口内炎を治したい!|おすすめの食事・避けたい食事・予防するには?

 

つらい口内炎。できてしまうと、食事をとるのが嫌になってしまうほど、しみたり痛くなったりしてしまいますよね。

疲れたときや、体調不良・ストレスを感じている時にできてしまう口内炎ですが、通常10日前後で自然治癒します。

その間、どんなものを食べるべきなのか、必要な栄養が何かや、早く治すためにオススメ食事などをご紹介します。

口内炎早く治したい!という方は、ぜひ参考にしてください。

 

口内炎ができた時におすすめの食事

けがをした時には患部にふれず、傷口がふさがるようにしますが、口の中となると食事の摂取の度にどうしても当たってしまいます。

そのため、なるべく痛みを感じないメニューがオススメです。

具体的には以下のようなものがあげられます。

痛みを感じにくい食事 柔らかいもの、水分の多いもの、薄い味付けのもの、温度が低いもの
メニュー スープ、おかゆ、雑炊、茶碗蒸し、ゼリー、ヨーグルト、かぼちゃの煮物など

 

口内炎ができた時に摂りたい栄養素

口内炎ができた時には、ビタミンB2ビタミンB6を摂取しましょう。ビタミンB2とビタミンB6が不足すると、口内の粘膜が弱くなり、口内炎をはじめとしたトラブルが発生しやすくなります。

ビタミンB2とビタミンB6の役割・不足するとどうなるか・どんな食材に含まれるか?は以下の通りです。

 

ビタミンB2

役割 細胞の成長や再生に大きく関与します。特に皮膚や粘膜の健康を維持するために必要です。代謝をサポートし、体内のエネルギー生産にも関わります。
不足するとどうなる? 唇の周りや口の中の粘膜が炎症を起こしやすくなり、口角炎や口内炎を引き起こします。
どんな食材に含まれるか? 肉類(豚や牛のレバー)、魚(うなぎ・いわし・さば)、卵、乳製品(パルメザンチーズ・カマンベールチーズ)、納豆、はちみつ、海苔などに多く含まれています。

 

ビタミンB6

役割 アミノ酸の代謝や神経伝達物質の生成に重要な役割を果たします。免疫機能をサポートし、体の炎症を抑える働きもあります。
不足するとどうなる? 口内炎や舌炎、肌のかゆみや赤みなどの症状が現れることがあります。また、免疫力が低下するため、口内炎が治りにくくなることもあります。
どんな食材に含まれるか? 鶏肉、魚(マグロ・カツオ・サンマ・サケ)、バナナ、じゃがいも、豆類、ナッツ類などに含まれています。

 

口内炎がある時のオススメメニュー例

ほうれん草と卵のチキンスープ

ビタミンB6を含む鶏肉と、ビタミンB2を含む卵・ほうれん草などを加えて優しい味付けのスープを。豆腐を加えれば食べ応えも増しますよ。

 

サケの蒸し料理

サケはビタミンB6が豊富で、蒸し料理にすると油を使わないので消化も良く、口内への刺激も減ります。ビタミンB6を含むじゃがいもをはじめとした蒸し野菜もプラスして、ビタミンB群を積極的に取り入れましょう。

 

納豆と卵のおかゆ

納豆はビタミンB2が豊富。栄養価の高い卵も入れて柔らかいおかゆにすれば、口内炎にも負担が少ない一品が完成します。

 

バナナとヨーグルトのスムージー

バナナはビタミンB6が豊富なうえ、口当たりが良いので口内炎でも食べやすい果物です。ヨーグルトをはじめとした乳製品はビタミンB2が豊富なため、一緒にスムージーにすれば滑らかな口当たりで刺激も弱く、口内炎に最適です。

 

レンズ豆のクリームスープ

レンズ豆にはビタミンB6がたくさん含まれています。スープ状にして飲むことで口の痛みを和らげつつ栄養補給が可能に。ジャガイモやにんじんなどの根菜を加えるとさらに栄養価が高まります。

 

口内炎がある時は避けたほうが良い食事

口内炎ができてしまった時には、できるだけ口の中を刺激しない食べ物を選びましょう。次のような食事は、避けることをオススメします。

 

固いもの

口の中に当たって口内炎に触れてしまうと、さらに痛みが増します。また、何度も咀嚼して口を動かすことで、口内炎がひどくなる可能性も。固い食べ物はしばらくガマンしましょう。

