これならOKと思える!子どもにおすすめおやつの市販品

忙しい平日。子どもが保育園や学校から帰宅すると、「お腹空いた!」「何かちょうだい!」と欲しがることはありませんか?

夕食前だから本当は食べさせたくない・・・でも支度をスムーズに進めるためには、やむを得えない・・・と、つい手軽にあげやすいお菓子などを食べさせてしまう、という方もいらっしゃるでしょう。

でも、市販のお菓子は添加物が入っていたり、実は結構ハイカロリーだったりもします。

市販品ばかりをあげるのはちょっと気が引ける・・けど、毎回手作りするのはとても現実的ではないですよね!

ここでは、これなら夕食前の子どもにあげてもOK!と思えるような、おやつ向けの市販品を、栄養士の視点からいくつかご紹介します。

子どものおやつ≠甘い物

おやつというと、甘い物、スイーツを思い浮かべがちですが、「食事を補うもの」「補食」というのが本来の意味です。

大人に比べて体の小さい子どもは、胃腸も小さく、食事に集中できる時間も短い傾向があるため、一度の食事で十分な量を食べることが難しいものです。

そこで、食事の間隔が一番長くなる昼食と夕食の間に、小腹を満たしてあげるのがおやつの役割です。

おやつを選ぶときは、血糖値を急に上げたり下げたりしないようにすることが大事です。

食べ物や飲み物に入っている糖分は、体の中でブドウ糖に変わって血液に入ります。そして血糖値が上がると、体は血糖値を下げようとします。

血糖値が何度も上がったり下がったりすると、体が疲れてしまい、血糖値をうまくコントロールできなくなります。そうすると、血糖値が下がりすぎてしまうこともあります。血糖値が低くなると、イライラしたり、集中できなくなったりしてしまいます。

具体的には、よく噛んで飲み込み、体内に入ってからゆっくりと糖分が分解される食べ物が好ましいです。

反対に、消化を必要とせず、すぐに血糖値を上げるような、ジュースや清涼飲料水、飴やチョコレート、アイス、ケーキなどは避けましょう。

普段の食事でもおやつでも、糖の吸収をゆるやかにして、血糖値を急上昇させにくい働きのある食物繊維や、消化に時間がかかるたんぱく質などとともに食べられると良いでしょう。

また、3度のごはんでは摂りづらい栄養素(例えばカルシウムや鉄など)を補えるような物を選べると良いですね!

前に書いた記事もご参照ください。

夕食に響きにくい物を選ぶ

夕食前のおやつで満腹になる物や味が濃い物を摂ってしまうと、夕食が入らなくなる心配が出てきます。

できるだけ糖質、脂質が高すぎない、甘みや塩気など味が濃過ぎない物を選びましょう。

また、適度な噛みごたえがある物だと、たくさん食べなくても満足感が得られて良いですね。

量を決めて出す、それでもごはんが食べられなくなってしまうようなら、次から夕食まで何も食べさせない、などのルールを決めると良いと思います。

我慢することを学ぶのも大切なので、子どもが出した以上に欲しがっても、ママは動じずに約束を守りましょう。

ここからは、夕食前の「何か食べたい!」に応えるおやつとして、具体的な市販品をいくつかご紹介します。

おすすめおやつの市販品①米と雑穀のシリアルパフ「玄米と赤米・黒米」

これは、玄米と複数の雑穀をパフ化させた、軽い食感のシリアルです。

砂糖や油不使用で、1枚わずか 7kcal! カロリーも脂質が低いのが特徴です。

食塩などの味もついていないため、素朴な穀類の味わいで、そのまま食べても美味しく、アレンジもしやすいです。

ヨーグルトやフルーツと一緒にすると、たんぱく質やビタミンも同時に補給できるおやつになります。

そのまま食べるとサクサクした食感ですが、口にいれると溶けてくるので、小さな子どもでも食べやすいと思います。

「玄米と赤米・黒米」のほかに、「玄米と6種の穀物」と「玄米とはと麦」の、合計3種類があります。

自然食品店(こだわりやなど)のほか、尾田川農園のホームページ、楽天、Amazonなどからも購入できます。

 

おすすめおやつの市販品②干しいも

(干しいも小さな2切れ、約15gの写真)

甘いものを欲しているときにおすすめなのが、干しいもです。

しっかりとした噛みごたえがあり、噛むほど濃厚な甘みが口の中に広がります。

飴のように舐めて溶かしながら食べることもできるので、歯が生え揃っていない子でも食べられます。

また干しいもは、不足しがちな食物繊維を水溶性・不溶性のどちらも含んでいる優れもの!
甘い物がお好きなママの間食にもおすすめですよ。

1回のおやつでは、10~15g程度(カロリーは約30~45kcal、糖質は約6.6~10g)を目安にすると良いでしょう。
1回量を小皿に出して、じっくり味わって食べてもらいましょう。

ネットでも、スーパーやコンビニでも、国産さつまいもで作られた干しいもが売られています。

たくさん入っている物を購入したら、ラップやチャック付きの袋に入れて、冷凍保存しましょう。

40g程度の少量パックもあります。

 

 

おすすめおやつの市販品③CO・OP「ごまごま小魚」

これは、歯が生え揃っていて、硬い物もしっかり噛み砕けるようになっている子ども向けです。

煮干しに醤油と砂糖でたっぷりのごまを絡めたもので、ぽりぽりとした噛みごたえがあります。

1袋のカロリーは27kcal。たんぱく質が2.2g、カルシウム74mgも含まれているため、栄養を補う意味でもおすすめです!

コープオリジナルの商品のため、コープの店舗または宅配でのみ取り扱われています。

 

こちらもおすすめです。

 

まとめ

子どもって、夕食前でもお構いなく、おやつを食べたがることがありますよね。

今回は、血糖値のコントロールと、夕食に響きにくいという観点から、手軽にあげられる市販品をご紹介しました。

日々の食に関するストレスとできるだけなくして、親子の食卓に笑顔が広がりますように。

 

 

 

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