【栄養士が考える】簡単!子どもが食べやすい!遠足用お弁当

秋は運動会や遠足など、保育園や幼稚園、小学校で、子どものイベントが多いシーズンです。
秋のイベントといえば、お弁当!
近年、小学校の運動会は、午前中のみで実施されたり、平日に開催されて給食が提供されたりするところも増えてきているようです。
でも、遠足では、おうちからお弁当を持っていくのが主流かと思います。
ここでは、子どもの遠足用のお弁当について、「作りやすさ」と「食べやすさ」に重点をおいて、栄養士の視点からお伝えします。

遠足のお弁当で重視したいポイント

ポイント1:子どもが食べやすい

遠足などのイベントでは、レジャーシートの上など、普段よりも食べづらい環境で食事することになりやすいもの。

そこでまずは、子どもにとって食べやすいかな?という視点で考えましょう。

主食はおにぎりやサンドイッチなどにして、おかずはピックや爪楊枝を使うと食べやすいですね!

 

ポイント2:時短、作りやすい

ただでさえ忙しい朝、お弁当に特別な時間をかけるなんて、大変ですよね。

朝の作業はできるだけ少なくできるよう、前日のうちに下準備をしておくと安心です。

当日は詰めるだけになっているのが一番ラクですが、作り置きが難しいおかずの場合は、1品だけ朝作る、と決めておくと良いと思います。

 

ポイント3:彩りと栄養バランスを意識

鮮やかなお弁当は、見ただけでワクワクしますよね!

例えば、おにぎりのお米は白、海苔は黒、というように、見た目から食材を下に書いた5色に分けてみます。

そして白、黒、赤、黄、緑のすべての色が入っていると、栄養バランスも取りやすくなります。

彩りが気になるときは、赤系、黄色系、緑系の3色を入れてみてださい。カラフルになりますよ!

お弁当に使いやすい食材例

赤系 人参、赤パプリカ、肉、鮭など
黃系 卵、さつまいも、かぼちゃ、チーズなど
緑系 ブロッコリー、ほうれん草、小松菜など
白系 米、パン、じゃがいもなど
黒系 海苔、ごま、黒豆など

ポイント4:衛生面に配慮

お弁当は、作ってから数時間後に食べるものなので、普段の食事以上に衛生面への配慮が必要になります。

食品は、水分、温度によって腐敗しやすいため、お弁当の中身は、しっかり加熱&冷ましてから詰めるのが基本です。

前日におかずを作ったり、冷凍食品を入れたりする場合も、当日の朝レンジなどを使って必ず一度加熱して、冷ましてから詰めるようにしましょう。

お弁当の衛生面に関しては、別の記事で詳しくまとめています。ぜひご参照ください!

ポイント5:ちょっとした工夫で、特別感を出す

おすすめなのが、「型を抜く」と「巻く」です。

保育園の給食でも、行事食などで型抜きした野菜を盛り付けることがあるのですが、「あ、見て!お星さま!」と型抜きした人参を探してニッコリ★子どもたちが喜ぶ反応が見られます。

野菜は、お米と一緒に炊飯器に入れて加熱するのがおすすめです。軟らかくなるので、力を入れなくてもすっと型が抜けて簡単です!

炊飯器で手軽にできるレシピについては、別の記事をご覧ください!

ここからは、遠足のお弁当向けおかずレシピをご紹介します。

レンジで簡単!食べやすい!くるくるチーズちくわ

スライスチーズを巻いたちくわのおかずです。

レンジで加熱するので、洗い物も少なく片付けやすいです!

【材料】(子ども1人分)

  • ちくわ1本
  • スライスチーズ1/2枚

【作り方】

  • 1.ちくわを縦半分に切る
  • 2.チーズを4等分に切る
  • 3.ちくわを広げ、チーズを乗せて、端からくるくると巻く
  • 4.爪楊枝を刺して止め、もう1個も同じように作って、2個まとめる
  • 5.レンジ500Wで30秒加熱し、冷まして完成

レンジでお手軽!卵焼き

卵焼き器もガスも使わないので、後片付けも楽ちんです!

【材料】(作りやすい分量)

  • 卵2個
  • めんつゆ小さじ1
  • 酢小さじ1/2

【道具】

  • 耐熱容器
  • 菜箸または泡だて器
  • ラップ大
  • 巻き簾(まきす)、または布巾

【作り方】

  • 1.耐熱容器に卵を割りほぐし、調味料を入れて混ぜる
  • 2.レンジ500Wで1分加熱し、一度取り出して、全体をかき混ぜる
  • 3.再びレンジ500Wで40秒ほど加熱して、卵の色が変わったことを確認できたら、巻き簾または布巾の上に広げたラップに中身を出す
  • 4.卵が熱いうちに、巻き簾または布巾で覆いながら、ラップをぎゅっと巻く
  • 5.冷めてきたら、ラップをはがして、食べやすい厚さにスライスする

 

茹でずに時短!ブロッコリーの蒸し煮

ブロッコリーは、少量の水と塩で、茹でずに蒸し煮にすると、色鮮やかに仕上がります。

水加減は焦げ付かない程度、フタ付きの鍋を使うのがポイントです!

【材料】(作りやすい分量)

  • ブロッコリー1株
  • 塩 2つまみくらい
  • 水 1/2カップ

【道具】

  • フタ付きの鍋
  • ザル

【作り方】

  • 1.ブロッコリーをよく洗い、茎と房に切り分ける
  • 2.茎は周りの硬い部分を削ぎ落とし、中心の軟らかい部分は食べやすい大きさにカットし、房の部分も食べやすい大きさにカットする
  • 3.鍋に茎の中心部分を入れ、塩、水を入れ、房を穂先が上になるように入れてフタをする
  • 4.中火で1分半ほど加熱したらフタを開け、火が通ったら、ザルに上げて冷ます

 

炊飯器で!蒸し人参&さつまいも

お米と一緒に炊飯器に入れて、炊飯するだけでできる、蒸し野菜です。

そのままでも野菜の甘みで食べられますが、お好みで味を付けても!

【材料】

  • 人参 好みの量
  • さつまいも 好みの量

【道具】

  • 炊飯器

【作り方】

  • 1.お米と炊飯に必要な水の準備が完了した炊飯器に、よく洗った人参、さつまいもを入れる
  • 2.炊飯ボタンを押す
  • 3.炊飯できたら、人参とさつまいもを取り出し、皮をむく
  • (包丁で食べやすい大きさにカットしてからでもOK)
  • 4.食べやすい大きさにカットする

 

まとめ

今回は、子どもが食べやすく、手間をかけずに簡単に作れる、遠足のお弁当についてお伝えしました。

衛生上、加熱して冷ましてから詰めるのが基本のお弁当。忙しい朝は、レンジを活用しながら、できるだけ慌てずに作れるといいですね。

楽しい遠足になりますように。

 

 

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