無添加パンの魅力とは?選び方と簡単レシピを徹底解説

健康志向が高まる中「無添加のパン」を選択するという人も多く、スーパーや通販などでも見かける機会が増えてきました。

添加物を含まないシンプルな材料で作られた無添加のパンは、体に優しく小さな子どもから大人まで安心して食べられますね。

本記事では、無添加のパンの特徴やメリット、選び方のポイント、おすすめのブランド、簡単な手作りパンについても詳しく解説します。

無添加のパンの魅力をぜひ知ってくださいね。

 

無添加のパンの特徴とは?

無添加のパンとは、食品添加物を使用せず自然な原材料だけでつくられたパンのこと。

保存料や着色料、香料などは含まれません。

無添加のパンは添加物を使用せず、小麦粉、塩、水、天然酵母などシンプルな材料のみで作られ、自然の風味を楽しめるのが大きな魅力です。

 

市販のパンとの違いは原材料

添加物を使用する目的は、品質を保ち見た目や味を向上させるため。

一般的な市販のパンに使用されている添加物には、次のようなものがあります。

乳化剤
イーストフード
酸化防止剤
V.C(ビタミンC)

これらは生地の発酵を促進させたり、パンのふくらみなどを向上させたりします。

一方で、無添加のパンは保存期間が短いものの自然の風味や味が楽しめるのが特徴。

原材料へのこだわりがあることも多く、健康志向の人や小さな子どもを持つ家庭にも選ばれています。

 

スーパーなどで購入できるドライイーストには添加物が入っている?

パン作りには欠かせないドライイーストですが、市販されているものの中には添加物(乳化剤やビタミンCなど)を含んでいる場合があります。

パンを手作りしたい人や「これからやってみよう」と思っている人にとっては、ショックな情報ですね。

ただドライイーストの添加物は微量なため、それほど気にする必要はありません。

発酵力を高めるためにどうしても必要なものであり、これをなくしてパンを作るのは難しいのです。

それでも完全に無添加のパンが作りたいという方は、以下の商品も参考にしてくださいね。

スーパーなどではなかなか手に入りませんが、通販やネット販売などで購入可能です。

商品名 原材料 原産国
白神こだま酵母ドライ 酵母 日本
アリサンドライイースト イースト ドイツ
有機穀物で作った天然酵母 酵母、有機小麦、有機とうもろこし ドイツ
サフドライイースト(青缶) 酵母 フランス

無添加のパンのメリットと注意点

ここからは、無添加パンのメリットと注意点についてご紹介します。

まずは3つのメリットから。

  • 体に優しい
  • 素材本来の味が楽しめる
  • 環境にもやさしい

添加物がないということは、素材本来の味が楽しめるということ。

豊かな風味と自然な味わいが得られるのが大きな魅力です。

また、オーガニックや地産地消の原材料を使用している場合もあり、環境や人にも優しいという点もあげられるでしょう。

 

続いて、3つの注意点をご紹介します。

  • 保存期間が短い
  • 価格が高め
  • 表示の確認が必要

添加物が入っていないのは、体にとって安心ではありますが必然的に保存期間が短くなってしまうというデメリットも。

また原材料や製造プロセスが一般的なパンに比べて高コストになる場合もあります。

そして最も注意しなければいけないのが「原材料」の表示。

「無添加」と表記されていても、一部例外的に添加物が使用されている場合があります。

購入前はしっかり成分表示を確認することが大切です。

※添加物の表示について詳しく知りたい方はこちらの記事もどうぞ

 

市販で買える!おすすめの無添加パン

ここでは、市販で買える無添加のパンと、利用者の口コミをご紹介します。

  1. Pasco「超熟 国産小麦」
  2. セブンプレミアム「金の食パン」「うるもち食パン」
  3. タマヤパン「山食パン」「バターロール」

 

 

 

口コミではそれぞれ高評価を得ていることが分かりますね。

 

