子どもを守る!子育て世帯が今すぐ備えるべき防災対策と心のケア
日本は地震や台風など自然災害が頻発する国です。
中でも南海トラフ地震は今後30年以内に高い確率で発生するとされています。
先日も、宮崎県の日向灘にて震度6の地震が発生し「南海トラフ地震臨時情報(巨大地震注意報)」が発表されました。
災害が起きたとき、家族の安全や子どもたちの心身の健康を守ることは最も優先すべきことです。
日ごろからの備えや安全対策はとても重要ですが、実際にどのような備えが必要なのか、どこから手をつければ良いのか悩むことも多いと思います。
この記事では、子育て世帯が直面する災害リスクに焦点を当て、具体的な防災対策や災害時の心のケアの方法などについて詳しく解説します。
家族が少しでも安心して過ごせる環境を整えるために、今すぐできる対策を確認していきましょう。
子どもを守るための基本的な防災準備
近年、自然災害が頻発していますが、今後も続くことが総務省のデータから読み取ることができます。
災害時に備えるための基本的な準備は、命を守るために欠かせませんね。
特に子育て世帯では、子どもたちへのさまざまな備えが必要となってきます。
ここからは、基本的な防災準備について細かくチェックしていきましょう。
備蓄品のチェックリスト
まずは必要な備蓄品のチェックから。大人用の非常食や水だけでなく、子どもに必要なものも確保しておきましょう。
具体的な例としては、
- 非常食と飲料水
- 衣類やオムツ
- ミルクや哺乳瓶
子どもの好きな食べ物やアレルギー対応の非常食などを用意しておくと、災害時にとても重宝します。
衣類やオムツをあらかじめ準備しておくのもポイント。
ミルクを飲んでいる赤ちゃんがいる場合には、粉ミルクや哺乳瓶をプラスアルファで備えておくと、いざというときにも安心です。
わたしも子どもが2人いるため、服や下着などを災害バックに入れています。
子どもは成長が早く、洋服のサイズアウトもあっという間でチェックをし直すのは大変ですが、親子で定期的に行うことで災害に対する意識も高まるのでおすすめですよ。
避難場所の確認と家族での共有
避難場所は事前に確認し、家族全員で共有しておくことが大切です。
近隣の避難場所や安全に避難できるルートを確認し、家族間で話し合っておきましょう。
実際に足を運ぶとなおよしです。
子どもが学校や保育園などで自宅にいないときに、どのように合流するかも話し合っておくと安心ですね。
災害時の連絡手段
災害時には、電話回線が混雑して連絡が取れなくなることも考えられます。
緊急時にどのように連絡を取り合うかも話し合っておきましょう。
子どもが迷子になった場合に備え、連絡先を持たせたり覚えておいてもらったりすることも大切です。
我が家では、両親のスマホの番号を子どもに覚えてもらっています。
もしものときに連絡先を覚えておくと、いざというときにも安心ですね。
災害時に子どもが安心できる環境作り
いざ災害が起こってしまったときに、避難先で子どもが安心して過ごせる環境を整えることも大切ですね。
ここからは避難所での環境作りについてみていきましょう。
避難場所での子どもの居場所確保
避難場所はプライバシーの確保が難しいことも考えられ、布や段ボールなどでできる工夫にも限りがあります。
できる範囲で子どもが安心できるスペースを確保するとともに、お気に入りのおもちゃや絵本で落ち着いて過ごせるように配慮しましょう。
子どもに安心感を与える持ち物リスト
避難生活は長期的に続く可能性もあります。
子どもに安心感を与える具体的な持ち物リストとしては
- お気に入りのぬいぐるみ
- 普段から使っているブランケットや枕
- 子どもが好きなものや安心するもの
などがあります。普段から慣れ親しんでいるものを持っておくと安心です。
絵本や折り紙など、子どもが好きな遊びや時間を少しでも確保してあげられるよう、あらかじめ準備しておくといいですね。
家族でのルール作り
避難生活で子どもがパニックにならないよう、災害時の行動を普段から家族で話し合っておくこともやっておきたいことです。
災害時には必ず親や兄弟と手をつないで移動する、決められた場所に集まるなど、子どもが理解できるよう説明しておきましょう。
災害時における子どもの心のケア
災害はストレスや不安を引き起こし、大人も子どもも心身に大きな負担がかかります。
ここでは、子どもの心のケアのためにできることを見ていきましょう。
子どもの不安を和らげる方法
生活環境が急に変わると、子どもは普段以上に不安を感じてしまいます。
