1歳児に最適な食事量とは?!絶対に知っておきたい3つの注意点
1歳児の食事は成長のための大事なステップです。
適切な食事量の把握は、健やかな成長を支えるために不可欠です。この記事では、1歳児の食事量目安や幼児食の3つの注意点を詳しくご紹介します。ぜひ、参考にしてみてください。
1歳児の食事量と回数について
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1歳の子どもの食事は、栄養バランスが大切です。食事量の目安としては、1日3回の主食に加えて、必要に応じて1~2回の補食を取り入れましょう。
補食は、1日2回、食事と食事の間に与えるのが理想的で、1回の食事量の約1/3を目安にします。この年齢の子供に必要なエネルギーは約900~950kcal/日であり、3回の食事だけでは不足するため、補食でカバーする必要があります。
食品カテゴリ | 量 |
軟飯/普通飯 | 90g/80g |
野菜 | 40~50g |
豆腐 | 50~55g |
肉/魚 | 15~20g |
卵 | 1/2~2/3個 |
補食 | 1日2回、食事量の1/3 |
食事の量はあくまで目安であり、子供の成長のペースや活動量、食欲に応じて柔軟に調整することが大切です。また、離乳の進行具合に合わせて母乳やミルクを続けることも推奨されていますよ。
大事なのは、子どもがバランスの取れた食事を楽しみながら取り入れることができるよう、食事の内容と量を適切に管理することです。
大人と同じ食事で大丈夫?!
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1歳の子どもが離乳食の完了期を迎えると、食事は主に固形食に移行し、成長に伴い身体能力も発達します。この時期の子どもは自分で立ったり歩いたりし、手先を器用に使って食事を楽しむようになるでしょう。
そこで、自分で食事をしたいという意欲が高まると、従来の離乳食から一歩進んだ、幼児食への移行が必要になってきます。しかし、1歳半を過ぎても、子どもの内臓や口内の発達は大人と比べて未熟です。そのため、大人と同じ食事を取り分ける場合でも、食材を柔らかくし、味付けを薄めにするなどの調整が必要になります。
幼児食について
離乳食が完了し5歳頃までの子ども向けに、噛む力、味覚、消化能力に合わせて調理される食事です。フォークやスプーンの使用に慣れさせるとともに、食材の形や固さを調節して、子どもが自分で食べやすいように工夫しましょう。
噛む力の育成には、歯の成長に合わせて徐々に食材の固さを増やし、食事への興味を引き出す多様なレシピを用意することが効果的です。また、噛む行為は脳の発達にも良い刺激を与えます。
幼児食の注意点
幼児食を進めるにあたって、以下の3つの注意点は必ず守りましょう。
・初めての食材は病院が開いている時間帯で少量から
・生魚は慎重に扱う
・繊維が多い食材は工夫して用意する
幼児期は食中毒や食物アレルギーのリスクが高い時期でもあります。新しい食材を初めて食べさせる際には、アレルギー反応を見極めるためにも、少量から始め、病院にすぐに行ける時間帯に試しましょう。生魚のような消化に時間がかかる食材や、寄生虫のリスクがあるものは慎重に扱う必要があります。
また、レタスなど繊維質が多く、すりつぶしにくい食材は、幼児が飲み込めずに窒息する恐れがあるため注意が必要です。これらの食材は細かく刻む、スープで柔らかくするなど、工夫しましょう。
1歳児の食事についてのQ &A
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1歳のお誕生日ケーキは市販品でも良い?
市販のケーキは砂糖やバターの使用量が多いため、1歳の赤ちゃんには適していないことが多いです。赤ちゃん向けに、材料を調整した手作りのスイーツを選ぶほうが良いでしょう。
例えば、ホットケーキミックスや赤ちゃん用の蒸しパンをベースにして、生クリームの代わりに水切りヨーグルトを使ってデコレーションすることで、赤ちゃんも楽しめる特別なケーキを簡単に作ることができます。
手づかみっていつまで?早めにやめさせるべき?
