手が回らないことも多々あります。

そんなときは、思い切って作り置きの宅配サービスを頼ってみるのも手。

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