その際に大切なのは、親が冷静に対応をすること。
落ち着いた姿勢で子どもが感じる不安や恐れなどの話をしっかり聞くだけで、気持ちを落ち着かせることができます。
また、なるべく普段の生活リズムを保つようにするのも不安を和らげる一つの方法です。
避難後の心のケア
避難生活が長期化すれば、子どものストレスはさらに大きくなることが予想されます。
そうしたときは、気持ちや思いに寄り添いましょう。
子どもが辛いと感じるときは、無理にポジティブな考えにさせなくても大丈夫です。気持ちに賛同し、思いを共有し合うことでストレスからの負担も和らぐでしょう。
ときどき体を動かして、ストレス発散をするのも効果的ですね。
専門の支援サービスを利用
心理カウンセラーや地域の支援サービスを利用するのも、子どもが抱える心の負担を軽減することにつながります。
国土交通省の防災ポータルからは、被災者支援情報を確認できます。
さまざまな災害で被災された方のための、被災者専用ライン「よりそいホットライン」などもしものときに利用できるサービスの紹介もされているので、あらかじめ確認しておくといいかもしれません。
地域で提供されている支援サービスの情報を事前に把握しておくと、いざというときに慌てず対応できますね。
災害を乗り越えるために必要なのは家族の絆
大きな自然災害が起こったとき、困難を乗り越えるために必要なのはみんなで支え合うことです。
ここでは、普段からできる防災訓練や役割分担について見ていきましょう。
災害時の役割分担
災害時に役割分担を決めておくだけで、緊急時にもスムーズに行動できます。
一例ではありますが、
- パパは子どもの安全を確保する
- ママは備蓄品の準備をする
- 子どもは声を出し安否を知らせる
など、具体的な役割を分担しておくといいでしょう。
子どもに教える防災知識
災害が起こったとき、子どもにどう行動すべきかを教えておくことも重要です。
- 地震:机下に隠れるなどの確認
- 火災:避難経路の確認
など、各家庭でも訓練をして体験しておくと子どもも理解しやすくなります。
我が家も、地震のときの隠れ場所や火災の場合の避難経路を子どもと一緒に定期的に確認するようにしています。
その成果もあり、以前に緊急地震速報が出たときには、親が何も言わなくても迅速に行動できていました。
災害時の行動マニュアル
南海トラフを含め、自然災害が発生した際には冷静な判断や行動が求められます。
いざというときに慌てないために、日ごろから防災マニュアルを確認したり、独自に作成したりしておくのもおすすめです。
- 1.災害が発生したときに取るべき行動
- 2.避難所への移動手段や注意点
- 3.災害アプリやSNSの活用方法
いつ起こるか分からない災害が実際に起こったとき、家族全員が同じ場所にいるとは限りません。
もしものときに、家族との連絡手段について事前に話し合いをして決めておくことはとても大切なことですね。
また、避難所への移動についても津波のリスクがある場合はすぐに高台へ避難するなど日ごろから確認し合うことも忘れずに。
移動は車の渋滞や道路の損壊に注意する必要があるため、できるだけ徒歩で避難する、普段から災害アプリやSNSで対策方法や緊急情報を得る方法を理解しておくなど、できることを家族で共有しておくと安心ですね。
まとめ
災害はいつ発生するか分からないため、事前にしっかりと備えておくことが何より大切です。
そうすることで、子育て世帯が直面するリスクも軽減できるでしょう。
今回ご紹介した災害対策を参考に、まだ対策ができていないなと思う方はぜひ備えや準備を始めてみてください。
大切な人の命を守るために、できることを一つずつ進めていきましょう。
いざというときに備える、といっても
子育て中のお母さんお父さんにとって、忙しい毎日の中にも小さな「非常事態」が押し寄せてきます。
例えば、夏休みなどの長期休みに給食がない。お母さんが体調を崩してしまった。など
食事の準備もままならない事態になることが多々ありますよね。
そんなときは、思い切って作り置きの宅配サービスを頼ってみるのも手!
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災害時ガスや電気がとまってしまったときでも、調理せずすぐに食べられるのも嬉しいポイント。
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ぜひこの機会にお試しください。