 

辛いもの

スパイスの効いた刺激のある辛味は、口内炎の痛みをひどくします。カレー、麻婆豆腐、キムチなど香辛料を使った料理は避けましょう。

 

熱すぎるもの・冷たすぎるもの

麺など一気にすするような食べ物で、温度が熱すぎる・冷たすぎるものは、口内炎の痛みを感じやすい食べ物です。ぬるめの温度になるように調整しましょう。

 

濃い味付けのもの

塩分や香辛料がふんだんに使われている料理は避けましょう。口内を刺激し、治りが遅くなってしまいます。できるだけ薄い味付けを心がけてください。

 

酸味の強いもの

口内炎にはビタミンを多く摂るのが良いとされていますが、レモンやオレンジなどの酸味が強いものは控えましょう。トマト・酢の物・梅干しなども同様です。酸味による刺激は避けてください。

 

甘いもの

大量の砂糖は、分解する際に口内炎に有効なビタミンB群を消費するため、食べ過ぎに注意しましょう。治りを早くするためには、甘いおやつやジュースなどは控えます。

 

炭酸飲料

炭酸飲料は口内の粘膜を刺激します。口内炎部分に痛みを強く感じてしまうので、控えた方が良いでしょう。

 

アルコール・タバコ

アルコールの分解には多量のビタミン類を消費します。また、タバコは血流を悪くし、組織を酸欠状態にして、粘膜の治りを遅くしてしまいます。アルコール・タバコといった嗜好品は口内炎が治るまでは避けましょう。

 

口内炎を早く治したいときの対処法

自然治癒するとはいえ、早く治したい口内炎。食事以外の方法で早く治す方法がいくつかあります。

痛みによって食事が取りづらいなど、ストレスを感じてしまう場合は次の方法を試してください。

  • サプリメントで栄養補給する
  • 市販薬を服用する
  • 口内を清潔に保つ
  • 医療機関を受診する

 

サプリメントで栄養補給する

食事だけでビタミンB群を補給できない場合は、サプリメントを活用しましょう。食事をとるのが辛い時でも、錠剤や液状のサプリメントなら補給も安心です。

 

市販薬を服用する

口内炎用の市販薬には、うがい薬・塗り薬・貼り薬・内服薬・スプレーなど種類がさまざまあります。自身が使いやすいものを選びましょう。効き目には個人差があり、どれを選んでいいかわからない場合は、常駐の薬剤師に相談するなど合ったものを使ってください。

 

口内を清潔に保つ

口の中を清潔にすることで、口内炎の悪化やその他の細菌の付着を防げます。口内炎がひどくて歯磨きがしにくい場合は、うがい薬を活用するなどして可能な限り口内を清潔に保ちましょう。

 

医療機関を受診する

口内炎は自然治癒でも治りますが、早く治したい場合や症状がひどい場合は医療機関を受診してください。一般的に口内炎治療は耳鼻咽頭科ですが、歯科・内科・皮膚科でも受診可能です。かかりつけ医がある場合は、事前に口内炎を診察してもらえるか問い合わせてからの受診をオススメします。

 

口内炎ができないようにバランスのとれた食事をとる

口内炎の予防にはビタミンB2やビタミンB6といった、ビタミンB群を日常的に摂取することが大切です。

忙しい生活の中でバランスのとれた食事作りが難しいという方は、宅配で届くミールキットや冷蔵や冷凍のお弁当などがオススメです。

管理栄養士や医師が監修している商品もあり、いずれも栄養バランスが整ったものばかり。

便利なサービスを活用して、普段の食事から栄養を取り入れてみてください。

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まとめ

口内炎ができてしまったときにオススメの料理や栄養素を紹介しました。

ビタミンB2、ビタミンB6は、口内の粘膜を保護し免疫を高めるため積極的に摂りましょう。

 

口内炎がある場合は、痛みを感じない料理がオススメ。柔らかいもの、水分の多いもの、薄い味付けのもの、温度が低いものを選びます。

普段からの食事に気を付けると口内炎の予防につながります。自炊が難しいときは、宅配のミールキットやお弁当なども便利。ぜひ活用してください。

 

口内炎については、こちらの記事もぜひ参考にしてください。