保育園の給食でも人気!子どもが喜ぶ作り置きレシピ【基本とアレンジ】
子どもを育てながら仕事をしていると、子どもの送り迎え、洗濯に掃除と、毎日やることはいっぱいですよね。ワンオペなら、なおさらです。
「今日のご飯どうしよう?」と考えているだけで疲れてしまう方もいらっしゃるでしょう。
そんなとき、さっと食べやすい作り置きがあると、精神的なゆとりが生まれますよね。
保育園の給食でも、基本おかずから色々なメニューを展開しています。献立を考えるのも、料理するのも楽になっていますし、子どもたちにも人気です。
ここでは、平日のごはんが時短でできる、作り置きおかずの基本とアレンジのレシピをご紹介します。
材料5つ!卵・乳製品・小麦粉不使用の肉団子
【材料】(作りやすい量)
・ひき肉(豚または鶏) 200~250g
・玉ねぎ(みじんぎり) 中1/2個くらい
・塩こうじ 大1
・片栗粉 大1・1/2
・えのき(みじんぎり) 小袋1/4~1/3くらい
※大量ストックする場合は、この分量を2~3倍にして作りましょう
【作り方】
1.破けにくい厚手のビニール袋に、材料すべてを入れて、もみ合わせる
2.一口大にまるめて、フライパンに並べる
3.中火で両面を焼く(※)
4.肉の中心までしっかり火が通ったら、完成!
※ひき肉が、脂身が多い豚の場合はペーパーで拭き取りながら焼きましょう。
鶏だったら、分量外の油をひき、焦げないように焼いてください。
【簡単ポイント】
玉ねぎとえのきは、フードプロセッサーや手動のみじん切り器を使うと、簡単です!
ボール状になっていると、子どもの目を引きやすいようで、保育園でも人気です。
よく、肉団子には、卵や牛乳、パン粉などがつなぎとして使用されますが、このレシピでは、いずれも不使用です。
代わりに、片栗粉と塩こうじ(※)を使うことで、加熱後の肉が硬くなるのを防いでいます。
えのきのみじん切りを加えると、肉同士が硬くならずに繋がって食感が良くなります。不足しやすい栄養素の食物繊維もUP!きのこが苦手な子にもおすすめのメニューです。保育園でも、この肉団子なら、きのこを食べられる子が多いです。
※塩こうじ
米こうじ、塩、水を混ぜて発酵させた調味料です。
塩味にうま味が加わっているので、食塩より、まろやかな味に仕上がります。しばらく揉み込んでから加熱調理すると、肉や魚が軟らかくなります。
原材料がシンプルで、添加物不使用のものが、スーパーの調味料売り場などで売られています。パウチタイプが使いやすく、保育園の給食でも使っています。
開封後は冷蔵庫で保存してくださいね。
【保存方法】
冷ました肉団子を、ジップ式の袋に直接入れて口を閉じ、冷凍庫で保存します。
使うときは、レンジ加熱で解凍後、調理。調味するのが基本です。でも、煮込む場合は、冷凍のまま使えます(スープや鍋など)。
時間と心のゆとりがあるときに、たくさん作ってストックしておけるといいですね。
肉団子の簡単アレンジ:照り焼き
鍋に、酒、みりん、醤油を同量入れて、お好みで砂糖も少々加え、煮詰め、肉団子を入れます。コロコロと転がして、肉団子にタレをからめたら、出来上がり!
甘辛い照り焼き味は、保育園の子どもたちにも大人気!お弁当のおかずに入れると、我が子のテンションも上がります!
肉団子の簡単アレンジ:甘酢炒め
玉ねぎ、人参、ピーマンなどをごま油で炒め、肉団子を加えて、酒、酢、みりん、ケチャップなどで調味して、最後に水溶き片栗粉でとろみをつけたら出来上がり!
甘酸っぱいタレのとろみで、野菜が食べやすくなります。脂身の少ない鶏ひき肉で作った肉団子でも、軟らかくてジューシーです。
他にも、野菜と煮込んで、スープ、鍋、カレーの具にも使えます。
時間がない!すぐに食べたいときの味方、レトルトカレーに乗せるのもおすすめです。具が少ない印象のレトルトカレーが、豪華に変身しますよ!
