【大量消費にも】保育園栄養士おすすめ!秋の味覚さつまいもで食育レシピ

実りの秋がやってきました!

中でも、甘くて食べやすいさつまいもは、子どもたちが大好きな秋の味覚の1つです。

もうすぐ芋掘りのイベントを控えている保育園や幼稚園もあるでしょう。

子どもが収穫したさつまいもを持ち帰ってきてくれたら、嬉しいですよね!

でも、掘りたてをすぐに食べてみたら全然甘くなかった・・・、大量で消費に困った・・・なんて経験をされた方もいるかもしれません。

今回は、さつまいもを甘くするための保存のコツや、たくさんあっても美味しく消費できるレシピなどをお伝えします。

子どもと一緒にできる簡単メニューなので、ぜひ親子で楽しんでみてください!

 

収穫したてのさつまいもを甘くする保存のコツ

収穫したてのさつまいもは、すぐに食べないで!

しばらくの間、涼しい場所で寝かせることで甘くなります。それは、さつまいもに含まれるたくさんのデンプンが、さつまいも自体が持つ酵素で分解されて麦芽糖に変わっていくからです。

まず、お庭やベランダの風通しの良い場所で、干して水分を飛ばします。さつまいも同士が重ならないように、新聞紙またはダンボールに乗せましょう。干す期間の目安は2~3日ほどです。

このとき、土が付いていても、水洗いしないように気をつけてください。さつまいもは水気に弱いため、濡らしてしまうと、カビや傷みの原因になってしまいます。

天日干しが終わったら、新聞紙など紙に包んで、室内の冷暗所で保存します。品種などにもよりますが、じっくり甘みが増してくるまで、2週間程度はみると良いでしょう。

大量のさつまいものストック技

さつまいもの長期保存には、キッチンペーパー、新聞紙の順で包んでから、ポリ袋に入れて常温保存が向いています。でも、高温多湿を嫌うさつまいも。おうちで温度と湿度をコントロールするのは、なかなか難しいですよね。

そこで、さつまいもが大量にあるときは、次に挙げる3つの方法のいずれかで冷凍保存しておくと便利です!

1.生のままカットして冷凍
2.加熱して冷凍
3.加熱後にマッシュして冷凍

1は、解凍後に加熱が必要です。まず、調理に使いやすい大きさにカットしてから、アク抜きのために水にさらします。その後しっかりと拭き取ってから、ジップ式の袋に入れて保存します。小さく切ったものを冷凍のまま炊飯器でお米と炊けば、さつまいもご飯も簡単に作れますよ!

2の加熱して冷凍する方法だと、解凍後すぐに食べられます。料理に使うのはもちろん、焼きいもを冷凍すれば、ひんやりアイス感覚で食べられるスイーツもできます!

さつまいもを加熱するときは、低めの温度(70度前後)でじっくり加熱すると、甘みを引き出すことができます。オーブンなら、よく洗ったさつまいもを、皮ごとアルミホイルで包み、160度で90分くらい加熱、しばらく予熱で温め続けてから取り出すと、しっとり感のある甘い焼きいもに仕上がります。

3の加熱後にマッシュして冷凍する方法は、解凍後にポタージュやコロッケなどの料理で使う場合に向いている保存方法です。茹でるよりも蒸したり焼いたりした方が、さつまいもの甘味を逃がしにくいです。

加熱してから潰したさつまいもを、ジップ式の袋に入れて冷凍します。この時、できるだけ平らになるように形を整えてから冷凍すると、解凍しやすくなりますよ!

1~3のいずれも、2週間から1ヶ月程度を目安に食べ切るようにしましょう。

ここからは、子どもと一緒に作れる、さつまいもを使った簡単レシピをご紹介します。

子どもと一緒に簡単メニュー「炊飯器で焼きいも風」

【材料】

・さつまいも 1~2本
・水

【作り方】
1.さつまいもをよく洗い、丸ごと(大きければカットしてから)炊飯器に入れる
2.さつまいもが浸るくらいの水を加えて、炊飯ボタンを押す
3.炊飯が終わったら、しばらくフタをしたまま置いておく
4.取り出したら完成!

さつまいもを洗ってから炊飯器のボタンを押すまで、子どもが担当できる工程ばかりのメニューです。
ただし、大きくてカットが必要な場合は、大人が担当する、または手を添えて一緒に行うなど、子どもの成長によって対応するようにしましょう。

そのままでも十分美味しいおやつになりますが、アレンジもしやすい「焼きいも風」。

これを使ったレシピを、2つご紹介します。

アレンジメニュー1「卵不使用スイートポテト」

【材料】
・「炊飯器で焼きいも風」
・牛乳(または豆乳)
・お好みの油

【作り方】
1.炊飯器で加熱したさつまいもは、熱いうちに皮をむく
2.ポリ袋に入れて、もみ潰す
3.牛乳(または豆乳)を少しずつ加える※
※ 手で成形できる硬さにするのがポイント!
4.油も加えて、好きな形に成形する
5.フライパンに油をひき、4を焼く
6.ほんのり焼き色が付いたら、完成

さつまいもを袋ごとモミモミしたり、好きな形に丸めたり、子どもと楽しく作れる1品です。

さつまいもに甘みが足りない場合は、お好みで甘味料を加えると良いでしょう。

甘酒やメープルシロップを選ぶと、風味もUPしますよ!

アレンジメニュー2「材料4つだけのポタージュ」

【材料】
・「炊飯器で焼きいも風」
・水
・牛乳(または豆乳)
・塩麹(または塩)

【作り方】
1.炊飯器で加熱したさつまいもは、熱いうちに皮をむく
2.ポリ袋に入れて、もみ潰す
3.鍋に2と水を入れて中火にかけ、ヘラでかき混ぜながらひと煮立ちさせる
4.塩麹(または塩)、牛乳(または豆乳)を加え、弱火で煮たら完成

少ない材料でさつまいもの甘さが味わえるスープです。さつまいもの味によっては、オリーブオイルをひと回しすると、コクがUPします。

ブレンダーを使うと、より滑らかになりますが、子どもと一緒に、さつまいもの塊を見つけながら食べるのも楽しいですよ!

まとめ

さつまいもは、ちょっとした保存の工夫とじっくり加熱で、甘みを最大限に引き出すことができます。

炊飯器を使う焼きいも風なら、アレンジ料理まで子どもと一緒に作りやすく、大量のさつまいもも、すぐに食べきってしまいますよ!

この秋、さつまいもの簡単調理を親子で楽しんでみてはいかがでしょうか。

 


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