小学生の夏休みの宿題は親が手伝う?自主性を妨げない適切なサポートとは

小学生の子どもたちが夏休みに入ると、家のなかで毎日ゲームばかりしている姿を見て、「宿題は?」と、ついつい気になりますよね。できれば7月中にある程度終わらせてくれるといいなと、サポートすることを前提に考える方も多いのではないでしょうか?

そもそも、夏休みの宿題は親のサポートが必要?また、手伝い過ぎると自主性が育まれにくくなる?

この記事では、夏休みの宿題を親が手伝うときの適切なサポートについて解説しています。お子さんの学年や性格に合わせたサポートの仕方がわかります。

 

夏休みの宿題はどれぐらいの親が手伝う?

夏休みの宿題調査グラフ

引用元:PR TIMES ランクアップ株式会社

小学生の夏休みの宿題を手伝う親はどれぐらいいるのでしょうか。2023年8月の株式会社ランクアップ「子どもの宿題に関する調査」によると90%以上の親が手伝うと回答。

ほとんどの親が、なにかしらの宿題を手伝っていることがわかります。手伝う宿題は、1位が読書感想文、2位が自由研究となっています。

親が一番大変だと感じる宿題は、自由研究が67.2%と圧倒的に多く、1位という結果になりました。

自由研究のテーマ決めに苦戦している方は、こちらの記事も参考にしてください。

 

学年に応じた親の夏休みの宿題への関わり方

夏休みの宿題を親が手伝い過ぎると、子どもの自主性が育まれにくくなると言われています。小学校の低学年(1~3年生)と高学年(4~6年生)それぞれの年齢によって、親の宿題への適切なサポートは少しずつ変わります。子どもの性格にもよりますが、次のようなポイントがあります。

 

低学年(1年生~3年生)

低学年のお子さんの場合は、どのような宿題が出ているか一緒に確認して、相談しながら計画を立ててみるといいでしょう。子どもが勉強している間は口をはさまず見守り、やり終えるまで待つことが大切です。

低学年の間は、宿題の量も少ないことが多く、ドリルなどの基礎学習の宿題は7月中に終わらせるのがおすすめです。8月は夏休みにしかできない体験をさせてあげられるといいでしょう。

 

高学年(4年生~6年生)

高学年になると、親があまり夏休みの宿題に口出しをせず、お子さんの自主性に任せることも大切です。6年生ぐらいになると、自分でアイデアを出して自由研究に取り組む子供もいるでしょう。図書館に連れていく、アイデアの参考になるウェブサイトを教えてあげる、などの自由研究に取り組む「きっかけ」を作ってあげるのもいいかもしれません。

親は頼まれていないことまでサポートしようとせず、子ども自身が「自分でやった!」という達成感がもてるような声かけやサポートができるといいですね。

 

子どもの性格別、夏休みの宿題の手伝い方

子どもの性格によっても夏休みの宿題の手伝い方や声の掛け方を変えてみてもいいでしょう。ここでは、4種類のタイプのお子さん別に紹介します。

 

何も言わなくても宿題をするタイプ

何も言わなくても宿題をきっちりとするタイプは親が積極的に手伝う必要はありません。「何かあれば言ってね」と伝えておくだけで大丈夫です。自由研究などは参考になるものを教えてあげたり、図書館に連れて行ってあげるといいでしょう。

 

遊びを優先して宿題が遅れがちなタイプ

遊びを優先するタイプには、親が適切な声かけをしてあげる必要があります。「宿題が終わったら◯◯しよう」と子どもが楽しめることを提示してあげましょう。できたら褒めてあげることも大切です。

 

「これで大丈夫かな」と不安になりやすいタイプ

不安になりやすいタイプのお子さんは、一人でやるより誰かと一緒にできると安心して宿題に取り組めます。相談に乗ってあげたり、「一緒にしようか?」と声をかけて寄り添ってあげられるといいですね。

 

マイペースなタイプ

マイペースなタイプの子どもには、子どもを急かさずに見守ってあげられるといいでしょう。なかなか宿題が進まないようであれば情報収集を手伝ってあげるのもいいかもしれません。

 

夏休みの宿題の目的とは

親がサポートすることが前提とされているような夏休みの宿題。とくに低学年のあいだは、自由研究に子ども一人で取り組むことは難しいかもしれません。親の課題とも思える夏休みの宿題には、どのような目的があるのでしょうか?

 

子どもの理解度の確認・復習

夏休みの宿題には、1学期に学習したことがどれぐらい理解できているかの確認をする目的があります。学期途中では、理解度を確認することなく進んでいくことも多いため、先々でつまずく原因になりかねません。

夏休みの宿題を通して、きちんと理解できているかを確認しながら復習することで、学んだことを夏休みの間に定着させられます。

 

計画性や学習習慣を身につける

夏休みの宿題は、計画性をもった学習習慣を身につけるという目的もあります。約40日間ある夏休み中に、コツコツと計画的に学習すれば、夏休み期間で完了する量の課題が出ています。

夏休みであっても、生活リズムを崩さずに毎日決めた時間学習することが習慣になると、受験勉強や大人になってからも目標を達成しやすくなるでしょう。

 

自主学習で学習意欲を育む

夏休み中は、学校のように先生がいて時間通りに授業が行われるという環境ではなくなります。そのため、夏休みの宿題をしていく中で、自主的に学習する方法を学びます。

たとえば、わからないところがあれば親に質問をしたり、パソコンや図書館で調べることで疑問を解決したりといった工夫をするようになります。また、自由研究などの宿題に取り組むことで、より興味や関心が深まることもあるでしょう。その興味や関心が学習意欲を育むことにつながる可能性があります。

 

共働き世帯が夏休みの宿題を手伝うには?

共働き世帯の場合は夏休みとはいえ仕事に行かなければなりません。そのため日中は学童に通う子供も少なくないでしょう。学童に通っている場合は、基本的には宿題も学童でしてくることになります。仕事が休みの日には、なるべく宿題の相談にのってあげるようにできるといいですね。

とくに、毎日コツコツと取り組む読書感想文や観察日記、絵日記などは短時間で取り組めるので一緒に伴奏する姿勢でサポートしましょう。

 

まとめ

小学生の夏休みの宿題は親のサポートを必要とすることが多いでしょう。もちろん、家庭それぞれの教育方針や子どもの性格により、手伝う必要がない場合もあります。

夏休みの宿題には、子どもの勉強の理解度を確認し、復習することで定着させるといった目的や、毎日コツコツと取り組む学習習慣を身につけること、計画的に進める自主性を育むことなどがあります。

子どもの自主性を育むためにも、基本的には見守る姿勢でいるのがいいでしょう。そのうえで、相談されたときには相談にのるというぐらいのサポートが、小学生の夏休みの宿題では適切なサポートであると言えます。

 

少しでもサポートできる体制と時間の余裕を生み出すため、
夏休みの期間中だけでも家事を外注するのも手です!
特に、毎日の食事の準備を手放せると、学童から帰ってきた後など夕方から夜の時間に子どもと向き合う時間を確保できますよ。

添加物不使用のお惣菜を週替わりでご自宅にお届けする「シェフの無添つくりおき」です。
定番メニューから普段自分では作らないものまで、新しい食体験のツールとしてもご活用いただけます。

献立作成から調理までの、食事にまつわるストレスをフリーに。
家族のために安心できる添加物不使用の食事を選ぶことで、罪悪感からも解放してくれます。

お子様にも安心してお召し上がりいただけます。
ぜひこの機会にお試しください。

シェフの無添つくりおき公式サイト