うま味調味料は身体に毒!?うま味調味料の代用品 おすすめ12選をご紹介!

うま味調味料は料理を手軽においしくする、万能調味料です。しかし、せっかく料理をするならば、化学調味料を使わずに料理をしたいと考えている方も多いのではないでしょうか。

今回の記事では、「旨味 」に関する説明はもちろんのこと、うま味調味料の代用品として活用できる12品をご紹介します。また、“うま味調味料は毒なの?”についての真相にも迫りますので、ぜひ最後までご覧くださいね。

 

うま味調味料は毒?真偽とは?

“うま味調味料が毒”という噂の出どころは、X(Twitter)の投稿です。

投稿された内容は「うま味調味料には人体に影響がある物質が入っている」といった内容ですが、指摘を受けた該当食品企業は「通常の量を使用する場合は、健康被害を心配する必要はない」と公式ホームページ上で明言しています。

日本は食品に関しての規定・規則がしっかりしている国。過度に心配する必要はないと考えられます。しかし、妊婦さんだったり、お子さんだったり、心配せずにはいられない人も一定数存在するでしょう。

そこで、この機会にうま味調味料の役割やうま味調味料の代用品を学んで、必要なシーンで知識を利活用できるように備えておくのがおすすめです。

 

うま味調味料の役割とは?

うま味調味料の役割は、名前の通り「旨味をプラスする調味料」です。だしをとったり、うま味を抽出したりするよりも、うま味調味料を使用するほうが手軽で簡単なので、時間に追われている場合や、大量に調理する必要がある場合などに重宝されています。

また、和洋中問わずに旨味がプラスできるため、どの料理にも使用できる点も大きな特徴です。コンビニのお弁当やおにぎりなどにも うま味調味料 が入っていることが多いので、興味のある方は食事の際に“うま味調味料”と記載されているかどうか確認してから食べるようにするのもいいでしょう。

 

うま味調味料の代用品12選!

うま味調味料の役割がわかったところで、うま味調味料の代用品になる12品をご紹介します。

今回は、「和食」と「洋食・中華」にわけて代用品をピックアップ。和食におすすめのうま味調味料代用品8品と洋食・中華におすすめのうま味調味料代用品4品、計12品となっています。ぜひ参考にしてみてください。

 

和食におすすめのうま味調味料代用品8選

最初に、和食のお料理に使える「うま味調味料 代用品8品」をご紹介します。今回ご紹介する代用品は下記の8つ。

  • かつお節・かつおだし
  • 昆布だし
  • いりこだし(煮干しだし)
  • あごだし
  • しいたけだし
  • イカだし・スルメだし
  • 味噌
  • 白だし

ではさっそく、8つのうま味調味料代用品をみていきましょう。

 

【その1】かつお節・かつおだし

かつお節の旨味の主成分は、「イノシン酸」や「グルタミン酸」です。うま味調味料の主成分は「グルタミン酸」なので、うま味調味料と同じような旨味を感じることができます。

日本では古くから使われている だし なので、用途が幅広く、馴染みのある一品です。香りもいいので食欲もそそります。ただ、過剰に使用すると塩分が多くなってしまうので、その点のみ注意しましょう。

 

【その2】昆布だし

昆布だしの旨味の主成分は、「グルタミン酸」です。昆布だしもうま味調味料と同じ成分の旨味を出せる食品なので、味わい深い料理に仕上がります。昆布は大きくカットされているため、手軽にだしがとれる点も人気のポイントです。

昆布だしはクセがなく実用的と重宝されていますが、風味・香りが物足りない場合などは、かつお節と組み合わせて使うのもおすすめです。

 

【その3】いりこだし(煮干しだし)

煮干しの旨味の主成分は、「イノシン酸」です。かつお節と同じ旨味成分で、風味やコクなどを感じる だし として知られています。

煮干しなどの小魚はカルシウム補給としても最適なので、味噌汁の具としても重宝できます。ただ、“はらわた”はやや苦みや臭みを感じる部分なので、気になる場合は取り除いてから使用するようにしましょう。

 

【その4】あごだし

あごだしの旨味成分も、「イノシシ酸」です。イノシン酸は魚に多く含まれている旨味成分ですが、とくに「あご(飛び魚)」には多く含まれているため、まろやかで風味豊かな旨味が味わえます。

あごだしは比較的さっぱりとした上品な旨味なので、すまし汁や鍋などあっさりした料理におすすめです。

 

【その5】干ししいたけだし

干ししいたけの旨味成分は、「グルタミン酸」です。植物性の旨味成分は、動物性の旨味成分に比べ風味やコクが物足りない場合がありますが、干ししいたけは旨味をしっかり感じられます。

また、肉厚のしいたけのほうが旨味が強いので、料理の際は肉厚のしいたけを選ぶのがおすすめです。

 

