保育園を休む理由|体調不良以外でも正しく伝えたほうがいいのはなぜ?

保育園を休む理由の中には、子どもの体調不良ではなく家族の都合によるものがあります。
そんな時「保育園にはなんて言えばいいんだろう?」と悩まれるママやパパは多いのではないでしょうか。

この記事では、保育園への休みの連絡の仕方や先生への理由の伝え方について、元幼稚園教諭で保育園児の母である筆者が、実体験を交えて解説します。

保育園への休みの伝え方がわからずお困りの方は、ぜひ参考にしてください。

 

【保育園を休む理由】体調不良以外はNG?

子どもの体調不良でなく、別の理由で保育園を休むことは、問題ではありません。
なぜなら、保育園は義務教育ではなく、小学校のように数日休むと授業についていけなくなる、ということもないからです。

ただし、親の都合で長期に渡って休ませると、家庭での保育が可能とみなされ退所勧告が出されるケースも。
欠席理由や、休んでいる間に誰が保育したのか、などの情報を正しく保育園に伝えておけば、避けられる事態です。理由不明で長期休み、ではなく「母親が出産のため、子どもを一時的に祖父母に預ける」といったケースなら保育園側も納得できますよね。

 

子どもの体調不良以外の休み理由と伝え方

子どもの体調不良以外の、主な欠席理由5つは以下です。

 

  • 家族が体調不良のため
  • 保護者の平日休みに合わせるため
  • 冠婚葬祭のため
  • 悪天候のため
  • 子どもが登園を嫌がったため

 

それぞれ詳しくみていきましょう。

 

家族が体調不良のため

子ども自身でなく、兄弟姉妹や両親など身近な家族の体調不良は、保育園を休む正当な理由といえます。

家族が体調不良で休むときは、誰が体調不良で、どういった症状なのかをきちんと伝えます。園児自身が元気であっても体調をきちんと伝え、保育園に家庭の状況を共有しておきましょう。

たとえば兄姉がインフルエンザ蔓延による学級閉鎖で自宅待機している場合。兄姉に熱などの症状が出ていなかったとしても、すでに罹患している可能性もあります。保育園側としても、感染している可能性がある園児は自宅で様子見してもらいたいと考えるでしょう。

また、ママパパが体調不良の場合。子どもを送迎できる状態でないこともありますので、こちらも理由として何もおかしなところはありません。

 

保護者の平日休みに合わせるため

平日が休みのパパやママで、自分の休みに合わせて子どもを休ませることは、なんの問題もありません。なぜなら両親の仕事が平日休みであることを、保育園は「就労証明書」によって事前に把握しているからです。平日休みであっても土日休みでも、お休みの日に親と過ごす時間は子どもにとっても良い影響を与えます。保育園が親子のふれあいの時間を不可とすることはありません。

また、土日休みのママパパが、有給休暇を利用し、人出の少ない平日に家族旅行を計画するケースもあるでしょう。「保育園を休ませて、家族旅行なんて」と罪悪感を覚えるかもしれませんが、気にすることはありません。

くれぐれも休む理由を偽らないでください。
子どもは楽しい家族とのお出かけの思い出を保育園の先生や友だちに話したいものです。
「体調不良で休んだことにしようね」など、子どもが正直に話せない状況にしないようにしてください。
「家族旅行のため」「遠方の祖父母の家に行くため」など、正しい理由を伝えておけば、保育士からも「旅行は楽しかった?」「おじいちゃんちで何をして遊んだの?」など子どもに語りかけてくれるはずですよ。

 

冠婚葬祭のため

法事や葬式、結婚式といった冠婚葬祭のため保育園を休むケースがあります。法事や結婚式であれば、あらかじめ休む日がわかるはず。日付が決まった時点で保育園に伝えましょう。

葬式に列席するために休む場合、保育園に「誰が亡くなった」と伝えるのは必須ではありません。けれども、おじいさんやおばあさんなど、子どもにとって親しい人が亡くなった場合には、保育士に伝えておくのをオススメします。保育士が把握していることで、子どもの心理面をフォローできるからです。

 

天候が悪いとき

台風や大雪などの悪天候も、休む理由となります。気象状況によっては保育園から「可能であれば早めにお迎えをお願いします」と言われることも。自宅保育が可能であればぜひ家で待機してください。

とくに徒歩や自転車による送迎をしている場合は事故につながる可能性も考えられます。最優先にするべきは家族の安全です。慎重な選択をしてくださいね。

 

