ふりかけで栄養補給!美味しく手軽に子どもの健康をサポート

ササっとふりかけるだけで、白ご飯が美味しく変身する「ふりかけ」。
我が家では食べムラのある4歳の息子のために、常時3~4種類のふりかけを用意しています。

お椀に盛っただけの白ご飯には手をつけないのに、ささっとふりかけをかけると、急にパクパクと食べ始めるので、ふりかけは「なくてはならないアイテム」

そんなふりかけですが、「栄養はあるの?」と疑問に思われる方もいるでしょう。

少食、食べムラがある、好き嫌いが多い……幼児期の子どもが食事を完食しないことは珍しいことではありません。おかずの代わりにふりかけで栄養が補えるのであれば、パパママも安心ですよね。

また、成長著しい小学生の子どもさんがいる家庭も、普段の食事だけで必要な栄養が摂れているのか気になりませんか?

この記事では、ふりかけで幼児~小学生の食事の栄養が補えるのかという疑問にお答えし、子どもにおすすめの栄養がとれるふりかけなどをご紹介します。
美味しく・簡単に栄養が補えるふりかけを、毎日の食卓にそえて、子どもたちの健やかな体づくりの助けにしてみてください。

 

ふりかけに栄養はあるの?

結論、ふりかけに栄養はあります!
ただし、ふりかけだけで1日に必要な栄養がすべて摂れるわけではありません。普段の食事の
「栄養補助」の役割を果たしてくれると考えた方が良いでしょう。

 

ふりかけのルーツ

諸説ありますが、ふりかけの始まりは大正初期。当時の日本は食糧不足が深刻でした。そんな中、一人の薬剤師が魚の骨を粉状にし、カルシウムを補う方法を考案したのがルーツと言われています。

日本の食糧事情を支えるために生み出され、以降現在に至るまで長く日本人に愛されているのが、ふりかけなんですね。

 

世界の栄養問題にも貢献

世界の貧困地域への援助のひとつとして政府が取り組んだのが、東ティモールでのふりかけ工場の建設です。東ティモールに国内工場を建設し、地元海産物を使ったふりかけの生産が現地民でできるようにという活動内容です。

東ティモールでは5歳未満の子どもの半分が発育不良にあり、栄養改善が急務とされています。生産したふりかけは、学校給食として提供し食生活の改善を目指しているそう。

ふりかけは日本に留まらず、世界の栄養問題の打開策として大きく期待されていることが理解いただけたのではないでしょうか。

参考:「ふりかけ」普及と食生活改善による栄養改善事業(第1年次)|外務省

 

ふりかけで補いたい栄養素TOP5

子どもに不足しがちな栄養素は次の5種類です。

  1. ビタミンB群
  2. ビタミンC
  3. カルシウム
  4. 食物繊維

ふりかけ商品の成分表を見て、これらの栄養素が多く含まれているものを選ぶようにしましょう。それぞれ詳しく解説しますね。

 

1.ビタミンB群

ビタミンB群は三大栄養素である、タンパク質・糖質・脂質をエネルギーに変える働きをサポートする栄養素です。

特に不足しがちなのが、ビタミンB1とビタミンB2。代表的な食材や働きはこちらです。

代表的な食材 働き
ビタミンB1

たらこ、紅鮭、豚肉など

主食の糖質をエネルギーに変える。不足するとイライラしやすい・疲れやすい・集中力や記憶力が低下

ビタミンB2

青魚(アジ・サバ・サンマなど)、納豆、卵など

脂質をエネルギーに変える。新しい細胞を作ったり再生したりするのに必要で「成長ビタミン」とも呼ばれている。

 

2.ビタミンC

免疫力を高めるのに効果的なのがビタミンC。主に野菜や果物に含まれており、加熱調理されたものよりも生食のほうが多く摂取できます。

生野菜のサラダは食べてくれなかったり、毎日新鮮な果物を用意するのも難しいことを考えると、ふりかけでビタミンCを補給するのは、いい方法ではないでしょうか。

代表的な食材 働き
ビタミンC

パプリカ、ピーマン、ブロッコリーなどの緑黄色野菜、果物

免疫力を高め、風邪をひきにくくなる。皮膚のトラブルを防ぎ、傷ややけどの治りを早める。

 

3.カルシウム

丈夫な骨や歯を作るのに欠かせない栄養素・カルシウム。毎日牛乳を飲んでいるだけでは、必要量には足りません。不足するとイライラしやすくなったり、神経過敏な状態になったりします。