【その6】イカだし・スルメだし

イカだしの旨味成分は、「アデノシン一リン酸」です。アデノシン一リン酸は、分解過程で言及するならば“イノシシ酸の前段階の旨味成分”。また、イカ・スルメにはグルタミン酸も多く含まれるので、旨味同士が引き立て合う食材といえます。

スルメは噛めば噛むほどおいしい食べ物ですよね。そのおいしさがまさしく イカの旨味 です。玉こんにゃく作りなどにも使用される、強い旨味食材といえるでしょう。

 

【その7】味噌

味噌の旨味成分は、「グルタミン酸」です。ただ、前述してきた6つの食品よりも味噌は旨味が少ないため、味噌だけでは味が決まらないことがあるでしょう。

そのため、味噌を使用する場合は旨味を目的とするよりも、コクやまろやかさをプラスする目的として使用するのがおすすめです。また、他の旨味食材と併用して使用するのもいいでしょう。

 

【その8】白だし

白だしの旨味成分は、「イノシン酸」などです。かつお節などの旨味が効いているため、手軽かつ簡単に料理の味が決まります。

ただ、白だしは旨味以外の味もプラスされてしまうので、使用する料理を考える必要があります。また、化学調味料が含まれている 白だし もあるため、無添加かどうか確認してから購入するようにしましょう。

 

洋食・中華におすすめのうま味調味料代用品4選

和食に使える「うま味調味料の代用品8品」を理解したところで、次は、洋食に使える「うま味調味料の代用品4品」をご紹介します。洋食・中華に使える代用品は、下記の4つです。

  • 鶏がらスープ
  • ウェイパー
  • ブイヨン
  • コンソメ

ではさっそく、4つのうま味調味料代用品をみていきましょう。

 

【その1】鶏がらスープ

鶏がらスープの主な旨味成分は、「グルタミン酸」です。鶏がらは鶏の旨味や風味が際立ちますが、豚骨などに比べるとあっさりしているのが特徴です。

そのため、どんな料理にも重宝できるお手軽な調味料といえるでしょう。ただ、鶏がらスープも無添加ではない商品が販売されている調味料なので、購入前に無添加か否かの確認をするのがおすすめです。

 

【その2】ウェイパー

ウェイパーは、鶏や豚、野菜などの旨味がたっぷり入っています。そのため、中華料理を作るための万能調味料として高い支持を得ています。

しかし、無添加ではないものが多い点が大きなデメリット。無添加のウェイパーも販売されているので、無添加のウェイパーを選んで購入するようにしましょう。

 

【その3】ブイヨン

ブイヨンは、肉や野菜などの旨味がたっぷり入った調味料です。「和食の旨味はだし」「洋食の旨味はブイヨン」といわれるほど、洋食作りで重宝されています。さまざまな旨味が入っているため、ブイヨンを使えば料理の味がしっかり決まります。

ただ、ブイヨンも無添加の商品かどうかの確認をしてから購入するようにしましょう。

 

【その4】コンソメ

コンソメは、ブイヨンに似ている調味料として知られています。しかし、両者には大きな違いがあるため、作る料理に合わせて使い分けるようにしましょう。

覚え方としては、ブイヨンは「旨味」「だし」。コンソメは「旨味・だしに味付けをした調味料」と覚えるといいでしょう。コンソメは塩分などの味わいも感じる“完成された調味料”なので、スープ作りなどに使用するのがおすすめです。

 

無添加商品を利用するのもおすすめ!

「化学調味料は使いたくないけれど、うま味調味料代用品を使って料理するのは面倒…」といった悩みを抱えている場合は、無添加商品の利活用がおすすめです!

かつては「手作りの料理じゃなければ身体によくない」というイメージがありましたが、現在は健康を意識した無添加商品や、栄養バランスを考えた栄養食なども多く販売される時代になりました。販売場所もコンビニ・スーパー・オンラインショップ・宅配サービスなどさまざまです。

“週末は手作りごはん、平日は健康を意識した総菜やお弁当”など、時と場合に合わせて無添加商品を生活に取り入れるのもいいでしょう。無添加商品ならば妊婦さんやお子さんが食べても安心なので、ぜひ活用してみてください。

 

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うま味調味料代用品を上手に使って美味しい料理を作ろう!

うま味調味料は手軽で便利な万能調味料です。しかし、「影響はないといわれているけれど、それでも使いたくない…」といった不安がある場合は無理に使用しなくてもかまいません。

うま味調味料の代用品はいくらでもありますし、うま味調味料を使わない食べ物も手軽に購入できる時代になりました。ぜひお気に入りの「うま味調味料代用品」や「無添加食品」をみつけて、不安のない食事を楽しみましょう。