夏休み明けは食事に要注意?夏休み明けの子供の体調管理と食事の必要性について解説!

長い夏休みが明けた子供は、体調を崩しがちになっていませんか?

夏休み明けは、夏休み中とは異なった生活習慣に戻る為、体調を崩す子供が増えやすい傾向にあります。

この記事では、夏休み明けの子供の体調管理の方法を、栄養・食事の観点から紹介していきます。

 

夏休み明けに体調を崩す子供が多い理由

夏休み明けに体調を崩す子が多いのには、どのような理由があるのでしょうか?

 

生活習慣が変わるため

学校が始まると、起きる時間や寝る時間などの生活習慣が変わるため、学校生活に合わせた生活習慣にもう一度慣れるまで、体調を崩してしまう子供が多いです。

また、夏休みのときに比べて勉強時間や運動時間が長くなる子も多く、そういった疲れも体調不良の原因として考えられます。

夏休み明けに体調を崩さないためには、夏休み中から規則正しい生活を続けておくことが重要で、特に夏休み終盤は学校に行くときと同じような時間に寝て起きるなど、生活習慣を戻しておくことを意識してあげましょう。

 

食習慣が変わるため

学校が始まると給食が始まるなど、食習慣が変わることで体調を崩す可能性もあります。

学校の給食は栄養バランスが考えられているため、食事そのものはもちろん問題ありませんが、食事の時間が夏休みと異なっていたり、量が違っていたりと、夏休み中の食事との違いから腹痛や下痢などの症状を訴える子が増えると言われています。

また、夏休み中は起きるのが遅くて朝ご飯を食べていなかったものの、学校が始まって食べ始めたという子も多く、お腹の弱い子は特に、そういった食事の頻度やパターンの変化で症状が現れることがあります。

 

子どもの気持ちの変化のため

学校が始まると、勉強や部活、周りの友達との関係など夏休みとは違った多くの変化に対応する必要があるため、子どもの気持ちに変化が現れ、体調を崩すということも考えられます。

夏休みが終わって学校に行きたいという子も多く、親はそういった子供の気持ちの変化にも気を配ってあげる必要があります。

 

夏休み明けに起こりがちなエネルギー不足

夏休み明けには、夏休み中と違った生活習慣、食習慣になることでエネルギー不足になる可能性があります。

例えば、夏休み中にあまり外に出かけていなかった子が急に学校が始まり週に5回以上外に出ると、単純にエネルギー不足になる危険性があります。

慢性的なエネルギー不足は、子供の成長を阻害する危険性がある他、なんとなく体が疲れる、なんとなく体調が悪いといった、易疲労感にもつながるため、お母さん、お父さんは、夏休み明けの子どもがエネルギー不足になっていないかをしっかりと確認してあげてください。

 

夏休み明けの食事のポイント

夏休み明けは、子供にさまざまな変化が起こるため、体調を整えるために食事に特に気をつけてあげてほしいタイミングです。

では、実際にどのようなことを意識してあげれば良いのでしょうか?

夏休み明けの子どもの食事のポイントについて紹介します。

 

朝食を食べる

夏休み明けの子供の食事のポイント1つ目は、朝食を食べることです。

夏休み中は、学校に通っている時と違って朝早く起きる必要がないため、朝食を食べなくなる子供が多いです。

また、部活をやっていない子どもなどは、活動量が低下しお腹が空かないため朝食は食べないというパターンも多いです。

しかし、成長期の子供には多くのエネルギー、栄養素が必要なため、朝食を抜くだけでもエネルギー不足、栄養不足になってしまう危険性があります。

特に、朝食を食べない習慣が夏休みで確立してしまうと、活動量が増えた夏休み明けにさまざまな影響が現れる可能性があります。

加えて、朝食の欠食は動脈硬化などのリスクを上げることが研究でわかっており、子供の頃から朝食欠食の習慣がついていることは、将来的にリスクになると言えます。

食事の摂取量が少ない子や、あまり興味がない子は特に、将来のことも考えて朝食を食べる習慣をつけられるよう働きかけをしてあげましょう。

 

運動量に合わせた食事を摂取する

2つ目のポイントは、運動量に合わせた食事を摂取することです。

夏休みが明けて学校が始まると、1日勉強をした後に部活に行ったり、体育が始まったりと、夏休み中に比べて運動量が増え、消費カロリーも増える傾向にあります。

そのため、エネルギー不足にならないように運動量に合わせた食事を摂取できるよう意識してあげましょう。

特に、夏休み中あまり食事を摂っていなかった子は、慢性的なエネルギー不足に陥っている可能性があるため注意が必要です。

 

しっかりと水分を摂る

ポイントの3つ目は、しっかりと水分を摂ることです。

学校が始まると、夏休み中に比べて外にいる時間も増え、汗をかく量も増えます。

そのため、脱水にならないようしっかりと水分を摂りましょう。

脱水は進行してからでないと症状が現れづらいのに加え、子供が自ら症状を訴えてこない可能性も十分考えられます。

普段学校に持っていっている水分を飲みきって帰ってきている場合は、足りていない可能性がありますので、注意して確認してあげましょう。

また、子供が水分を摂る必要性を理解できるよう、

  1. ①喉が渇く前から水分を摂ること
  2. ②頭痛などの症状がある場合脱水を疑うこと
  3. ③なんとなく疲れやすいと感じたら脱水を疑うこと

をしっかりと子供に伝えておきましょう。

 

夏休み明けの子どもがエネルギー不足にならないために摂取すべき栄養素とは

夏休み明けの子供がエネルギー不足にならないためには、どのような栄養素を摂取するべきなのでしょうか?

