子どもが1人部屋を持つのはいつから?タイミングと成功の秘訣
子どもに1人部屋を与えるタイミングは、子育てにおける悩みの一つではないでしょうか。
子どもが自立心を育み成長していくために、自分だけの空間が必要となる時期は、いつかやって来ます。
しかしいざその時期が来たときに「今がベストなタイミングなのか分からない」と心配してしまう人もいるでしょう。
この記事では、子どもに1人部屋を与えるタイミングや方法、年齢の目安、メリット・デメリット、具体的なステップなどを解説しています。
子どもが安心して自分の部屋を持つために、「今から知っておきたい!」という方はぜひ参考にしてくださいね。
子どもに1人部屋を与えるのは何歳から?ベストなタイミグとは
子どもに1人部屋を与えるタイミングは、年齢や発達段階により異なります。
首都圏在住で子供部屋を与えているママ・パパを対象にしたアンケート調査では、7~8歳(小学校低学年)が37%と最も多い結果となっています。
PRTIMES「子ども部屋はいつから?首都圏在住のママ・パパ半数以上が7~8歳と回答!」
ちなみに我が家には小学高学年と低学年の子どもがいますが、2人ともまだ1人部屋はなく、いつもリビングで過ごしています。
しかし同級生の中には既に一人部屋で過ごしているという子もいるようで、各家庭によってさまざまだなというのが印象です。
家庭の状況や子どもの性格によっても変わってくるため、一概に「この時期」というのはなく、1人1人の発達段階に合わせることが適切なタイミングと言えるでしょう。
子どもが望んだときがベストタイミング
ある日突然「1人部屋が欲しい」と言われた経験がある人もいると思いますが、まさにそのときこそがベストタイミングです。
兄弟や友人がキッカケとなり、1人部屋が欲しいと考えるようになる子もいるでしょう。
わたしは子どもの頃、姉が先に1人部屋を使うようになったのを見てから急に自分自身も1人部屋が欲しくなったことを覚えています。
- 1人部屋が欲しいと言ってきた
- 自立心が芽生えてきた
- 自分の空間を求めるようになった
上記のような場合には、1人部屋を与えるタイミングと判断していいでしょう。
1人部屋を与えるメリットとデメリット
1人部屋で過ごすようになると、これまでの環境も変化します。
そして様々なメリットやデメリットがあります。
1人部屋を与えることで、どのようなメリットやデメリットが考えられるのか見ていきましょう。
デメリット:不安感や孤独感などのリスクがある
1人部屋で過ごすことで懸念されるデメリットは、次の通りです。
- 不安感や孤独感
- 親や兄弟とのコミュニケーションの減少
1人部屋で過ごすことで、特に夜間1人で寝ることに不安を感じる子どもも少なくありません。
これまで家族で一緒に寝て安心感を得ていたのに、急に1人で寝ることになれば、それは子どもにとって大きなストレスです。
またコミュニケーションが減少してしまうのもデメリットの一つ。
特に思春期になると、親との距離を置く傾向も強くなります。
もし1人部屋を与える場合は、不安感を持っていないかといった確認や、意識してコミュニケーションの時間を作るなどの対応が必要です。
メリット:自立心やプライバシーの確保ができること
1人部屋で過ごすことで得られるメリットは、次の通りです。
- 自立心が育まれる
- 集中して宿題や勉強ができる
- 子ども同士のケンカが減る
- プライバシーの確保ができる
自分の空間を持つことで、子どもは自立心を養います。
特に成長期の子どもにとって、自分だけのプライバシーが確保された空間はとても重要。
考えを整理したり集中して学習したりが可能となるのもメリットです。
わたしの友人は、子どもが1人部屋で過ごすようになってから兄弟でのケンカが減ったと言っていました。
一人で自由な時間や静かな時間を過ごすことで、家庭の中にあってもプライバシーの確保ができるのも1人部屋のメリットと言えるでしょう。
