【管理栄養士監修】コンビニの商品は添加物だらけ?無添加の商品も一緒に紹介!

コンビニの商品を食べるとき、添加物を気にしていますか?便利で生活に欠かせないコンビニですが、売られている商品のほとんどに食品添加物が使われています。

今回は、食品添加物を避けたいけどコンビニの利用もしたいという方に向けて、無添加のコンビニ商品について紹介していきたいと思います。

 

コンビニに添加物を使った商品が多い理由

コンビニで売られている商品はほとんどが加工品であるため、添加物を使った商品が多いです。

では、なぜコンビニの商品には添加物を使っているのでしょうか?

 

香りや見た目を維持するため

添加物を使う理由の1つ目は、香料や着色料などを使うことで香りや見た目を維持するためです。

人間が食べ物を美味しいと感じるには、味だけでなく香りや見た目など五感で魅力を感じることが必要です。

できたてであれば添加物は必要ありませんが、コンビニの商品はほとんどが加工食品で、冷蔵や冷凍されているものは特にできたてとの違いが顕著です。

そのため、いつ食べても同じ味になるようにコンビニの商品には香料や着色料が使われています。

 

味をつけるため

添加物が用いられている2つ目の理由は、食品に味をつけるためです。

多くの食品には甘味料、酸味料などの直接味を感じる添加物が使われており、特にお菓子やジュースなどの味を形成するために多く用いられています。

他にも、お惣菜など調理段階で失われた味を補填するためにも使われており、知らないうちに添加物を摂取していることも多いです。

 

消費期限を伸ばすため

添加物が用いられる3つ目の理由は、食品の賞味期限・消費期限を伸ばすことができるからです。

添加物には、保存料・防カビ剤、酸化防止剤などの種類があり、これらは食品を劣化させる細菌やカビなどの増殖を防ぐ役割を持っています。

コンビニの商品は、購入後時間が経っても食べられるようにこれらの添加物を用いています。

 

価格低下につながるため

食品添加物を使う理由の4つ目は、食品の価格低下につながるからです。

例えば、ジュースに甘味や酸味を加える際に添加物がないと、食品から抽出して添加する分、原材料費がかかりジュースの値段が上がります。

添加物は、食材を原料にするよりも安価に味や風味をつけることができるため、食品の価格低下に繋がっています。

他にも、食品の期限を伸ばすことで長距離、大量の輸送が可能になり、輸送コストを削減することで価格低下を実現しているという背景もあります。

このように、食品添加物は物価上昇を抑える役割も持ってくれています。

(参考:https://www.caa.go.jp/policies/policy/food_labeling/food_sanitation/food_additive/assets/food_labeling_cms204_210408_01.pdf

 

添加物の量を見分けるためには

コンビニ商品に含まれている添加物の量を確認するためには、成分表示を確認しましょう。

成分表示には、原材料名と添加物が記載されており、それぞれ分けて表記することが義務付けられています。

ただし、表示例のように原材料名と完全に分けて記載されている場合と、スラッシュ(/)で区別されている場合があります。

この表示順は、使われている重量が多い順に記載するよう定められているため、左に記載されているものほど量が多くなっています。

ただし、どの添加物がどのくらいの量使われているかは表示されていません。

また、添加物が使用されていても表示が免除されている場合もあります。

それについてはこちらの記事で詳しく紹介しています。

 

コンビニで買える無添加の商品4選

実は、コンビニにも無添加の商品が多く売られています。

今回は、そんな中から頻繁に見かける商品を紹介していきます。

 

ローソン 塩にぎり

ローソンで販売されている「塩にぎり」は、うるち米と塩のみを使って作られており、添加物は使用されていません。

また、セブンイレブンで発売されている「塩むすび」も添加物が入っていません。

加えて、塩おにぎりに限らず、具材入りのおにぎりの中にも、無添加のものが発売されてきているため、是非一度成分表示を確認してみてください。

 

セブンイレブン さばの塩焼き

セブンイレブンで販売されている、「さばの塩焼き」も添加物が入っていない商品になります。

原材料は鯖と塩のみと非常にシンプルです。

「さばの塩焼き」のように原材料が少ない商品は添加物が少ない傾向にあり、密閉しているものは保存料等も削減している商品が多い印象です。

(参考:https://7premium.jp/product/search/detail?id=8546

 

セブンイレブン セブンブレッド

セブンイレブンのセブンブレッドという食パンも、無添加の商品です。

菓子パンや惣菜パンには添加物が含まれていることが多いため、添加物が気になるけどパンも食べたいという方は、この商品を購入して自分でアレンジするのがおすすめです。

(参考:https://7premium.jp/product/search/detail?id=5853

 

ローソン はちみつ香るしっとりカステラ

ローソンで発売されている「はちみつ香るしっとりカステラ」も炭化物を使用していない商品です。

お菓子などの商品は甘味料や着色料、保存料などが使われているものが多いですが、無添加の商品も一部販売されています。

特に、カステラのようになにかを挟んだり乗せたりしていないものは、無添加の商品も販売されていることが多いです。

 

無添加の商品を利用する際の注意点

コンビニの無添加の商品を利用する際は、期限と保存方法に注意が必要です。

保存料が含まれていない無添加の商品は、使用されているものに比べて賞味期限や消費期限が短いことが多いため、早めに食べきる必要があります。

また、冷蔵や冷凍などの保管方法を誤ると食中毒の危険もあります。

他にも、密封されている商品などは開けたら一度に食べ切る必要があるなど、無添加だからこそ気をつけなければいけないポイントがありますので、購入する際は食べ切れる量を購入し、適切な保存と早めの消費を心がけましょう。

 

添加物を気にしたくないという人には宅配食がおすすめ

コンビニ商品に無添加のものがあるのはわかったけど、飽きてしまうし高くついてしまうという方には、「シェフの無添つくりおき」という宅配食サービスがおすすめです。

「シェフの無添つくりおき」は、化学調味料、添加物を一切使わずに一流シェフが手作りしたお惣菜の宅配サービスです。

他の宅配食サービスのほとんどは食品添加物を使用していますが、「シェフの無添つくりおき」は徹底的に無添加にこだわっており、化学調味料も不使用です。

他にも、

  • ・冷蔵のため味が損なわれていない
  • ・毎週特定の曜日に届けてもらえるため生活に合わせやすい
  • ・スキップも自由
  • ・一回の配送分で30〜70品目の豊富な食材を使用

など多くのメリットがあります。

宅配食サービスは様々ありますが、無添加のものはほとんど無いため、添加物が気になるという方にはぜひ利用してほしいサービスです。

シェフの無添つくりおき公式サイト

 

まとめ

今回は、コンビニ商品に添加物が使われている理由や、無添加の商品について紹介してきました。

添加物を使った商品が多いイメージのコンビニですが、少しずつ無添加の商品も増えてきています。

コンビニでも選べる商品の幅が増えれば生活が楽になりますので、ぜひ成分表示を確認して購入してみてください。