お昼寝をすると夜寝ない?お昼寝の必要性や寝かしつけのコツを紹介

子どもがお昼寝をするから夜寝なくて困っている…こんなお悩みを抱えている方も多いのではないでしょうか。

お昼寝時間を短時間にしたくても、すぐに起こすと子どもが不機嫌になってしまうため、時間の調整も難しいものです。お昼寝は本当に必要なのか、夜しっかり寝かせるにはどうすればいいかなど、気になる点がいくつも出てくるかと思います。

この記事では、お昼寝の必要性と寝かしつけのコツを紹介します。
子供の成長を促しつつ、お昼寝と早寝を実現するための方法を解説するので、子どもの睡眠でお悩みの方はぜひ参考にしてください。

 

お昼寝は必要?

子どもの睡眠でお困りの方の多くが、お昼寝の必要性に疑問を感じているかと思います。子どもはお昼寝をした方がいいと聞くけれど、夜寝ないことを考えると、お昼寝をしないほういいのでは?と考えるでしょう。
ここでは、なぜお昼寝をした方がいいといわれているのか、その理由を解説します。

 

お昼寝が必要な理由

子どもの健康を維持し、健やかな成長を促すためにも、乳幼児期のお昼寝は欠かせません。
脳も体も未発達な子どもには、睡眠時に分泌されるメラトニンというホルモンが必要。メラトニンの分泌によって体の疲れを癒やしたり、筋肉の緊張を緩めたりすることができるため、適度な昼寝は子どもの健康につながるのです。

 

お昼寝が必要な年齢

お昼寝は3歳頃までする必要があり、年齢によって推奨される時間が異なります。自分の子どもにはどれくらいのお昼寝時間が必要かを見てみましょう。

  • 0歳:まとまった睡眠時間を確保できないので、何度も寝かせる必要がある
  • 1~2歳:まとまった睡眠時間を確保できる年齢なので、1日1~2時間程度のお昼寝をする
  • 3歳以上:子どもによってお昼寝の有無は異なるが、必要な場合は30分~1時間程度に留める

0歳児は生活リズムが整っておらず、まとまった睡眠時間を確保できないため、1日に何度も眠りにつきます。お腹が空いているときやおむつ替えのタイミング以外のほとんどの時間は眠って過ごすので、無理に起こす必要はありません。

1~2歳になると、まとまった睡眠時間を確保できるようになります。1日1~2時間程度のお昼寝であれば、夜もしっかり眠れるでしょう。生活リズムを整えるためにも、できるだけ決まった時間にお昼寝をさせることがおすすめです。

3歳以上になると、お昼寝なしで1日を過ごせる子どもも増えてきます。しかし、お昼寝の有無には個人差があるので、お昼寝をしないと不機嫌になってしまう子どもはお昼寝時間を設けましょう。長時間寝かせると夜の寝付きが悪くなるので、30分~1時間程度に留めることが大切です。

 

お昼寝をして夜寝ない…夜更かししても問題ない?

お昼寝をしなくて夜に元気になってしまうからといって、夜更かしさせるのはよくありません。
人は日光を浴びることで成果るリズムを整えられますが、日光を浴びる時間が少なくなると、自律神経が乱れ、夜に眠れなくなります。夜型の生活だとメラトニンの分泌量が下がるとされているので、できるだけ早寝を心がけることが大切です。

 

お昼寝をしても大丈夫!早寝のためのコツとは

お昼寝をしてしまうと夜寝ないけれど、昼寝なしでは子どもが不機嫌になってしまう…というジレンマに悩んでいる方も多いでしょう。昼寝をしても、早寝のコツを実践すれば夜もしっかり寝てくれるようになります。ここで早寝のコツを紹介するので、できることから始めてみましょう。

 

眠りに最適な環境を整える

子どもがすぐに入眠できるように、寝室の環境を整えてあげましょう。寝室の環境を整える際に考えたいのが、安全性・室温・光の3つです。3つのポイントに配慮することで、リラックスできる環境が整うため、眠りにつきやすくなります。

  • 安全性:赤ちゃんや子どもが安全に眠れる環境
  • 室温:快適に過ごせる環境
  • 光:寝室に光がなく、深い眠りにつける環境

赤ちゃんや子どもが安全に眠るには、布団やベッド周りの物に気を配らなければなりません。
たとえば、ベッドガードのないベッドに寝かせていると、寝返りを打った際に落下する恐れがあります。大人と一緒に寝ている場合は、スマホの充電ケーブルが首に巻きついて窒息する可能性があるため、物の配置をよく考えましょう。

寝相が悪く、就寝中にたくさん動いてしまう子どもも珍しくありません。物にぶつかって起きないよう、寝室にはできるだけ物を置かないことが大切です。大人と一緒に眠る場合は、充電ケーブルから子どもを遠ざけるようにしましょう。

朝までぐっすり眠るには、寝室の温度も重要です。
寒すぎず、暑すぎない快適な室温に調整すれば、暑さや寒さで目が覚めることもないでしょう。子どもは就寝時の体温が高いので、パジャマや扇風機、クーラーを活用することがおすすめです。扇風機とクーラーの風が長時間体に当たると、体が冷えてしまうため、風向きを調整しましょう。

寝室に光が入らないようにすることも大切です。
人は光を浴びると眠りにくくなるので、深い眠りについていても、光を浴びることで起きてしまいます。寝室を暗くするだけでなく、廊下から入ってくる電気の光も遮断しましょう。また、カーテンは遮光タイプにすることがおすすめです。遮光タイプであれば、朝日が差し込んでも寝室が暗く保たれるため、ぐっすり眠れます。

 

眠る場所を記憶させる

赤ちゃんの頃に意識させたいのが、眠る場所の記憶です。
赤ちゃんの頃は授乳時に眠ってしまうことが多いため、お母さんの腕のなかが眠る場所になるでしょう。しかし、長くその状態が続くと、お母さんの腕のなかでなければ寝付きにくくなるため、1歳頃から眠る場所を教えてあげることが大切です。

「ここがあなたの眠る場所だよ」と言葉で教えたり、うとうとしているタイミングでベッドや布団に連れていったりしてみましょう。最初は泣くかもしれませんが、眠る場所を認識すると、スムーズに入眠できるようになります。

 

生活リズムを整える

規則正しい生活を心がけ、毎日のリズムを作ることもおすすめです。
たとえば、朝は7時に起きて夜は9時に眠るなど、寝起きする時間を定めることで、子どもは眠りにつきやすくなります。生活リズムを整えることは健康にもつながるため、健やかな成長を促せるでしょう。

ただし、共働き世帯は規則正しい生活時間を確保することが難しいといえます。仕事を終えてから夜ご飯の支度やお風呂の準備、子どもの登園・登校準備をする必要があるため、どうしてもリズムが狂ってしまうからです。

帰宅後の家事が原因でリズムを整えられないとお悩みの方は、夜ご飯の準備時間を短縮することがおすすめ。
たとえば、食事の宅配サービスを使うことで、献立作成・買い物・準備時間が大幅に短縮されるので、生活にゆとりを持てます。帰宅後の負担も減らせるので、便利なサービスを活用してみましょう。

 

まとめ

お昼寝をしすぎて夜寝ないとお悩みの方は、昼寝時間の調整と就寝環境を整えることから始めてみましょう。
昼寝時間は必要最小限に留め、眠りにつきやすい環境を用意すれば、子どもはスムーズに眠りにつけます。睡眠に関するお悩みを解消できるだけでなく、子どもの健康も維持できるでしょう。

 

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