【食育】朝食の大切さ|保育園を楽しく・安全にすごすために
「早く起きなさい!」
「早く食べなさい!」
「早く着替えなさい!」
共働きのパパママにとって、子どもを保育園に行かせるまでの朝時間は、まさに「戦場」のような忙しさではないでしょうか。朝食準備・身じたく・掃除洗濯……と、たくさんのタスクをこなし、子どもにも朝食を食べてもらわなければなりません。
大急ぎで作った朝食を前にしても、子どもたちはフォークを握りしめたまま大あくび……そして、朝食を食べられずに家を出る時間になってしまう、なんてことも。子どもにとって、朝食が大切!と聞くけれど「どう大切なのかはわからない」という方も多いのではないでしょうか。
この記事では、保育園に通う子どもを育てるパパママに、朝食の大切さを学んでもらい、明日から実践できる朝食アイデアを記載しました。
朝食をしっかり食べて、子どもが楽しい保育園生活をおくれるように、ぜひ参考にしていただければと思います。
朝食が大切な理由
朝食が大切な理由は以下になります。
- 体のリズムをととのえるため
- 体温を上げるため
- 脳を活発に働かせるため
- 基礎代謝を高めて、肥満防止・生活習慣病を防止するため
ひとつずつ解説していきます。
1.体のリズムをととのえるため
1日が24時間なのに対して、人間の体内時計は25時間周期と、1時間のズレがあります。「朝食」を食べることによって、体内時計がリセットされ、1時間のズレが解消されるのです。朝食を抜き、リセットされないままだと、健康や日常生活に悪い影響を及ぼすと言われています。
2.体温を上げるため
朝食をとることで、睡眠中に下がった体温を上げられます。朝食を抜けば低い体温のまま、エネルギーや栄養素が不足し、「集中できない」「イライラする」「だるくなる」といった状態になってしまうのです。保育園では午前中に身体を動かすなどのエネルギー消費の大きい活動をするので、朝食を食べなければ、友だちと一緒に楽しめなくなってしまいます。
3.脳を活発に働かせるため
脳を活発にするには糖質が必要です。朝食で「ごはん」や「パン」といった炭水化物から糖質を摂取しなければ、低エネルギー状態で保育園にむかうことになります。エネルギー不足だと、元気いっぱい遊べないのはもとより、集中力がないことからケガや事故に発展する恐れもあります。
4.肥満防止・生活習慣病を防止するため
朝食を抜くと、肥満や生活習慣病をまねくという発表があります。(参照:文部科学省_朝食欠食と生活習慣病)朝食を抜いた子どもはお昼にドカ食いをしてしまい、血糖値の急激な上昇が肥満につながると言われています。肥満はさまざまな疾患につながる原因のひとつのため、子どもの肥満は保護者が阻止しなければなりません。
どんな朝食を食べさせたらいい?