ごはん、おかずに展開しやすい!切り干し大根の煮物
【材料】(作りやすい量)
・切り干し大根 30g(1/2袋)
・人参 中1/4本くらい
・カット済みの干ししいたけ(または好みの生きのこでOK) 適量
・カット済みの油揚げ 適量
・ごま油 大1
・みりん 大1
・醤油 大1
※大量ストック用にこの分量を2倍にすると、ちょうど切り干し大根1袋を使い切れます
【作り方】
1.切り干し大根をボウルに入れて、水洗いして汚れを取る
2.1の材料を、ザルに上げから、再度ボウルに入れて、浸るくらいの水を入れて5~10分ほど置いておく(戻し汁は取っておく)
3.別ボウルで、干ししいたけも同様に、水洗いして、水に浸しておく(戻し汁は取っておく)
4.人参を細切りする(スライサーを使ってもOK)
5.鍋に干ししいたけ、切り干し大根、人参、油揚げの順に重ね入れ、それぞれの戻し汁を入れてフタをし、中火にかける
6.人参が軟らかくなったら、みりん、醤油を加え、ひと煮立ちさせて完成!
切り干し大根は、常備保存できる食材で、こちらも食物繊維が豊富に含まれています。
ボウルで水戻しをしている間に、人参のカットを済ませておくと、すぐに煮るステップに進めます。
時間がないときは、干ししいたけを生のきのこ類に変えたり、切り干し大根の水戻し時間を5分くらいに短縮したりしてOK!適度な歯ごたえは、子どもの噛む力を育て、あごの筋力UPにもなるというメリットもあります。
切り干し大根の簡単アレンジ:豚汁
豚肉と、ネギ類(玉ねぎや長ネギ)、イモ類(じゃがいも)、お豆腐など、好みの具材と一緒にさっと煮て、味噌などで味付け。これだけでメインにもなる豚汁が出来上がります!
この豚汁は、たんぱく質が豊富な肉や大豆製品と、ビタミン、ミネラル、食物繊維たっぷりの野菜が一度に食べられる優れもの!あとはご飯だけあれば、バランスの良い食事になります。
ご飯を炊いてなかった!というときは、豚汁に切り餅(※)を入れて一緒に煮れば、この1杯で主食、主菜、副菜を全部兼ね備えたスープになりますね!
※切り餅
真空パックで包装されている、個装タイプの切り餅です。常温保存でき、使いたい量だけを開封できるので、便利です。
耐熱容器に入れて、浸るくらいの水を加えたら、レンジでチンするだけでも食べられます。ごはんを炊いていないときの救世主として、常備しておきたい食材です!
切り干し大根の簡単アレンジ:炊き込みご飯
切り干し大根の煮物を、お米と一緒に炊飯器で炊くだけです。水加減は、煮物の煮汁に水を加えて調節します。これだけだと味が薄いので、お好みで塩こうじ、または醤油で味付けしてください。ここに、がんもどきや冷凍の枝豆を一緒に炊き込むと、ボリュームUPできて、コクも加わるのでおすすめです!
なお、切り干し大根の煮物は、炊飯済みのご飯に混ぜるだけの、混ぜご飯にしても美味しいですよ!
まとめ
今回は、時短でアレンジしやすい、作り置きレシピをご紹介しました。
まとめて作っておくと、平日が楽になります。
でも、少々の時間と手間が必要なので、疲れているときは無理しないでくださいね。
作り置きを取り入れることで、パパ・ママに少しでもゆとりができて、家族みんなが笑顔で食べられる食卓が広がっていってくれたら嬉しいです。
作り置きを作っても、
「せっかく作ったのに食べてくれない」
「子どもの分だけ別で作るのが手間」といった声をよく聞きます。
食べてくれないと自分を責めてしまったり、「お母さんなんだから手作りしないといけない」という罪悪感を感じてしまうことも。
そんなときは、思い切って作り置きの宅配サービスを頼ってみるのも手!
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