代表的な食材 働き
カルシウム

小魚、干しエビ、煮干し、大豆製品

丈夫な骨・歯を作る。心臓や筋肉を正常に動かす。血管の壁を強くする。神経を安定させ、興奮や緊張を鎮めます。

 

4.鉄

鉄は全身に酸素を運ぶのに欠かせない赤血球の主成分を作る素。肝臓の解毒機能をサポートして、エネルギーの代謝やホルモン生成にも欠かせません。

レバーなどに多く含まれますが、子どもには敬遠されがち。ふりかけ状でいただけば無理なく摂取が可能です。

代表的な食材 働き

レバー、牛肉、ラム肉、赤身の魚(まぐろ・かつおなど)、貝類

全身に酸素を運ぶ赤血球の主成分。不足すると貧血や、めまい、集中力の低下、体温がうまく調整できないなどたくさんの弊害がでる可能性がある。

 

5.食物繊維

食物繊維はヒトの消化酵素では消化できない物質で、水に溶ける水溶性食物繊維と、溶けにくい不溶性食物繊維の2つがあり、異なる働きをもっています。体内の有害物質を吸着して、体外に排出させてくれたり、腸内細菌のバランスを改善したりします。

代表的な食材 働き
水溶性食物繊維

海藻類、穀類(大麦、オートミールなど)モロヘイヤ、オクラ

糖質の吸収をおさえ、血糖値の急激な上昇を抑える働き。整腸効果がある。

不溶性食物繊維

キノコ類、豆類(大豆、納豆など)、ごぼう、レンコン

便の量を増やす。便を排出するのを促進させる。水分を一緒に摂ることで、より効果を発揮する。

 

ふりかけ選びで気を付けたいポイント

手軽においしく栄養補給ができるふりかけですが、購入する際に気を付けたいポイントがあります。

 

塩分量

塩分の過剰摂取は生活習慣病の発症や重症化の原因にもなることから、一日の摂取量は注意が必要です。子どもの一日の塩分(ナトリウム)の目標量は以下です。

塩分目標量(食塩相当量/日)
3~5歳 3.5g
6~7歳

4.5g

8~9歳 5.0g
10~11歳 6.0g

参照:日本人の食事摂取基準(2020 年版)

ふりかけ購入の際には、1食(2.5g程度)あたりに含まれる塩分量を確認します。塩分は通常の食事でも十分に摂取できていますので、ふりかけには少なめを意識すると良いでしょう。

 

添加物

ふりかけの食品添加物には、調味料(アミノ酸など)、着色料保存料、酸化防止剤の3つがあります。ふりかけの購入にあたって、これらの添加物を完全に避けるのは難しいかもしれませんが、過剰な摂取は控えたほうが良いでしょう。

原材料名の一例です。

赤枠部分の/(スラッシュ)以降が添加物の記載となります。購入時の参考にしてくださいね。

 

子どもの栄養補給におすすめのふりかけ

数あるふりかけの中から、子どもに不足しがちな栄養分をしっかり補えるふりかけを3点ピックアップしました。

 

mogふりかけ

画像引用:https://www.kodomo-mog.com/

mogは、栄養バランスの摂れた子ども1食分の食事になれるふりかけ。20種類以上のビタミン・ミネラルを含み、子どもが大好きなすき焼き味に仕上げています。mogは開発者自身が「自分の子どもに毎日食べさせられるものか」を判断基準としているので、信頼できるのではないでしょうか。

リンク:mogふりかけ

 

栄養バランスが気になる子のおたすけふりかけ

画像引用:https://aubstore.com/

偏食気味・イライラしがちな3歳以上12歳未満の子どもたちの栄養をサポートするふりかけです。白砂糖や着色料などの不要なものは加えず、国内で製造しているので安心して子どもに食べさせられますね。

リンク:栄養バランスが気になる子のおたすけふりかけ

 

無添加 体にやさしいだしふりかけ

画像引用:https://www.rakuten.ne.jp/gold/mizunotodashi/

添加物不使用で、天然素材のみを使用した「だしふりかけ」です。小魚やかつおのだしと野菜の旨味が効いているので、ごはん以外にもパスタやお肉の味付けとしてふりかけても美味しくいただけます。

リンク:mizunoto

 

【まとめ】ふりかけで子どもの栄養サポート!

食事を完食できない幼児から、成長期の子どもまで、いつものご飯にふりかけをプラスすれば、食欲も栄養価もUPできるんです。

ふりかけだけでは一日に必要な栄養を満たせませんが、子どもに不足しがちな栄養を補ってくれますよ。

美味しいだけじゃなく、栄養面も心強いふりかけ。上手に使って、子どもたちの栄養をサポートし、健康的に過ごしてくださいね。

 

 

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