炊飯器でもっと手軽に!時短で作れる野菜おかずレシピ
家事、育児、お仕事をされている方、ワンオペで奮闘されている方、毎日お疲れ様です。
子どもとの食卓に、野菜をもっと出したい!と思っても、皮をむいたり、切ったりするのは手間がかかるものですよね。
前回は、作り置きしやすいおかずのレシピをご紹介しましたが、今回は炊飯器を使って、より手軽に、時短で作れる野菜おかずについてお伝えします!
あと1品ほしいな、という時にも便利です。もちろん作り置きもできますよ!
<目次>
炊飯器での野菜調理は「丸ごと」が基本
今回ご紹介するのは、お米を炊きながら、野菜のおかずが作れる、炊飯器を使った野菜調理です。
ポイントは、次の3点です。
1.よく洗った野菜を、できるだけ切らずに丸ごと使う(皮が付いたままでもOK)
2.生よりも野菜が切りやすくなり、調理時間を短縮できる
3.水加減は、炊飯したいお米の量でOK(ただし、最大炊飯量の半分程度までにする)
よく、保育園を利用されているワーママさんや、ワンオペ中のママさんたちにも紹介しているのですが、「えっ!野菜を丸ごと入れちゃうんですか?」「お米と一緒でいいんですか?」と皆さん驚かれます。
丸ごと野菜を皮付きのまま、しかもお米と一緒に炊飯するなんて、ちょっと大雑把過ぎて、びっくりしますよね。
でも、美味しくて、時短になるというメリットがあるんです!
丸ごと加熱することで、野菜の甘さと旨味が、ぎゅっと閉じ込められるので、シンプルな調味料だけでも美味しいおかずになります。
なお、野菜と一緒に炊くお米と水の目安量は、その炊飯器で炊くことができる量の半分程度までです。
あまり多いと、野菜への火の通りが悪くなってしまうためです。
具体的には、3合炊きなら1.5合、5合炊きなら2.5合くらいまでを目安にしてください。
見た目もきれいに仕上げるには
お米と一緒に炊飯器に入れると、野菜によってはご飯粒が少しくっついたり、多少の色移りが生じたりすることがあります。
気になる方は、クッキングシートを使ってみてください。
野菜に巻きつけるように包んでから入れると、扱いやすくなりますよ!(上の写真参照)
また、ほうれん草やキャベツなどの葉物、もやしなどは、水分が出やすく、色も変わりやすいので、鍋または電子レンジを活用しましょう。
炊飯器で加熱するのに向いているのは、人参、ごぼう、かぼちゃ、じゃがいも、さつまいもなど、水分が少ない野菜です。
ここからは、具体的な野菜おかずのレシピを3つご紹介します。
炊飯器で「人参とごぼうの簡単ツナサラダ」
人参とごぼうをカットして、和えるだけのお手軽サラダ。
ツナとすりごまは、保育園の子どもたちも大好きな組み合わせです!
ごぼうは、加熱しても硬さが残りやすい野菜ですが、炊飯器を使うと軟らかくなります。ごぼう特有の繊維も気にならず、噛み切りやすくなるので、小さいお子様でも食べやすいですよ!
【材料】(作りやすい分量)
- ・人参 1本
- ・ごぼう 1本
- ・ツナ 1缶
- ・マヨネーズ 適量
- ・醤油 適量
- ・すりごま 適量
【作り方】
- 1.炊飯器に、炊飯したい分のお米と水をセットする
- 2.人参はよく洗って両端を切り落とし、ごぼうは泥を洗い流して1/2本程度にカットする
- 3.1に2の野菜をのせて、炊飯ボタンを押す
- 4.炊きあがったら、人参とごぼうを取り出し、粗熱(あらねつ)を取る
- 5.人参は皮をはがし、ごぼうと合わせて食べやすい大きさにカットする
- 6.5をボウルに入れて、ツナ缶、マヨネーズ、醤油、すりごまを和えたら、完成!
最後に和えるもの(和え衣)を、ごま油、醤油(または醤油こうじ)、砂糖(または甘酒)、すりごまに変えると、きんぴらごぼうが作れます!
炊飯器で「ほったらかしでできる!甘さ凝縮とろとろ蒸しなす」
包丁を使わない、かけるだけ、のせるだけの簡単おかずです!
なすは、皮の色、キュコキュコした食感から苦手な子もいると思います。でも、この蒸しなすは、口の中でとろけるほど軟らかいです。
「なすってこんなに甘かったっけ?」と思うほど、甘みが凝縮するので、なすを食べない子も、これだったら食べられるかもしれません。
【材料】(作りやすい分量)
- ・なす 2~3本
- ・かつお節 適量
- ・ポン酢 適量
【作り方】
- 1.炊飯器に炊飯用のお米と水をセットする
- 2.なすをよく洗って、ヘタの部分を切り落とす
- 3.1に2をのせて、炊飯ボタンを押す
- 4.炊きあがったら、なすを取り出し、粗熱(あらねつ)を取る
- 5.なすを手で裂きながら(※)お皿に盛り付けて、ポン酢とかつお節をかけたら、完成!
(写真は、昆布入りの、かつお節を使っています)
※ 皮もとろとろになりますが、皮が苦手な方は、取り除いてくださいね!
炊飯器で「かぼちゃとレーズンのサラダ」
デパ地下のお惣菜のような、かぼちゃのサラダです。
レーズンとヨーグルトで程よい甘みと酸味をプラスした、子どもにも食べやすい味付けです。
アレルギーの心配がなければ、くるみなどのナッツを加えるのもおすすめです!
【材料】(作りやすい分量)
- ・かぼちゃ 1/4個
- ・レーズン ひとつかみ
- ・塩こうじ 大1(または、塩、こしょうを適量)
- ・プレーンヨーグルト 大3
【作り方】
- 1.炊飯器に炊飯用のお米と水をセットする
- 2.かぼちゃをよく洗って、ヘタの部分を切り落とし、種はスプーンで取り除く
- 3.皮が上向きになるようにして(※)、かぼちゃを1にのせて、炊飯ボタンを押す
- 4.炊きあがったら、かぼちゃを取り出し、熱いうちにマッシュする
- 5.4をボウルに入れて、レーズン、塩こうじ、ヨーグルトを混ぜたら、完成!
(写真は、くるみも入っています)
※ かぼちゃが器のようになって水が溜まってしまうことがあります。皮を上にすると、実のくぼみに水が溜まるのを防げます。
まとめ
今回は、ごはんを炊いている間に同時進行できる、炊飯器を活用した野菜おかずについてご紹介しました。
多めに仕込んでおくと、作り置きおかずとしても重宝します。
ごはんと野菜おかずがあれば、メインは買ったものを温めるだけにするのも◎!
賢く手を抜きながら、子どもとの食事を楽しめるといいな、と思います。
作り置きを作っても、
「せっかく作ったのに食べてくれない」
「子どもの分だけ別で作るのが手間」といった声をよく聞きます。
食べてくれないと自分を責めてしまったり、「お母さんなんだから手作りしないといけない」という罪悪感を感じてしまうことも。
そんなときは、思い切って作り置きの宅配サービスを頼ってみるのも手!
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