「赤・黄色・緑」であらわされた3色食品群をご存じでしょうか?子どもたちに栄養バランスをわかりやすく伝えるために、保育園や幼稚園でも用いられます。赤・黄色・緑をバランスよくとり入れた食事=栄養バランスが整っている、と考えてください。
和食の一汁三菜は赤・黄色・緑の栄養素をバランスよく取れる理想的な献立といわれています。しかしながら、「忙しい平日の朝に一汁三菜を作るのはハードルが高い!」と思いますので、次の項目で簡単&栄養たっぷりな朝食アイデアをご紹介します。
その①夕食で汁物を多めに作る
夕食の際に、スープや味噌汁を多めに作っておきましょう。余った汁物を温めるだけなので、とても簡単。体温上昇にも効果的でおすすめです。夕食時に食べ過ぎてしまった……という時は、乾燥ワカメや溶き卵を追加するなどして、かさましをしてくださいね。
その②困ったときの冷凍おにぎり
チンするだけで完成する、冷凍おにぎりが便利です。おすすめは炊き込みご飯のおにぎり!小さく切った鶏肉・砂糖・しめじなど基本的な具をいれさえすれば、「赤・黄色・緑」の栄養素が全部入った完璧な朝ごはんの完成です!多めに作り、一食ずつにぎって冷凍しておけば、朝食はもちろん、子どもの急な「お腹すいた!」にも対応できますよ。
その③トースターで同時料理
フライパンなどの洗い物は減らしたいので、トースターをフル活用しましょう。パンを焼くのと同時に、耐熱皿にソーセージや溶き卵を入れて一緒に加熱。トースターだけで洋食プレートが完成です。
保育園の献立表を参考にしてみよう
保育園の献立表は、栄養バランスが考えられた完璧なお手本です。全部はマネできないと思いますが、以下を朝食作りのヒントにしてください。
- 使われている食材
- 栄養価の記載
- 調味料の記載
- 季節の食材
保育園によって献立表の記載方法はさまざまなため、上記がすべて書かれていないケースもありますが、まずは毎月の保育園の献立表を見てくださいね。多くの学び、発見があるはずです。
保育園の補食(おやつ)は朝食にできる
献立表には毎日の子どもたちの補食メニューも記載されています。子どもは、1回の食事だけでは必要な栄養素を取りきれません。そのため、栄養を補うことを目的とした「補食」と呼ばれる軽い食事を日中にはさみます。
※保育園によっては市販のおせんべいなどを提供する場合もあり
◆メニュー例
- じゃこのせトースト(ちりめんじゃこ、チーズ、青のりなどをのせて焼いたパン)
- きなこマカロニ(ゆでたマカロニをきなこで和えたもの)
- じゃがいものおやき(マッシュポテトに片栗粉やチーズ・ハムなどを混ぜたおやき)
主食となる炭水化物に、混ぜたり乗せたりするひと手間はありますが、寝起きの子どもにとって食べやすいメニューばかりです。
朝食をもりもり食べるカギは「就寝・起床時間」
朝食を食べることで体内時計がリセットされ、夜も自然に眠くなり、スムーズに入眠できます。早い時間に眠ることで睡眠時間がじゅうぶんにとれ、早い時間に目覚められるサイクルができあがるのです。
「夜、なかなか寝ない」
「朝、布団から出てこない」
「朝食を食べない」
この3つの問題は連動しており、生活リズムを整えればすべて解消するということで、文部科学省でも、2006年から「早寝早起き朝ごはん」国民運動を推進しています。
生活サイクルを整えるきっかけとして、まずは前日の夜の行動から変えてみませんか?夕食時間・お風呂・就寝時間を30分早めてみましょう。朝食の30分前には起床し、しっかりと目が覚めた状態で朝食時間をむかえてみてください。
パパママが朝食を作る音・ただよってくる美味しそうなにおいに食欲が刺激され、もりもり朝食を平らげる子どもの姿が見られるはずです。
まとめ|朝食の大切さを知って家族で実践♪楽しい保育園生活のために
朝食は体のリズムをととのえ、脳を活発に動かすのに必要な食事です。睡眠中に下がった体温を上昇させることで免疫力があがり、集団生活でも風邪をひきにくい丈夫な体になりますよ。
朝食作りをラクにするには、夕食に汁物を多く作っておいたり、冷凍でおにぎりなどを作り置きしたりするのが有効です。トースターで一度に2~3品を同時調理するのもとても便利!朝食作りにかける時間を減らせて、栄養価の高い食事が用意できるのでぜひ取り入れてみてください。
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自分以外に代わってもらえることは積極的に依頼することで、自分にしかできない時間(子どもと遊ぶなど)がより豊かになります。
子どもも大人も、起床後すぐに食事をとるのは難しいことです。夕ご飯の時間を短縮することでいつもより30分早く寝て、30分早く起床してください。しっかり目覚めた状態で「いただきます」して完食を目指しましょう。
朝食によって体内リズムがととのえば、夜も自然に眠くなり、早起きできる……この「早寝・早起き・朝ごはん」を家族全員で取り組みませんか?
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