手づかみ食べは、子どもの食事において大切な発達段階の一つです。離乳完了期から幼児食への移行期間、約1歳から1歳半頃には、子どもたちは自然とスプーンやフォークに興味を持ち始めるものです。この期間においても、手づかみ食べのメリットは多く、食感や温度を直接感じることで感覚が豊かになり、食べ物への興味や好奇心を刺激します。しかし、手づかみ食べをいつまで続けるかには個人差があり、無理に卒業させる必要はありません。
2歳までの間は、手で食べ物を触ることで感覚を育むことが大切とされています。幼稚園や保育園での食事の様子を考えると、3歳頃までにはスプーンやフォークを使用する食事に慣れさせると良いでしょう。
スムーズな移行を促すには、キャラクターが描かれたスプーンを使って興味を引いたり、スプーンで食べやすいメニューを選ぶことが効果的です。また、スプーンの使用機会を徐々に増やしていくことも大事です。
スプーンを上手く使えない時期には、子どもが手づかみで食べたくなることもありますが、食事の楽しさを最優先に考え、スプーンだけに限定せずに柔軟に対応しましょう。子どもが自分で食事を楽しむことができれば、自然とスプーン使用にも慣れていきます。焦らず、子どものペースを尊重することが大切です。
1歳児が全く食べない!心配だし泣きたくなる
1歳児がご飯を食べないとき、親としてはすごく心配になりますよね。食べない理由は様々であり、子どもに合わせた対処法を見つけることが大切です。
1歳児が食べない理由は以下の4つが大体の原因です。
・食事に興味がない
・食材の大きさ・硬さが合っていない
・味付けや食材が苦手
・体調不良で食欲が湧かない
食事に興味を持たせるためには、食事の時間を楽しくする工夫が必要です。例えば、食事が始める合図を設けることや(楽しい音楽など)、食事中は集中できる環境(テレビを消すなど)を作ることが大切です。
また、食事の形態に関しては、子どもの好みや成長段階に応じて、大きさや硬さ、とろみの調整を試しましょう。とろみ付けは飲み込みを助けるために役立ちます。味付けや食材に関しては、時間をかけて慣れさせることがポイントです。
体調不良が原因で食べない場合は、他の症状に注意を払い、必要なら小児科を受診してください。子どもが食事を食べないときには、ストレスを感じずに、食事時間を楽しむことを優先しましょう。栄養バランスを考えつつ、食材に固執せず、炭水化物、タンパク質、ビタミン・ミネラルをバランス良く取り入れることを心がけます。また、食べムラがある場合には、1週間のトータルで食事の様子を見ると良いでしょう。
ときには、市販のベビーフードを活用することもおすすめです。食事の準備の負担を減らし、食事時間をより楽しいものにすることができます。大事なのは、1歳児が食べることを楽しむことを優先し、食事の時間をストレスなく過ごすことです。
市販のベビーフードを購入するときのポイント
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月齢や発達段階に合った商品を選ぼう!
市販品を選ぶ際には、子どもの月齢や発達段階に合った商品を選ぶことが大事です。12ヶ月から18ヶ月の「ぱくぱく期」には、赤ちゃんが自ら食べ物を噛む練習をする時期にあたるため、この時期に合わせた製品を選びましょう。
月齢に合わない製品を選ぶと、咀嚼の練習が十分にできなかったり、胃腸に負担がかかったりする恐れがあります。
原材料の確認が大切
市販品を選ぶ際のもう一つの大切なポイントは、原材料の確認です。特にアレルゲンを含む食材の有無や、食品添加物の使用状況に注意を払う必要があります。
アレルギー反応のリスクを把握し、特定のアレルゲンを含む製品は避けることが大切です。また、子どもの免疫機能の成熟に配慮し、可能な限り「無添加」の製品を選ぶことで、余計な化学物質の摂取を避けることができるでしょう!
市販品を活用することで、準備がより簡単になり、忙しい親御さんでも子どもにバランスの取れた食事を用意することができますよ。
まとめ
1歳児の食事は離乳食完了期に当たり、バランスの取れた栄養摂取が大切です。市販品は、忙しい親御さんにとって便利ですが、子どもの月齢や発達段階に合った商品選びが肝心となります。
原材料の確認でアレルゲンや添加物をチェックし、無添加のものを選ぶことで、子どもの健康を守りましょう。
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