手軽に作れる!成長に合わせた離乳食の簡単レシピ
この記事では子どもの成長に合わせた離乳食の進め方や注意点、離乳食に取り入れたい食材について解説します。
子どもの成長をサポートし、取り入れたい栄養も含む離乳食レシピも紹介していますのでぜひ参考にしてみてください。
<目次>
離乳食の進め方と注意
離乳食初期(ゴックン期)の進め方
離乳食初期は食べ物に興味を持ち始める生後5〜6か月ごろの時期を指します。この時期の食事の目的は、離乳食を飲み込む練習をすることと舌触りに慣れることです。
子どもが口を閉じて食材を飲み込めるよう、食事はなめらかにすりつぶし少しずつ与えていきましょう。
離乳食中期(モグモグ期)の進め方
離乳食中期は生後7〜8か月ごろの時期を指し、舌や顎が上下に動くようになります。この時期からは豆腐くらいの固さの食事を与えましょう。
食事を与えるときは、離乳食用のスプーンを下唇にのせて上唇が閉じるのを待つことを意識します。また、いろいろな味や舌触りを楽しめるよう、離乳食に使用する食品の種類を増やすことも大切です。
離乳食後期(カミカミ期)の進め方
離乳食後期はおよそ生後9〜11か月ごろの時期を指します。この時期はバナナくらいの固さのものを与えましょう。
9か月頃から始まる手づかみ食べは発育においてとても重要な行動です。子どもが食べ物に触れたり握ったりすることで、その食べ物の固さや触感を学び食べ物に関する興味へと繋がります。
手づかみ食べが見られたら、ご飯をおにぎりにしたり野菜をスティック状に切ったりと食材の形を子どもが持ちやすいように工夫するとよいですね。
離乳食完了期(パクパク期)の進め方
完了期の食事は子どもの歯に注目して進めていくと良いですよ。前歯で一口量を嚙み取ったり奥歯が生え始めたりといった様子が見られたら、肉団子くらいの固さの食事を与えていきます。
この時期は活動量も増えるため1日3回の食事と1日2回の補食を与えましょう。食事の回数を増やすことで食べ物から栄養をしっかり摂取でき生活リズムが整います。
離乳食におすすめな食材と簡単な調理方法
鉄分を含む食材
貧血予防や発育のために、離乳食が始まったら積極的に鉄分を摂取しましょう。鉄分は生後4か月頃までは体内に貯蔵されていますが、離乳食が始まる頃にはその蓄えは少なくなっていきます。
鉄分を多く含む食材は以下の通りです。
- ・赤身肉、レバー
- ・納豆、高野豆腐、豆腐、きな粉
- ・小松菜、ほうれん草、ブロッコリー
野菜類は主菜や副菜以外にお粥にも使用できます。刻んだ野菜を積極的に料理にトッピングすると良いでしょう。
また、鉄分はビタミンCと一緒に摂取すると吸収率が高まります。鉄分補給にはさまざまな野菜を使用することも大切です。
カルシウムを含む食材
カルシウムは骨や歯を作るために必要な栄養素です。また、神経や筋肉の動きを調整する働きもあります。カルシウムを多く含む食材は以下の通りです。
- ・鱈、しらす
- ・卵黄、全卵
- ・小松菜、ほうれん草、ブロッコリー
- ・無糖ヨーグルトやチーズなど乳製品(離乳食中期から)
特にしらすはどのような料理にも取り入れやすい食材です。塩分をよく落としてから少量をおかずに加えるだけで手軽にカルシウム摂取量を増やせます。
亜鉛を含む食材
味覚の発達に欠かせない亜鉛も食事で積極的に摂りましょう。亜鉛を多く含む食材は以下の通りです。
- ・大豆製品(豆腐、納豆、きな粉)
- ・肉類(豚肉、鶏もも肉)
- ・魚類(鮭、鱈)
豆腐やきな粉は離乳食初期の時期にも使用できるため、亜鉛不足を防ぐために積極的に取り入れたい食材です。豆腐は味噌汁や煮物に、きな粉は少量を主菜に混ぜるといった使い方ができます。