こちらの商品は、無添加かつグルテンフリーの冷凍パンもあります。
インターネットで購入可能ですので、こちらも一度試してみる価値ありです。

小麦みたいなふんわり米粉ホテルパン|FIT FOOD HOME

小麦みたいなもっちり米粉ベーグル|FIT FOOD HOME

 

少しでも無添加に近いパンを!手作りのすすめ

ここからは、「手作りパンで少しでも無添加に近づけたい!」という方におすすめのレシピを紹介します。
(※スーパーなどで購入できる一般的なドライイーストを使用しています)

ホームベーカリーがあればとっても簡単なので、ぜひチャレンジしてみてくださいね。

 

ホームベーカリーレシピ① 腹持ちがいい「ごぱん」

材料(1斤)
・ごはん     150g(あたたかいもの)
・強力粉     230g
・砂糖      18g
・バター(有塩)   17g (無塩を使用の場合は塩5g程度を入れてください)
・牛乳      70ml
・水       57ml(ぬるま湯がよい)
・ドライイースト 3g

 

作り方

  1. 1. パンケースにごはんと水を入れて、軽くほぐす
  2. 2. 60分ほどふやかす
  3. 3. 牛乳、強力粉、砂糖、バターを入れ、最後にドライイーストを入れる
     ・砂糖とバターはパンケースの四隅へ
     ・ドライイーストは中央に指でくぼみを作り入れる
  4. 4. スタートボタンを押す

ごはんを入れることにより、もちもちとした食感になりとっても美味しいですよ。

また腹持ちもいいので我が家では子どもたちにも大好評です。

食パンコースでそのまま焼いてももちろん美味しいですが、パン生地コースで生地のみ作り、あとは上の写真のようなちぎりパンにしてオーブンで焼いてもOK。

わたしはよくこの方法で作っています。

生地を手で形成する際に、中にチョコチップやドライフルーツ、ナッツなどを入れてアレンジしてもOK。

なおちぎりパンにする場合は別途、発酵時間が必要です。
(※元の生地の2倍程度になるまで発酵)

焼き時間は、170度で予熱したオーブンで15分程度焼いてくださいね。
(※時間は都度調整してください)

 

ホームベーカリーレシピ② ハード系も簡単「フランスパン」

材料(3本)
・強力粉     130g
・薄力粉     130g
・砂糖      5g
・塩       5g
・水       165ml
・ドライイースト 2g

 

作り方

  1. 1. パンケースに全ての材料を入れ、最後にドライイーストを入れる
     ・砂糖・塩はパンケースの四隅へ
     ・ドライイーストは中央に指でくぼみを作り入れる
  2. 2. 「パン生地コース」でスタートボタンを押し、6分程経ったらスイッチを切る
  3. 3. 生地がおよそ2倍になるまで置く(一次発酵)
  4. 4. 生地を3分割して丸め、およそ15分置く(ベンチタイム)
  5. 5. 生地の形成
     ・楕円形に伸ばした後、上下を中心に向けて折る
     ・半分に折り、とじ目を指でつまむように閉じる(フランスパンのような形に)
     ・とじ目を下にして生地が2倍になるまで置く(二次発酵)
  6. 6. 茶こしなどで強力粉をふりかけ、ハサミで数か所切り込みを入れる
  7. 7. 250度で予熱したオーブンを200度で25分焼く
    ・時間は調整してください

ハード系が好みの方におすすめのレシピです。

発酵の時間などもあるため少し手間ではありますが、手作りでもとても美味しいフランスパンが作れます。

そのまま食べてもサンドイッチなどでもおすすめ。

もしホームベーカリーをお持ちなら、ぜひ一度試してみてください。

 

まとめ

無添加のパンは、健康志向や家族の食の安全を考える人にとって嬉しいものですね。

いろいろな商品がたくさんある中で、自分や家族にあったものを探すのは大変かもしれません。

今回紹介したものを参考に、手作りの自家製パンも含め無添加のパンをぜひ味わってみてください。