 

炭水化物

エネルギー不足を補うためには、人間の主なエネルギー源である炭水化物の摂取を心がけましょう。

炭水化物は、ご飯や麺、パンなどの主食に豊富に含まれています。

炭水化物を構成しているブドウ糖と呼ばれる成分は、原則脳の唯一のエネルギー源であるため、不足すると集中力の低下などを引き起こす可能性があります。

そのため、学校が始まり頭を使うタイミングが増えた夏休み明けの子供には必要不可欠な栄養素です。

また、炭水化物は他のエネルギー産生栄養素に比べて、摂取してからエネルギー源となる時間が短いため、急な運動の後などにも積極的に摂取してほしい栄養素です。

ただし、炭水化物ばかりでは栄養が偏ってしまうため、タンパク質、脂質、ビタミン、ミネラルなどもバランスよく摂取するよう心がけてあげましょう。

成長期の子供には、特に栄養素のバランスが重要です。

 

ビタミンB1

夏休み明けの子供には、炭水化物と同時にビタミンB1も摂取してほしいです。

ビタミンB1は体内で糖質の代謝を補助する役割を担っているため、不足すると糖分が分解できずエネルギー不足に陥り、疲労感を感じやすくなります。

また、ビタミンB1は体内に蓄えておくことができないため、夏バテで食欲がない場合に不足しがちな栄養素とも言えます。

ビタミンB1は、肉や魚、豆類などに幅広く含まれているため、バランスの良い食事をすることでしっかりと摂取ができる栄養素です。

特に、豚肉やうなぎ、玄米などに多く含まれています。

 

水分

夏休み明けの子供には、水分もしっかり摂ってほしいです。

夏休みの終わった9月はまだまだ暑く、脱水になる危険性も高いです。

また、脱水になると集中力の低下や諸症状が現れるのに加え、体内の代謝も落ちるため、注意が必要です。

 

子供でも食べやすい夏休み明けレシピを紹介

子供でも食べやすくて、普段の食事に取り入れやすいレシピを紹介します。

旬の食材も使っているのでぜひ参考にしてみてください。

 

さつまいもと鶏肉の炊き込みご飯

材料 4人分

  • 米 2合
  • さつまいも 1本
  • 鶏もも肉 200g
  • しめじ 1/2パック
  • しょうゆ 大さじ2
  • みりん 大さじ1
  • 酒 大さじ1
  • だし 400ml
  • 塩 少々

 

作り方

  1. ① さつまいもは皮付きのまま1cm角に切り、水にさらしてアクを抜く。鶏もも肉は一口大に切り、しめじは石づきを取ってほぐす。
  2. ② 炊飯器に洗った米、しょうゆ、みりん、酒、だし、塩を入れて軽く混ぜる。
  3. ③ さつまいも、鶏もも肉、しめじを上に乗せ、通常の炊飯モードで炊き上げる。
  4. ④ 炊き上がったら全体をよく混ぜ、器に盛り付けて完成。

 

秋なすと豚肉の生姜焼き

材料 2人分

  • 秋なす 2本
  • 豚ロース薄切り肉 200g
  • しょうが 1片
  • しょうゆ 大さじ2
  • みりん 大さじ1
  • 酒 大さじ1
  • 砂糖 小さじ1
  • サラダ油 大さじ1

 

作り方

  1. ① 秋なすはヘタを取り、縦半分に切った後、斜め薄切りにして水にさらす。しょうがはすりおろす。
  2. ② 豚肉をフライパンで炒め、火が通ったら取り出しておく。
  3. ③ 同じフライパンにサラダ油を追加し、水を切った秋なすを入れて炒める。
  4. ④ 豚肉を戻し、しょうが、しょうゆ、みりん、酒、砂糖を混ぜたタレを加えて全体に絡める。
  5. ⑤ 火を弱め、タレが全体に行き渡り、照りが出るまで煮詰めて完成。

 

かぼちゃのポタージュ

材料 4人分

  • かぼちゃ 1/4個
  • 玉ねぎ 1/2個
  • バター 20g
  • コンソメスープ 400ml
  • 牛乳 200ml
  • 塩・こしょう 少々
  • パセリ(仕上げ用) 適量

作り方

  1. ① かぼちゃは皮と種を取り除き、一口大に切る。玉ねぎは薄切りにする。
  2. ② 鍋にバターを熱し、玉ねぎを透明になるまで炒める。かぼちゃを加えてさらに炒める。
  3. ③ コンソメスープを加え、かぼちゃが柔らかくなるまで15分ほど煮込む。
  4. ④ かぼちゃが柔らかくなったら火を止め、ハンドブレンダーで滑らかにする。
  5. ⑤ 再度火をつけ、牛乳を加えて温め、塩・こしょうで味を整える。
  6. ⑥ 器に盛り付け、パセリを散らして完成。

 

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子供の食事を準備するのが大変という家族や、栄養バランスの整ったものを食べてもらいたいという方はぜひ活用してみてください。

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まとめ

夏休み明けの子供に起こりがちな栄養素の不足について紹介してきました。

夏休み中とは生活習慣が異なることで、子供の体にもさまざまな変化が起きるので、食事の面はもちろん、変化に対応できるよう気遣ってあげましょう。