1人部屋を与えるときに考慮すべきポイント
ここからは、1人部屋を考える時期が来たときに、いくつか抑えておきたいポイントを紹介していきます。
考慮すべき点を知っていれば、その時期が来ても慌てずにすみますね。
それではさっそく見ていきましょう。
ポイント1:子どもの性格
大人も子どもも、人それぞれ個性があり性格もさまざまですね。
一人で過ごすのが好きな子どももいれば、誰かと一緒にいるのが好きな子どももいます。
子どもの性格により、1人部屋を与える時期も年齢も変わってきます。
1人で過ごすことに抵抗がない場合は、早い段階でも1人部屋で過ごすようになるかもしれません。
逆に1人で過ごすことに不安や抵抗がある場合はまだそのタイミングではないと判断したいところです。
無理のないタイミングは、まさに子どもそれぞれの性格によるでしょう。
ポイント2:家族のライフスタイルと家庭環境
共働きで両親の帰宅が遅い場合など子どもが1人で家にいる時間が長い場合は、その間リビングなどで過ごす時間も必然的に多くなるかと思います。
もともと1人でいる時間が長い場合は、1人部屋を与えることが子どものストレスになることも考えられます。
ちなみに我が家も共働きで帰宅時間が遅くなる時期もあり、子どもが1人きりで家で過ごす時間は長いほうです。
そのため、子どもの1人部屋はまだありません。
本人いわく、「1人で過ごすよりもリビングで家族と過ごすほうが安心する」とのこと。
1人部屋が欲しいと本人が望むまでは、あえて作る必要はないと感じています。
ちなみに子ども部屋の現状は、兄弟のおもちゃや荷物を置く部屋として使っています。
そういったご家庭も多いかもしれませんね。
レイアウトなど部屋作りのステップや注意点
1人部屋を与えるときのステップや注意点が気になる人もいると思います。
ここでは具体的なステップや注意点をご紹介していきます。
部屋作りのステップ
1人部屋を作る際のステップで大切なことは2つあります。
- 子どもと一緒に部屋を作る
- 安全性の確保をする
部屋で過ごすのは子どもです。
親の考えでレイアウトなどを考えるのもいいですが、できれば子どもと一緒に部屋を作りましょう。
1人部屋を希望する子どもは、自分だけの空間にこだわりたいという気持ちもあるはずです。
子どもの考えや気持ちを尊重しつつ、親目線でのアドバイスも取り入れながら部屋作りをすれば、両者ともに納得のいく部屋作りができるでしょう。
その際は、もしものときの導線など安全の確保も忘れずに。
新しい環境への適応をサポート
子どもが新しい環境で過ごす場所となる1人部屋。
サポートをしていく上で注意しておきたい点は次の2つです。
- 徐々に慣らしていく
- 安心感を与える
例えば、夜いきなり1人で寝るなどはせず、徐々に慣らしていくようにしましょう。
最初のうちは昼間だけ1人部屋で過ごし、夜は親と一緒に寝るなど段階を踏むのもおすすめ。
その他、モニターなどを設置するのもいいかもしれません。
わたしの友人は、子どもの希望により子ども部屋にモニターをつけています。
1人で子ども部屋にいても、リビングにいる親といつでも連絡ができるようなり、安心して過ごせるようになったそうです。
ただし、子どもが嫌がる場合は避けたほうがいいでしょう。
子どもの気持ちに寄り添いながらサポートするのが大切です。
まとめ
子どもに1人部屋を与えるにあたって、さまざまな視点から注目してみました。
1人部屋を与えることで得られるメリットやデメリットを理解し、子どもの性格や家庭の状況に応じた適切なタイミングなど、親として見極めていくことが大切ですね。
子どもが安心して自分の空間を持ち、その場所で過ごしていけるよう、わたしたち親はできるだけのサポートをし、寄り添っていけるといいですね。
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