おうちでも作りやすい!保育園で人気の夏おやつと栄養補給おにぎりレシピ

梅雨が明けて、夏らしい暑さがやってきました。

食欲が落ちやすいこの時期、子どもが普段から食が細かったり、食べムラがあったりすると、心配になりますよね。
そんな時に力を発揮するのがおやつです。

おやつというと、甘いお菓子やスナックなどが思い浮かびやすいですが、おやつは本来、食事で摂りきれないエネルギーや栄養素を補う「補食(ほしょく)」のことをさします。

暑さもあって一度に食べられる量が減っても、食事で摂りきれない分をおやつで補うことができたら、少し気が楽になりませんか?

保育園でも、夏場の子どもたちが食べやすいよう、冷たいおやつをメニューに組んでいます。

ここでは、家庭でも簡単に作れる、保育園で人気の冷たい夏おやつを紹介します。

ただ、冷たいおやつだけだとお腹を冷やし過ぎてしまう可能性があるので、保育園では、セットにする物や提供する順番を考慮しています。
そこで意識していることについても、合わせてお伝えします。

 

保育園おやつで、夏、特に意識していること

夏場は、大人も冷たいものの方が食べやすいですよね。子どもは大人よりも体温が高いので、体の熱を内側から下げるのに、冷たい物を摂るのは有効でしょう。
でも、冷たい物で内臓が冷えると、消化吸収の働きが落ちやすく、夏バテにもつながってしまいます。
また、ひんやりと喉越しの良い物だけだと、おやつで摂りたいエネルギーや栄養が足りなくなってしまう場合もあります。

保育園で冷たいおやつを出す時は、お腹を冷やさない物とセットにして提供しています。
中でも一番手軽にできるのが、このあとご紹介するおにぎりです。

まず、おにぎりを食べてもらい、お腹がほどよく満たされた頃、冷たいおやつを出すようにしています。
水分補給も、お腹が冷えすぎないように、常温の飲み物を基本としています。

ひんやりおやつとセットに!栄養補給おにぎり

園では、エネルギー、タンパク質に加えて、不足しがちな鉄分、カルシウムが補給できるおにぎりを作って、ひんやりおやつと一緒に出しています。

常備しやすく、組み合わせやすい食材ばかりなので、手軽に作れますよ!

鮭フレークやツナ缶などを加えると、さらに栄養価も旨味もUPします。

【材料】(幼児1名分)
炊いたごはん50~60g程度(子ども茶碗1/2杯)
★すりごま 小1/2
★青のり、またはあおさ 小1/4
★かつお節(※) 小1/2
★チーズ 小1
★しらす、またはじゃこ 小1
しょう油 少々

【作り方】
1.ごはんに、★の食材を全部、またはいくつか組み合わせて、混ぜる。
2.風味付けにしょう油を加えて混ぜ、握ったら完成!

※かつお節は、そのまま使うと、喉に張り付きやすく、飲み込みづらいことがあります。
フライパンで軽く炒って、冷めたら細かく砕いてから使うと、小さい子どもでも食べやすくなっておすすめです。

ひんやりおやつ①寒天ゼリー

たった2つだけの材料でできる、簡単なゼリーです!

ポイントは、子どもが喉に詰まらせることがないよう、スプーンで崩しながら盛り付けて、一口サイズを小さくすることです。

また、子どもが食べるときは、必ずそばで見守ることも大切です。

【材料】(作りやすい分量)
100%果汁ジュース 900ml(1本)
粉寒天 4g

【作り方】
1. 鍋にジュース、寒天を入れて混ぜ、中火にかける
2. 時々ヘラで混ぜながら、沸騰させる
3. 沸騰してから2分経過したら、火からおろし、耐熱の容器に注ぐ
4. 粗熱(あらねつ)が取れたら、冷蔵庫に入れて、固まったら完成

※ 失敗なく作るコツは、寒天を溶かし切ることです。
沸騰後、2分間加熱してから火を止めると、冷やした時にしっかりと固まるゼリーになりますよ!

ひんやりおやつ②バナナヨーグルト甘酒シェイク

さわやかなヨーグルトの酸味に、バナナと甘酒がほど良く合った、とろりとした食感の飲み

物です。

甘酒は、酒粕を使わず、米と米麹だけで作られた、アルコール不使用のものを使い、バナナの甘さに合わせて量を調整します。

しっかりとした、とろみを出したいなら、バナナだけでなくヨーグルトも凍らせておいたものを使うと◎です!

【材料】(幼児4人分)
熟したバナナ 小2本
プレーンヨーグルト 160g
甘酒 大4

【作り方】
1.バナナは、皮をむき、ジップ式の袋に入れて、もみつぶし、凍らせておく
2.フードプロセッサーまたはミキサーに1とヨーグルト、甘酒を入れて撹拌(かくはん)させる
3.器に盛り付けて完成

まとめ

夏場は、冷たいメニューも取り入れつつ、手軽に栄養補給でき、体を冷やし過ぎない物も一緒に、を意識すると良いと思います。

子どもにとって、おやつは三度の食事と同じくらい大事な役割を持っています。おやつのタイミングを上手に使って、ごはんで食べきれない分が摂れるようにしたいですね!

改めて用意しなくても、冷凍ごはんで握ったおにぎりや、ストックしているおかずも立派なおやつになります。そういった調理済みのものを温める場合は、しっかりと再加熱するようにしましょう。

 


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