豚肉や鶏もも肉は離乳食後期ごろに使用できるようになります。最初は細かく刻んだりとろみを付けて取り入れていくと良いですよ。
離乳食初期(ゴックン期)におすすめな簡単レシピ
豆腐とさつまいものすりつぶし
材料(1人分)
- 絹ごし豆腐…10g
- さつまいも…10g
- 昆布だし汁…20g
作り方
- 1.さつまいもの皮を厚めに剥き大きめに切り10分ほど水にさらす。
- 2.鍋にさつまいもと豆腐を入れ、具材が隠れるくらいの水または昆布だし汁を加える。さつまいもが柔らかくなるまで茹でる。
- 3.さつまいもと豆腐が冷めないうちに裏ごしをする。
- 4.昆布だしでのばす。
豆腐を使用した、亜鉛とたんぱく質を摂取できる離乳食初期のレシピです。さつまいもと合わせることで甘みを感じやすく食べやすい仕上がりになっています。
離乳食中期(モグモグ期)におすすめな簡単レシピ
小松菜としらすのおかゆ
材料(1人分)
- ご飯…25g
- 水…80ml
- 小松菜…5g
- しらす…5g
作り方
- 1.小松菜を柔らかくなるまで茹でた後、葉と茎を切り分け葉の部分をみじん切りにする。しらすはよく水で洗い塩分を取る。
- 2.ご飯と水を鍋に入れ軽く混ぜる。
- 3.中火にかけ、沸騰したら弱火にして小松菜の葉としらすを加え時々かき混ぜながら15分煮る。
- 4.火を止めて蓋をし10分ほど蒸らす。
カルシウムを含む小松菜としらすを使用したお粥です。しらすにはビタミンDも含まれており、カルシウムの吸収率を高め丈夫な骨を作る手助けをします。
離乳食後期(カミカミ期)におすすめな簡単レシピ
納豆ツナおやき
材料(1人分)
- じゃがいも…50g
- ひきわり納豆…10g
- ツナ水煮缶…10g
- にんじん…5g
- 片栗粉…10g
- 油…少々
作り方
- 1.じゃがいもとにんじんの皮をむき、柔らかくなるまで茹でる。
- 2.じゃがいもが冷めないうちに潰し、ひきわり納豆、ツナ缶、片栗粉を加え混ぜる。
- 3.にんじんはすりおろし、またはみじん切りにし2に加え混ぜる。食べやすい大きさにまとめ薄く広げる。
- 4.フライパンに油を熱し、弱めの中火で3を両面焼く。
じゃがいもを使用して作るべたつかず手づかみ食べがしやすいレシピです。ツナの水煮や納豆には亜鉛が多く含まれており、じゃがいもに含まれるビタミンCがその吸収を高めます。
離乳食完了期(パクパク期)におすすめな簡単レシピ
鮭のピカタとブロッコリー
材料(1人分)
- 生鮭…30g
- しょうゆ…1g
- 卵…20g
- きな粉…小さじ1/2
- 薄力粉…小さじ1
- 油…少々
- ブロッコリー…20g
作り方
- 1.きな粉と薄力粉を合わせる。卵は溶きほぐす。
- 2.ブロッコリーを手で持ちやすいくらいの大きさに切り、柔らかくなるまでゆで粗熱を取り皿に盛る。
- 3.生鮭の水気を拭き取りしょうゆで味をつける。
- 4.生鮭に1の粉類を全体にまぶし、その後卵液にくぐらせる
- 5.フライパンに油を熱し、4を乗せて残った卵液を上からかける。弱火で両面に焼き色がつくまで焼き、ブロッコリー乗せた皿に盛る。
こちらは鉄分補給を目的としたレシピです。小麦粉にきな粉を混ぜる他、ブロッコリーを添えることで鉄分摂取量を増やしています。
タンパク質を多く含む鮭と組み合わせることで、さらに鉄分の吸収率を高めます。
まとめ
離乳食は成長に合わせて食事の内容を変えていくことが大切です。離乳食の時期に合わせて使う食材を増やしながら、不足しやすい鉄、カルシウム、亜鉛を含む食材を取り入れていきましょう。
離乳食を卒業したら、次は幼児食。
とはいえ、大人と子どもの食事を別々に作るのは大変ですよね。
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