子どもが登園を嫌がるとき

パパママにとって一番言いにくいのが「子どもが保育園に行きたくない」という理由ではないでしょうか。

保育園に預けだしてすぐの頃や、年末年始などの長い休みが明けた時、新学期で新しいクラスに変わった時など、環境の変化をストレスに感じる子もいます。決して「保育園がいや」ということではなく、一番安心できる「家」や「パパママの近く」で安心したい、という気持ちがあるのです。

そんな子どもの気持ちを保育士はわかっていますので、保育園に連れてくることを強制はしません。ただし、いわゆる「休み癖」がついてしまうのは避けたいところです。
「保育園を嫌がってしまう」という事実を担任に相談して、子どもを保育園に行きたくなるような働きかけができないか、いっしょに考えていきましょう。

「今日は休もうね。だけど、明日は保育園で誕生日会があるから行ってみようか!」などの声かけができるように、休みの連絡の際に翌日の保育内容を教えてもらうなどもいいですね。

 

休みの連絡をする際のポイント

保育園に休みの連絡をする際は、以下のポイントに気を付けて、必要な情報をきちんと伝えてください。

 

保育園が推奨する方法で連絡をする

最近は出欠確認やお知らせなどを行う専用アプリを使用する保育園が増えています。当日の8時までは専用アプリで連絡。9時直前の場合は電話連絡を、というように、保育園ごとで決められたルール、方法で連絡をいれましょう。

 

電話で連絡する場合は、以下をきちんと伝えます。

  • クラス名
  • 園児の名前(フルネーム)
  • 電話をかけている人物と園児の関係性
  • 休む期間
  • 休みの理由

 

【例文】

もも組の(園児のフルネーム)の母です。いつもお世話になっております。

今週の金曜日〇日から来週月曜△日にかけて、家族で祖母の家に泊りに行きますので、お休みいたします。

 

繰り返しになりますが、決して休みの理由は偽らないでください。

 

当日連絡は9時までに

当日の欠席連絡は朝9時までにしましょう。出欠確認や、クラス活動が始まるのが9時頃です。9時までに連絡がなかった場合は、保育園から保護者へ連絡はしますが、少なからず保育園側に混乱を与え、手間をとらせていると理解してください。

昨今では、保育園や幼稚園への送迎ミスによって、子どもの命が失われるといった事件も起きています。
パパママと保育園との正確な情報連携が、大きな事故事件を防ぐ最善策といっても過言ではありません。たかがお休みの連絡と思わず、きちんと対応してくださいね。

 

休む日がわかった時点で伝える

事前にわかっている予定は、決まった時点で早めに伝えておきます。早めにわかっていれば、保育園側も事前に備えられるからです。

たとえば「今週の金曜日〇日から来週月曜△日にかけて、家族で祖母の家に泊りに行く」のであれば「金曜日はお休みですね!それでは、帽子とお昼寝布団は、木曜日に持ち帰っていただけるよう準備しておきます」といったように、持ち帰るものの調整が利きます。

また、事前に休む予定を伝えてはいますが、休みの前日にも再度伝えておくとよりよいでしょう。

 

長期で休む場合は、担任に相談する

やむをえず、長期で休む場合は担任に相談しておきましょう。担任に相談しておく理由としては大きく2点あります。

1点目が「保育園行事との調整」のためです。
保育園は義務教育ではないので、数日休んでも問題はありませんが、タイミングによっては運動会・地域の交流会への参加・作品展への出展などと時期がかぶってしまうことも。これらのイベントへの参加は強制ではありませんが、可能であれば期日調整をオススメします。クラスの友だちとの思い出や、経験が得られるはずですよ。

2点目が「登園拒否を防ぐため」です。
長期の休み明けは、子どもが保育園に行きたがらないこともしばしば。長期休みに入る前に、保育士から「明日から〇〇ちゃんは、お休みだね。どんなことをしたのか、先生に教えてね。〇〇ちゃんがいなくて、寂しいけど、また会えるのを楽しみにしているからね」といったような声かけをしてもらうことで、子どもは保育園に再び通うことに前向きになれるのです。

 

【まとめ】保育園を休む理由を正しく伝える大切さ

保育園を休む理由には、子どもの体調不良以外の場合があります。私用で休むことを保育園に言いづらいパパママもいると思いますが、気に病む必要はありません。保護者の都合や家族の体調不良、冠婚葬祭など、さまざまな理由があることを保育園は理解しています。

大切なのは、休む理由を偽らずに正しく伝えること。
保育士から子どもへの心理的サポートにも効果的です。休む理由を正しく伝えることは「子どものため」なのです。

保育園への連絡方法や、休みの連絡をする際のポイントを押さえ、保育園との適切なコミュニケーションを心がけましょう。

 

 

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