小学生のお小遣いのルールはどうする?年齢ごとの相場や渡し方

子どもが小学生になると、そろそろお小遣いをあげた方がいいのか、まだ早いのかと悩んでしまいますよね。

この記事では、小学生の子どもにお小遣いをあげる場合、金額の相場はいくらぐらいなのか、またあげるときに決めておきたいルールについて解説しています。

 

小学生にお小遣いは必要?

そもそも、子どもが小学生のときにお小遣いは必要なのでしょうか?
このように考える親も少なくはないはずです。なぜなら、子どもが一人で買い物に行く機会は1年生~3年生頃まではほとんどありません。そのため、親が子どもの物も買うことも多く、お小遣いのルールを決めても使う範囲が曖昧になりやすいでしょう。
一方で、小学生のうちにお小遣いをあげることによって、早い段階でお金のことについて学ぶきっかけができます。お小遣いのルールを決めて、子どもが実際にやりくりをしていく中で学ぶことは多いはずです。

実際、金融広報中央委員会「子どものくらしとお金に関する調査」(2015年)によると小学生の7割強がお小遣いをもらっています。ただ、定期的にもらっているのではなく「ときどき」もらっている子どもが6割弱という調査結果になっています。

 

小学生にお小遣いをあげる時のルールはどうする?

お小遣いをあげるときには、どのように渡すかやお金の管理についてのルールを決めておきましょう。

 

ルールを決めるときのポイント

ルールを決めるときには、次のような点について話し合うことをおすすめします。

  1. ■ お小遣いの渡し方はどのようにするか
  2. ■ お小遣いが足りないときはどうするか
  3. ■ 親戚からもらったお金はどうするか

これらのルールに加えて、友達にお金をあげたり、おごったりするのはトラブルのもとになることや、お小遣い帳などを使ったお金の管理の仕方も伝えられるといいですね。
親は、子どものお小遣いの使い道を決めたり、買ったものを否定しないように注意しましょう。

お小遣いの渡し方はどのようにするかは、月1回にするのか、必要なときに渡すのかを決めておきましょう。また、お小遣いが足りないときは、我慢をして自分で貯めるのかお年玉などの貯金を使うのかなど。ルールを話し合うとともに、お金の管理の仕方についても伝えておきましょう。

 

お小遣いの渡し方

  1. ・定額制
    定額制は、1か月に1回や1週間に1回、いくら渡すかルールを話し合って決めます。定額制でお小遣いを渡すことで、限られたお金を自分で管理して計画的に使うことが学べます。
  2. ・報酬制
    報酬制は、お手伝いをしてくれた報酬としてお小遣いを渡す方法です。報酬制では、労働の対価としてお金をもらうため、お金の価値がわかるようになります。デメリットとしては、「お金がもらえないならお手伝いはしない」と考えるようになる可能性があることです。お手伝いの意義について伝えておくことも大切です。

お小遣いのキャッシュレス化

お小遣いを渡す方法として、最近では電子マネーやプリペイドカードを使う家庭も増えています。
とくに、スマホを持っている子どもであれば、Paypayなどのコード決済が利用できるので、親がお金を渡すときにも現金を準備する必要がなくて便利です。スマホがない場合は、チャージができる交通系電子マネーのSuicaやPasmoがおすすめです。

お小遣いをキャッシュレス化することのメリットは、キャッシュレスについて学ぶ機会になる、使った履歴が残るため管理がしやすいという点です。現金と違い、落とす心配も少なくなるので安心でしょう。

一方で、ピッとするだけで簡単に支払いができるため、使い過ぎてしまう可能性や、お金の価値が伝わりにくく金銭感覚が養われないというデメリットもあります。金銭感覚を養うためには、カードは大切なお金と同じであることや、利用上限があること、予算を考えて使うことなどを普段からよく伝えておくことが大切です。

 

小学生のお小遣い年齢ごとの相場と使い方

小学生のお小遣いの相場はいくらなのか、金融広報中央委員会「子どものくらしとお金に関する調査」(2015年)を参考にして見ていきましょう。

お小遣いの相場

小学生の年齢ごとの金額の相場です。最も多い金額帯と、平均金額、中央値を比較した表です。

最も多い金額帯(月に1回) 平均値 中央値
小学校1~2年 500円~700円未満 1,004円 500円
小学校3~4年 500円~700円未満 864円 500円
小学校5~6年 500円~700円未満 1,085円 1,000円

月に1回、定期的にお小遣いをもらう小学生では、最も多い金額帯は500円~700円であることがわかります。
また、ときどきお小遣いをもらう子どもは、1年生~4年生では1回あたりにもらう金額が100~200円未満と少額になっています。一方で、高学年になると1,000円となり、大幅に増加する傾向があります。

 

お小遣いの使いみち

お小遣いの使いみちでは、小学生全体を通して「おかしやジュース」「ゲームソフトなどのおもちゃ」が最も多く、高学年になるとマンガなどの趣味に使う子どもも多くなります。
小学生の高学年になると、友達同士や一人で買い物に行くことも増えてきたり、お小遣いの使い道も趣味のマンガなどへと変化してきます。定期的なお小遣いを渡し、お金の管理を覚えるのに、適したタイミングかもしれません。

 

まとめ

子どもへのお小遣いのあげ方は、子どもの性格や成熟度によっても変わるため、正解がなくて悩んでしまいます。しかし、小学生のときからもらったお小遣いで使い方を考えたり、お金について学んでおくことは将来に役立つでしょう。年齢ごとのお小遣いの相場を参考に、親子で話し合って、お金の管理が学べるようなルールが決められるといいですね。

 

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